リクルートカードの特徴は年会費無料ながら還元率が高いという点です。本記事では、リクルートカードの利用方法からポイント活用術まで、気になる点を全てまとめました。
- リクルートカードの特徴や使い方
- リクルートカードを使った賢いポイ活
- リクルートカードのメリットやデメリット
目次
ポイント還元率でクレジットカードを選びたい人のMY BEST CHOICE
数あるクレジットカードの中でも、リクルートカードは「ポイント還元率が高い」といわれています。
どのお店で決済しても、リクルートカードのポイント還元率は1.2%です。1万円のお買い物で120円分のポイントが付与されるため、年間に100万円クレカ決済すれば1万2,000円分のポイントが貯まります。使うお店やサービスを特別意識しなくても一定のポイントを貯められる点は、クレカユーザーにとって非常に魅力的です。
とはいえ、カード利用者にとってはポイントの貯まりやすさとあわせてポイントの使いやすさも気になるものです。ポイントがたまっても「リクルート系列のサービスでしか使えないなら意味がない」と思う方もいるでしょう。
実はリクルートカードでは、貯めた「リクルートポイント」を、Pontaポイントやdポイントに交換して使えます。どちらのポイントも使えるお店やサービスが多いため、貯めたポイントを無駄なく使い切ることができるでしょう。
リクルートカードの基本スペック
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | ・通常時1.2% ・最大4.2% |
ポイント交換先 | Pontaポイントかdポイント |
カードの支払い日 | 毎月15日締め、翌日10日に指定の金融機関から引き落とし |
家族カードの作成 | ・18歳以上無料で発行可 ・JCBカードは8枚まで、Visaカードは19枚まで |
ETCカードの作成 | 無料で発行可 |
付帯保険 | ・旅行損害保険(国内旅行最高1,000万円/海外旅行最高2,000万円) ・ショッピング保険(国内・海外 年間200万円) |
国際ブランド | Mastercard、Visa、JCB |
キャンペーン | ・定期的にお得な入会キャンペーンを実施中 ・2021年12月現在はJCBブランドのリクルートカード入会+カード利用で最大6,000円分のポイントプレゼント |
リクルートカードの特徴
リクルートカードの主な特徴は以下の5つです。
この項目では、それぞれの特徴を詳しく解説していきましょう。
リクルートカードの年会費は永年無料
リクルートカードは、カードの発行手数料も年会費も無料です。カードの利用金額にかかわらず、2年目以降に年会費が発生することもありません。利用金額の制限がないこと、永年無料が約束されていることから、買い物金額を気にせず気軽にカードを作れます。
使っても使わなくても、まったく手数料が発生しない点は大きなメリットです。
リクルートカードはポイント還元率の高さが魅力
リクルートカードのポイントは以下の点が魅力です。
- ポイント還元率が一律で高く、ポイントを貯めやすい
- 1か月でポイントが加算される
- 貯めたポイントを使いやすい
それぞれ見ていきましょう。
ポイント還元率
リクルートカードはどこで買い物しても、どこのサービスを使っても最低1.2%のポイント還元率が約束されています。自社系列のサービスに限らず、「どこで使っても1.2%」のポイントを貯められるカードはなかなかありません。参考までに他社の流通系クレジットカードとポイント還元率を比較してみましょう。
<他社流通系クレジットカードのポイント還元率>
無料発行できる流通系クレジットカード | ポイント還元率 |
---|---|
リクルートカード | ・利用金額に対して通常時1.2%~リクルートサービス利用で4.2%のリクルートポイント ・還元率1.2%~4.2% |
イオンカードセレクト | ・通常時200円につき1ポイント~イオングループで2ポイントのWAONポイント ・還元率0.5% ~1% |
セブンカード・プラス | ・通常時200円につき1ポイント~加盟店利用で2ポイントのnanacoポイント ・還元率0.5%~1% |
ファミマTカード | ・通常時200円につき1ポイント~最大4ポイントのTポイント ・還元率0.5%~2% |
ローソンPontaプラス | ・通常時ローソン利用200円(税抜)ごとに2〜12Pontaポイント ・還元率1%~6% |
セゾンカードインターナショナル | ・通常時1,000円でAmazonギフト券5円相当のセゾン永久不滅ポイントが1ポイント ・還元率0.5% |
リクルートカードを除く他の流通系カードは、いずれも「特定のサービスや特定の店舗でクレカ決済すればポイント還元率が上がる」のが特徴です。決済する場所を絞らなければ、高いポイント還元を得られません。一方でリクルートカードは、通常時のポイント還元率が1.2%です。
特定の店舗やサービスに依存せず、スマホ料金からETCの利用料、光熱費、日用品の買い物まで、身の回りのさまざまな決済について全て1.2%のポイントが付与されます。「どこで使うか」を一切気にせずポイントを貯められるのがリクルートカードの魅力です。
ポイント加算のタイミング
リクルートカードのポイントが加算されるタイミングは、月に1回です。毎月15日までにカード会社に利用データが届いた料金に対して、翌月11日にポイントが加算(付与)されます。ポイントの加算対象は、リクルートカードを使った全てのカードショッピングです。ただし、以下の取引はポイントの加算対象にならないので気をつけましょう。
- ショッピングリボ払い手数料
- 分割払い手数料
- キャッシング1回払い(国内・海外)ご利用分
- キャッシングリボご利用分
- カード再発行手数料
- 遅延損害金
- 電子マネーチャージご利用分 ※一部の電子マネーチャージは加算対象になります
なお、2回払いの場合はふた月に分割してポイントが加算される点に留意してください。
交換できるポイントサービス
リクルートカードで貯めたポイントはPontaポイントかdポイントに交換でき、1ポイント=1円からお得に使えます。
いくらポイントが貯まりやすくても、ポイントを使えるサービスが限定的であればせっかくのポイント還元をうまく活用できません。その点、リクルートカードは交換先が汎用性の高い2大ポイントです。
・Pontaポイント:ローソンやau、ケンタッキーフライドチキンから高島屋まで幅広く使えます。さらに、ネット証券最大手のSBI証券でPontaポイントを使えるようになったことで、ポイント投資がより身近に体験できるようになりました。
・dポイント:ドコモ利用料金からセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなど複数のコンビニ、マクドナルド・モスバーガーといった大手飲食チェーンまで、幅広いお店やサービスで使えます。アップルストアやAmazon、メルカリといった利用者の多いサイト・サービスでも対応しているのが強みです。
貯めたポイントは、交換せずにリクルート系列のサービス(じゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティなど)に使うことも可能です。
リクルートカードは付帯保険が充実
リクルートカードは年会費無料でありながら、カードに付帯している保険も充実しています。付帯保険は旅行損害保険とショッピング保険です。それぞれ詳しく解説していきましょう。
旅行損害保険
リクルートカードには、旅行や出張のときに活躍する旅行損害保険が無料で付帯されています。旅行損害保険とは、旅行中のケガや持ち物の盗難、購入したお土産や商品の破損・盗難に対する補償が付いている保険のことです。リクルートカードの場合、旅行代金をカードで支払うことで以下の保険金額が適用されます。
<旅行損害保険の特徴>
Mastercard / Visa | JCB | |
---|---|---|
海外旅行 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
国内旅行 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
※詳細は各カード発行時の各社の案内をご覧ください。
補償内容はカードの国際ブランドによって異なりますが、例えばJCBの場合は以下のような補償を用意しています。
- 国内旅行傷害保険:旅行中の死亡・後遺障害に対して最高1,000万円
- 海外旅行傷害保険:旅行中の持ち物(携行品)の損害に対して20万円
旅行中の傷害による死亡・後遺障害 最高2,000万円
特に不安が多い海外旅行では盗難から傷害補償まで、さまざまな補償が用意されています。海外旅行の予定がある方は、事前にカード管理会社へ確認して付帯保険の内容を細かく確認しておきましょう。
ショッピング保険
リクルートカードにはショッピング保険も付帯されています。ショッピング保険とは、クレジットカードで購入した商品が万が一破損してしまったり、盗難被害にあってしまったりしたときの保障がある保険のことです。
リクルートカードで買い物時にカード決済すれば、購入日より90日間以下の保障が適用されます。
Mastercard / Visa | JCB | |
---|---|---|
保障額 | 年間200万円 | 年間200万円 |
※一般カードの場合
破損や盗難で保険金を請求する際は、商品購入時の売上票(お客様控え)が必要になるため、買い物の際の控えは自宅で90日間保管しておくことをおすすめします。
リクルートカードは家族カードでも同様のサービス
リクルートカードでは、無料で家族カードを発行できます。家族カードの特徴は以下のとおりです。
- 申し込める人:本カードの会員と生計を同一にする配偶者・親・18歳以上の子ども(高校生を除く)
- 家族カードの発行可能枚数:JCBカード8枚まで、Mastercard・Visaカードは19枚まで
- 家族カードのポイント:本カードと同様にポイントが付与され、本カードのポイントに合算できる
- 家族カードのサービス:本カードと同様のサービスが用意されている
家族カードがあれば、夫婦で別々にカードを利用してもポイントを合算で貯められます。利用明細も集約して管理できるため、家族間で散らばっている決済をひとまとめに管理したい方にもおすすめです。
リクルートカードにはお得な入会キャンペーンも
リクルートカードでは、定期的にお得な入会キャンペーンを実施しています。2021年12月現在実施しているキャンペーンは、JCBカード限定のキャンペーンです。全ての条件を満たせば合計6,000ポイントを得られます。入会キャンペーンの概要について、詳しく見ていきましょう。
新規入会で1,000ポイント!
リクルートカードでJCBブランドを選んで新規入会すれば、1,000円分のポイントが付与されます。
初めてリクルートカード(JCB)を発行・入会する人だけの期間限定ポイントです。ポイントはカード発行完了後、ログイン可能なマイページからすぐに受け取れるため、カードができたらすぐにポイントを確認しましょう。なおポイントの利用は、ポイント受取日の翌月末までです。
初めてのカード利用で1,000ポイント!
カード発行日の翌日から60日以内にリクルートカード(JCB)を初めて利用すれば、さらに期間限定ポイントが1,000円分付与されます。
こちらも初めて利用する方だけの期間限定・初回利用特典です。カードができたら、速やかにクレカ決済を利用しましょう。なおポイントの加算時期は初回カード支払い月の11日ごろで、付与されたポイントは翌月末までが利用期限です。
携帯電話料金の自動振替で4,000ポイント!
カード発行日の翌日から60日以内にリクルートカード(JCB)の自動振替で携帯電話料金を支払えば、さらに期間限定ポイントが4,000円分付与されます。
<対象となる携帯電話会社>
・NTTドコモ、au、softbank、Y!モバイル、ahamo、povo、LINEMO
ポイントの加算時期は携帯電話料金の初回決済月の11日ごろです。こちらも期間限定ポイントで、ポイント付与の翌月末までが有効期限となっているため、早めに使うようにしましょう。
また上記のとおり、対象となる携帯電話会社にはいわゆる格安SIM提供事業者(MVNO)が含まれていません。本特典を利用したい方は、携帯電話会社をよく確認のうえ、自動振替を設定してください。
リクルートカードの利用方法
ここでは、実際にリクルートカードを発行してからの具体的な利用方法をご案内します。
大前提として、カードの利用方法は選択する国際ブランド(VisaやJCBなど)によって異なります。ブランドが違えばカードの管理会社も違うため、問い合わせ先も変わってくる点に留意しておきましょう。
リクルートカードの締め日・引き落とし日
リクルートカードの利用金額の締め日は毎月15日、引き落とし日は翌月10日です。締め日も引き落としも月の半ばになるため、忘れずに残高を用意できるのがメリットです。クレジットカードの引き落とし日のおすすめタイミングについては、以下でも解説しているため参考にしてください。
カードの引き落とし日はいつがおすすめ?
クレジットカードの引き落とし日はカード会社によって違いますが、リクルートカードは15日締め10日引き落としとなっています。
10日引き落としのメリットは、月末に給与日がくる人にとって使いやすいことです。一般的な企業の給与日は25日が多いといわれていますが、月末に給与日が設定されているという人もいるでしょう。また企業勤めではないフリーランスの場合も、各企業からの支払いタイミングは月末というケースが少なくありません。
月末にお金が入る場合は、27日が引き落とし日だと残高不足になってしまう可能性があります。その点、リクルートカードは月半ばである10日に引き落とし日が設定されているため、家計管理の面でも使いやすくておすすめです。
リクルートカードで利用できる国際ブランド
リクルートカードで利用できる国際ブランドは、以下の3つです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
知名度・シェアが高いVisaに、ヨーロッパ方面での利用に強いMastercard、日本生まれのJCBと、誰もが知っている国際ブランドから好きなものを選べます。それぞれの国際ブランドについて、詳しく見ていきましょう。
Visa・Mastercard
リクルートカードのうち、VisaとMastercardカードは三菱UFJニコスが管理しています。どちらのブランドであっても、ポイント還元率や各種サービスの内容は変わりません。そのため、普段よく使っているサービスやサイトで使いやすいブランドを選ぶといいでしょう。
また、電子マネーをチャージすると、楽天EdyやSMARTICOCAにポイントが加算されます。
Visaは世界でもっとも利用者が多く、名実ともに世界№1の国際ブランドといわれています。世界中の国々で利用できるため、頻繁に海外旅行に行く方や海外
出張がある方は使いやすいのではないでしょうか。
一方でMastercardも、利用者の多いカードとして知られています。特にヨーロッパ圏での利用に強いとされているため、ビジネスや旅行でヨーロッパに訪れる機会の多い方に適しています。また、人気の高い大型スーパー「コストコ」で利用できる唯一の国際ブランドはMastercardです。コストコをよく利用される方にとっても、非常に使いやすいのではないでしょうか。
JCB
JCBは日本生まれかつ、日本で唯一の国際ブランドです。国内での利用については、VisaやMastercardと同様に幅広いお店で使えます。主に国内でのサービス・商品購入時の決済で使うのであれば、他のブランドと比べても遜色なく利用できるでしょう。
JCBについては期間限定キャンペーンが実施されています。2021年12月現在では、入会+利用+携帯電話料金決済で最大6,000ポイントを得ることができるため、少しでもポイントをお得にゲットしたい方にはおすすめです。
また、モバイル決済も可能ですので、かざすだけで簡単にお支払いが完了出来ます。
リクルートカードの支払い方法
リクルートカードでは、以下の中から支払い方法を選べるようになっています。
- ショッピング1回払い:15日締めで翌月10日に支払う、通常時の支払い方法。手数料無料
- ショッピング2回払い:15日締めで翌月10日と翌々月10日に分割して支払う方法。手数料無料
- ショッピング分割払い:3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回から選択可。
分割手数料がかかる - リボ払い:毎月10日に一定の元金に手数料を加えて支払う方法
- ボーナス1回払い:8月10日、1月10日に支払い可能
この他、一時的に現金が不足した際にはキャッシングサービスを利用できます。キャッシングについては以下の項で詳しく解説しましょう。
キャッシング方法は?
リクルートカードでは、一時的に現金を借入れできる「キャッシングサービス」も利用可能です。キャッシングの利用には、お持ちのクレジットカードと暗証番号が必要です。全国のコンビニから銀行、郵便局、駅や空港のATMで利用できるため、「今すぐ現金が必要」という際には便利なサービスでしょう。
なお、キャッシングサービスで借入れした金額はポイント加算の対象外となる点に注意が必要です。
限度額は?
リクルートカードを申し込むと、各国際ブランドの管理会社でキャッシングの利用枠を設定できます。ただし、クレジットカードの利用限度額は人によって異なり、一律にいくらと決められるものではありません。利用枠の設定には審査があるため、希望どおりに設定できない可能性もあることを覚えておきましょう。
また、キャッシングサービスの利用限度額は、貸金業法によって借入残高の借入残高は「他社のキャッシングサービスとあわせて年収の3分の1まで」と決まっています。
大前提として、キャッシングサービスは「お金を借りるサービス」のため、一定の利息が発生します。借入れしすぎると利息額が膨らみ、返済が難しくこともあるでしょう。キャッシングは困ったときの一時的な利用に限定し、常用しないように気をつけてください。
リクルートカードが対応しているスマホ決済
リクルートカードが提供している3つの国際ブランド(Visa、JCB、Mastercard)は、全てApplePayに対応しています。ApplePayに対応しているiPhone8以降の端末を持っていれば、お持ちのリクルートカードを登録してスマホ決済することが可能です。
JCBカードの場合は、GooglePayにも対応しています。スマホでのクイック決済を利用したい場合はJCBブランドが使いやすいでしょう。
リクルートカードのポイント活用術
リクルートカードのポイントは「どこで使っても高還元率であること」が特徴です。ここでは、実際にポイントを貯められる場所・サービスを詳しく紹介していきましょう。
リクルートカードはどこで使っても驚異の高還元率!
リクルートカードは、お店やサービスに関係なくどこでも1.2%のリクルートポイントが付きます。リクルートポイントはPontaポイントやdポイントに交換できるため、貯めやすさと使いやすさは他のクレジットカードに比べても魅力的ではないでしょうか。ここではリクルートカードで貯められるポイントについて、詳しく見ていきましょう。
公共料金・通信費などもポイント対象
リクルートカードは公共料金や通信費の支払いにも使えます。
水道やガス・電気に固定ネット回線やスマホは日々の生活に欠かせません。生活に直結するサービスの利用料金を全てリクルートカードで支払えば、ポイントを貯めやすくなります。例えば公共料金・通信費の支払いが毎月5万円ある場合、得られるポイントは600ポイントです。年間通じて利用すれば1年で7,200ポイントを獲得できます。
「そもそも、ショッピング自体そんなにしない」という方でも、日々の生活に直結する生活費の支払いをリクルートカードに変えれば、一定のポイントを無理なく得られるでしょう。
家族カードの獲得ポイントも合算
リクルートカードは無料で家族カードを発行できます。例えば妻が本カードを持っていて、夫や子どもが家族カードを発行して家族全員でカードを利用すれば、全員分の利用金額に対して1.2%のポイントが付くのです。
家族が獲得したポイントも本カードで合算できるため、家計管理をまとめてポイントをより貯めやすくできるでしょう。
リクルートのネットサービス利用ならさらに高還元!
リクルートカードの基本のポイント還元率は1.2%ですが、リクルート系列のサービスを利用すればさらに高いポイント還元があります。ここでは特にポイント還元率が高くなるネットサービスを紹介しましょう。
ポンパレモール
「ポンパレモール」はリクルートが提供するショッピングサイトです。ポンパレモール経由で買い物をすれば決済金額に対して3%のポイントが付き、決済をリクルートカードにすればさらに1.2%のポイントが付きます。つまり、ポンパレモールで買い物してカード決済すれば、合計4.2%のポイントを得られるのです。
ポンパレモールには、ファッション雑貨から飲食料、日用品、ゲームにおもちゃ、書籍に車・バイクの本体までが販売されています。取扱商品が幅広いため、買いたい物がある方はまずポンパレモールを覗いてみるといいでしょう。
じゃらん
リクルートが運営する旅行サイト「じゃらん」を通じて宿泊予約すると、決済方法にかかわらず2%のポイント還元を受けられます。決済方法をリクルートカードにすれば合計3.2%のポイントを貯められるため、旅行によく行く方には欠かせないサービスでしょう。
じゃらんの利用でおすすめの方法は、ホテルや旅館の宿泊だけではなく、宿泊と交通がセットになったプランを予約することです。飛行機やレンタカーなどの交通セットプランであれば利用金額も多くなるため、さらに多くのポイントを獲得できます。また、通常時は2%のところが10%ものポイントが付くプランが販売されていることがあります。
その他の提携サービス
美容室やネイルサロンの予約ができる「ホットペッパービューティ」や飲食店の予約ができる「ホットペッパーグルメ」もおすすめです。
ホットペッパービューティではサロンにネット予約・来店するだけで2%のポイントが付き、決済をリクルートカードにすれば合計3.2%のポイントがたまります。ホットペッパーグルメの場合は、ネット予約・来店するだけで人数×50ポイントがたまる仕組みです。飲食の決済をまとめてリクルートカードにすれば、さらに多くのポイントを得られるでしょう。
電子マネーチャージでもポイントが貯まる!
さらにポイントを増やす方法として、電子マネーチャージも有効です。実はリクルートカードのポイント加算では、電子マネーチャージは基本的には対象外です。ですが、以下の電子マネーであれば月間3万円までの利用分が加算対象となります。
<対象になる電子マネー>
【JCB】nanaco(ナナコ)、モバイルSuica
【Mastercard / Visa】 nanaco(ナナコ)、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA
対象になる電子マネーとならない電子マネーがあるため、確認のうえチャージしてポイントを賢くゲットしてください。
ETCカード利用でお得&便利!
無料で発行できるETCカードを利用して、ポイントを増やす方法もあります。ETCカードのスペックやメリットについて詳しく見ていきましょう。
リクルートカードのETCカードのスペック
Mastercard / Visa | JCB | |
---|---|---|
発行手数料 | 1,000円(税別) | 無料 |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 利用金額に対して1.2% | 利用金額に対して1.2% |
リクルートカードのETCカードはJCBであれば無料、MastercardやVisaの場合は1,000円で発行できます。年会費は無料なので気軽に発行でき、ETCのメリットを受けられるうえにポイント還元率が落ちることもありません。どの国際ブランドでも同じ特典を受けられるため、リクルートカードを申し込む際はあわせてETCカードも申し込むといいでしょう。
リクルートカードのETCカードのメリット
ETCカードには、ポイント以外にも以下のようなメリットがあります。
- 有料道路でスムーズに通過できるETCレーンを利用できる(ETCシステムの利用には専用カードと車載器が必要)
- 通行料金の支払い額に応じてETCマイレージサービスを利用できる
車に車載器があれば、リクルートカードのETCカードを使ってETCシステムを使えるようになります。支払い金額に応じてマイレージが貯まり、貯まったマイレージを無料通行分と交換できる「ETCマイレージサービス」も利用できます。高速道路の利用が多い方は、是非活用してください。
リクルートカードとよく似たカードの比較
ここでは、リクルートカードと似ているスペックのカードを以下にまとめました。
よく似たカードとの比較表
リクルートカード |
JCB CARD W |
|
入会資格 | 18歳以上 | 18歳~39歳限定 |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント | リクルートポイント (交換可能) | Oki Dokiポイント (交換可能) |
ポイント還元率 | ・通常時、利用金額に応じて1.2% ・最大4.2% | ・通常時、1,000円ごとに2ポイント (dポイントへの交換なら0.8% ) ・提携店の利用で最大1,000円につき20ポイント ※還元率は交換ポイントによって変動 |
ポイント交換・利用先 | Pontaポイントかdポイント | dポイント、楽天ポイント、nanacポイントなど |
カードの支払い日 | 毎月15日締め、翌日10日払い | 毎月15日締め、翌日10日払い |
家族カードの作成 | 無料で発行可 | 無料で発行可 |
ETCカードの作成 | 無料で発行可 | 無料で発行可 |
付帯保険 | ・旅行損害保険(国内旅行最高1,000万円/海外旅行最高2,000万円) ・ショッピング保険(国内・海外 年間最高200万円) | ・旅行傷害保険(国内旅行なし/海外旅行最高2,000万円) ・ショッピング保険 (国内なし/海外最高100万円) |
国際ブランド | Mastercard、Visa、JCB | JCB |
※2021年12月現在
18歳~39歳入会限定の「JCB CARD W」は提携店の利用によるポイント還元が高く、スターバックスやマクドナルド(モバイルオーダー限定)を使えば通常時の10倍から20倍ものポイントが付与されます。
一方、リクルートカードは利用するお店に限らず一定のポイント還元率が保たれています。カード付帯保険では国内外の損害・傷害補償とショッピング保障が対象です。「いつでもどこでも高い還元率」や「充実した付帯保険」を希望するのであれば、リクルートカードは十分ハイスペックなカードといえるでしょう。
リクルートカードにデメリットはある?
リクルートカードには以下のデメリットもあります。
- リクルートカードのページで利用明細を確認できない
- リクルートポイント自体は使いにくい
- ショッピング金額が少なければ得られるメリットも少ない
どのデメリットも些細なもので、取り立てて欠点というほどではないかもしれません。とはいえ、カード申し込み前にできる限りデメリットを知っておきたい人もいるでしょう。それぞれ詳しく解説していきます。
リクルートカードのページからは利用明細が確認できない
リクルートカードの発行はリクルートカードのサイト・ページで行いますが、実際のクレジットカード業務を引き受けるのは各国際ブランドの管理会社です。
VisaとMastercardであればMUFGカードの会員サイト、JCBであればJCBの会員サイトで利用明細を確認する必要があります。管理会社が異なることを理解して申し込めば、その他は普通のクレジットカードと変わりありません。
ただし、知らずに申し込むと肝心の利用明細の確認で混乱してしまうことも考えられるため、管理会社が異なる点はよく理解しておきましょう。
貯めたリクルートポイントが使いづらい
人によっては、リクルートカードで貯められる「リクルートポイント」を使いにくいと思うかもしれません。しかしリクルートポイントは汎用性の高いポイントに交換でき、リクルート関連サービスもさまざまあるため、何かと使い道はあります。それぞれ解説していきましょう。
ポイント交換で提携店・加盟店での支払いに利用
リクルートカードはdポイントかPontaポイントに1ポイント1円から交換できます。
交換レートが下がるわけではなく、1ポイント1円から交換できるため非常に使いやすいでしょう。いずれのポイントも汎用性が高く、コンビニから種々の飲食チェーン、ドラッグストアまで全国のお店やサービスで使えるため、リクルートポイントが不要な方は交換して使うのがおすすめです。
リクルート関連サービスの支払いに活用
「リクルートポイントなんて知らない、使いにくそう」と思うかもしれませんが、実はリクルート系列のサービスや店舗は非常に充実しています。
大手旅行サイトの「じゃらん」や美容院予約のホットペッパービューティ、飲食店予約のホットペッパーグルメに大型ショッピングサイトのポンパレモールもリクルート系列です。美容院の予約時にリクルートポイントの利用を指定すれば、美容院のカットやカラー料金を割引することもできます。探してみると、便利に使えるサービスが見つかるかもしれません。
ショッピング金額が少ない場合はメリットが少ないケースも
リクルートカードの最大の特徴は、どんなときでも高いポイント還元率です。しかし裏を返せば、クレジットカードの決済金額が少なければポイント付与が少ないため、メリットを実感しにくいといえます。
ポイント還元率を目当てにリクルートカードへの切り替えを考えている場合は、身の周りの買い物やサービス利用料金の決済を全てリクルートカードにまとめ、決済金額を増やすと効果を実感できるでしょう。
リクルートカード利用時のよくある失敗
ここでは、リクルートカード利用時に考えられる失敗事例をまとめました。
限度額をオーバーして利用してしまった
リクルートカードを含む全てのクレジットカードには、決済で利用できる金額の上限額=利用限度額が設定されています。
利用限度額を超える決済をすれば、次の引き落としが行われるまでクレジットカードの利用はできません。もし限度額オーバーとなった後に、電話料金や光熱費の決済予定があってもカードが使えないため、生活に必要な費用の支払いができなくなることもあるでしょう。
リクルートカードの場合、利用限度額の回復は毎月10日の引き落とし後に回復します。残高が多い方は、各カードの管理会社(JCBならJCB、VisaとMastercardはMUFG)へ連絡し、貯まった金額を支払うまとめ払い(繰り上げ返済)を利用できます。こうした方法で対処しつつ、それでも頻繁にオーバーしてしまう際には利用限度額の見直しを検討しましょう。
限度額を越えただけでは支障はありませんが、支払いが滞ってしまうと、クレジットヒストリーに傷が付いてしまい、クレジットカードの利用が出来なくなる可能性もありますので、ご注意ください。
自動リボに申し込んで一括払いができなくなってしまった
自動リボとは、クレジットカードの支払いを全てリボ払いにする設定です。
リクルートカードでも自動リボの設定は可能ですが、一度設定するとご自身で解除するまでリボ払いが続きます。そのためショッピングサイトや店舗での買い物時に「一括払い」を選択しても、カード決済時には全てリボ払いに置き換わることになるのです。利用金額が多い月にはリボ払いによる手数料(利息)が発生するため、うまくコントロールして利用しなければなりません。
システムをよく知らずに自動リボを申し込んでしまった方や、一度は申し込んだが月によっては一括払いを選択したい方は、お使いのカード管理会社サイトで自動リボ設定を解除しましょう。
なお、自動リボ設定を解除しても支払い残高が残っている場合は、リボ払いでの支払いが続きます。いずれの国際ブランドでもまとめ払い(繰り上げ返済)の対応があるため、残高が多い方は一度問い合わせてみましょう。
リクルートカードを発行するには?
ここでは、リクルートカードを発行するまでの手順を解説していきます。
申し込み方法
申し込む際の手順は以下のとおりです。
- 申し込みに必要な情報を準備する
- リクルートIDを持っていない人はIDを取得する
- カードの国際ブランドを選ぶ
- カードの申し込み情報を登録する
それぞれ詳しく解説していきます。
申し込みに必要な情報を準備する
リクルートカードの申し込みには、以下の情報が必要です。
- 本人確認情報:名前、住所、生年月日、職業など
- 仕事の情報:勤務先の所在地、電話番号、資本金、年収、入社年月など
- 支払い口座の情報:オンライン口座振替サービスを利用する際は、支払い先に指定する口座情報
特に勤務先の情報は、事前に確認しておかないと入力時にわからず、調べる手間がかかってしまいます。入力をスムーズに終わらせるためにも、事前に確認しておくといいでしょう。
リクルートIDを取得する
リクルートIDとは、リクルート系列のさまざまなサービスで利用できるIDのことです。リクルートIDを持っていない方がリクルートカードを申し込む場合は、事前にIDを取得する必要があります。
旅行サイトのじゃらんや飲食店予約サイトのホットペッパーグルメ、美容院予約サイトのホットペッパービューティにリクナビ系の各種転職サイトまで、リクルート系列のサイトは多岐にわたります。いずれかのサイトの利用経験がある方であれば、知らないうちにリクルートIDを取得している可能性もあるでしょう。
過去にリクルート系列のサイト利用経験がある場合は、IDについて確認してみてください。また、IDがなくても無料ですぐに登録・取得できます。公式HPから「カードのお申込みはこちら」をクリックし、新規会員登録ページへ進んでください。
国際ブランドを選ぶ
リクルートIDを取得したら、申し込みページでIDを入力してログインし、カードの国際ブランドを選択します。
国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBの中から選べます。本記事の「リクルートカードで利用できる国際ブランド」の項目を参考に、使いやすい国際ブランドを選んでください。
なお、2021年12月現在、入会キャンペーンを実施しているのは日本ブランドであるJCBのみです。
カード申し込み情報を登録する
国際ブランドを登録したら、カードの申し込み情報を入力していきます。カードの利用規約をよく確認したうえで、先述した本人確認情報・仕事の情報・支払い口座の情報を正確に入力しましょう。
一般的に、クレジットカードの申し込みで入力間違いが多い方は審査に影響はあるといわれています。リクルートカードの審査がどのように行われるかは公開されていませんが、極力間違いがないのにこしたことはありません。事前に調べたうえで、しっかり入力してください。
審査基準
リクルートカードの申し込みにおいて、カードの審査基準がどうなっているのかは気になるポイントです。しかし、クレジットカード各社の審査基準は非公開です。
とはいえリクルートカードでは「申し込み資格」や「申し込み対象」といった申し込み要件が公開されているため、審査基準の参考にできるのではないでしょうか。ここでは国際ブランド別の申し込み要件を紹介していきましょう。
Visa・Mastercard
VisaとMastercardブランドのリクルートカードの申し込み資格は、以下のとおりです。
- 18歳以上
- 安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)
※未成年者は親権者の同意が必要
上記に加えて、申し込みの際は反社会的勢力でないことを表明する必要があります。
JCB
JCBブランドのリクルートカードの申し込み対象者は、以下のとおりです。
- 18歳以上
- 本人または配偶者に安定した継続収入がある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く
※一部申し込めない学校があるため留意すること
上記に加えて、申し込みの際は反社会的勢力でないことを表明する必要があります。
ポイント高還元率のリクルートカードを上手に活用しましょう
リクルートカードはポイントの貯めやすさ・使いやすさが魅力のクレジットカードです。
どんな場所・物・サービスであっても最低1.2%のポイントを得られるうえ、たまったポイントは汎用性の高いPontaやdポイントに交換できます。身の回りの決済を全てリクルートカードに変えれば、加速度的にポイントを貯められるでしょう。さらにカード発行・年会費は永年無料で、付帯保険や家族カード・ETCカード発行といったサービスも充実しています。
「ポイント還元率が高いクレジットカードが良いけれど、利用する場所によってポイント付与率が変わるのはややこしい」と考えている方にとっては、仕組みがシンプルで使いやすいリクルートカードがおすすめです。
リクルートカードに関するQ&A
ここではリクルートカードに関する、よくあるQ&Aをまとめました。
リクルートがおすすめの人の特徴は?
- クレジットカードを使う場所・サービス・商品に偏りがなく、さまざまな場面でカード決済する機会が多い方
- あらゆるカード決済をまとめて管理したい方
- 「どこで使えばポイントがお得に付くのか」を考えたくない方
リクルートカードは、どこでどう使っても1.2%のポイントが付きます。携帯電話料金も水道光熱費もネットショッピング料金も全て1.2%で、リクルート系列のサービスであれば最大4.2%のポイントを得ることができます。日常のあらゆる決済をまとめて管理でき、ポイント還元率を気にせずカード決済できるため、カード管理が面倒な方にも適しているでしょう。
リクルートカードはなぜお得?
カードを使う場所・サービス・商品に限らず、どこで使った料金でも同じようにポイントが付くからお得です。ポイントの付与条件は「利用金額合計に対して付与」となっており、「最低1,000円の利用金額に対して」といった条件はありません。ポイントを使うときも1ポイント=1円からとなっているため、漏れなく貯められて、漏れなく使えます。
少しでもポイントをお得に獲得して使いたい方にとっては、非常にお得なクレジットカードです。
リクルートカードで貯めたポイントはどのように使える?
リクルートカードで貯められる通常ポイントは、リクルートポイントです。リクルートポイントはリクルート系列のサービスで利用できます。旅行サイト「じゃらん」で予約した旅行の宿泊料金に使ったり、美容院予約サイト「ホットペッパービューティ」で予約した美容院でのカット代に使ったりできます。
また、リクルートポイントは汎用性の高いPontaポイントやdポイントに1ポイント1円から交換できます。交換時に「100ポイントから」といった条件もないため、貯めたポイントを気軽に使うことができます。
リクルートカードのメリットは?
リクルートカードのメリットは以下のとおりです。
- どこで利用しても高いポイント還元率:最低1.2%~リクルート系列サイトなら最大4.2%
- ポイント交換先はPontaかdポイント
- カード付帯保険が充実している:国内外の旅行損害保険&ショッピング保険
- 年会費は永年無料
- 家族カードやETCカードを無料で発行&ポイントを合算できる
- お得な入会キャンペーンも実施している
特筆すべきメリットは、ポイントの貯めやすさ・使いやすさです。シンプルでわかりやすいポイント制度のため、ストレスなくどこでも使えるのではないでしょうか。
リクルートカードのデメリットは?
リクルートカードのデメリットは以下のとおりです。
・利用明細の確認など、カードの管理はリクルートではなくカード管理会社になる
・リクルートポイントのままではポイントを使いづらい
・ショッピング金額が少なければポイント付与も少なくなるため、メリットを感じにくいかもしれない
いずれもデメリットというほどではなく、対処法があります。利用明細については、事前に理解しておけば各カード管理会社のページで確認できるため、大きな問題ではないでしょう。またリクルートポイントは、Pontaかdポイントへの交換によって使いやすくできます。
3つめのショッピング金額の少なさは、生活費をカード決済に切り替えれば解消できます。水道光熱費やスマホの料金など、日々の生活に欠かせない費用をできる限りリクルートカード決済に集約させると良いでしょう。
リクルートカードの申し込み方法は?
リクルートカードの申し込みは、Web上の申し込みページで簡単にできます。
申し込みにはリクルートIDが必要ですが、IDの取得もWebページで簡単にできます。オンラインでリクルートIDを入力・ログインして使う国際ブランドを選び、必要情報を入力すればカード会社の審査へ進みます。審査が完了すれば手元にカードが届き、届いた時点から利用可能です。