代表メッセージ

代表メッセージ

水島育大

株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

コロナ禍における新しい生活様式が始まり、2年が経とうとしています。足元では新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着きを見せ、緊急事態宣言が解除された事により、実体経済の回復に期待が持てる一方、変異株の出現による感染症再拡大の懸念や世界的な半導体不足もあり、引き続き先行き不透明な経済の中、コマース事業では最大の商戦の一つである新型iPhone商戦を迎えました。

・iFace“Reflection”における新色「ペールブルー」の発売等市場トレンドを捉えた商品開発
・端末発売日に投入する新商品数を最大化
・端末発売前後に数多くの新商品プレスを配信し「認知➡送客」を実現
・期初計画に則った新シリーズ(Look in Clear, Cardina)を導入
・事前に機種ごとの売上/販売予測を見ながら欠品/過剰にならないよう在庫コントロール

昨年と比べ総合的に対応力が大きく上がり、年に1回の大きな商戦をしっかりとものに出来たと思います。販路毎では、EC販売ではiFaceはブランド力(認知度・リピート率)の高さから指名買いを受け、競合と比較しても好調に推移しており、市場内での存在感をさらに高めています。また卸売では継続的なキャリア向け販売実績により、新たなキャリア販路での販売拡大に繋がり売上を大きく伸ばすことができました。
そしてこれから来るクリスマス商戦、新生活需要商戦に対してもしっかりと結果を出せるよう取り組んで行きたいと思います。
 海外事業では、EC販売に関する組織力強化により、音楽玩具におけるEC販売が引き続き好調に推移したことに加え、再開する同国経済活動の影響によりリテイラーからの注文が増加しています。また、商品企画の組織力も強化できたことから、iFaceもキャラクター展開を行うことにより売上を伸ばすことができており、海外事業全体で、前年同期比63%増と大きく伸ばす事ができました。海外事業も引き続き注力し、拡大させて行きたいと思います。


プラットフォーム事業における中心的なサービスであるネクストエンジンは、総契約社数は2021年9月時点で5,000社を突破し、当第2四半期末では5,093社(前年同四半期比17.1%増)まで成長することができました。2008年のサービス開始以来、自社ネットショップ運営の強みを活かした機能開発によって、ECバックオフィスの業務効率化・自動化を追求してきました。2013年には公開したAPIによりプラットフォーム化を実現し、2018年からはさらなる事業成長に向けてネクストエンジンの運営リソースをより重要なカスタマーサクセス活動へシフトさせるべく、コールセンターのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)へ先行投資し、現在ではインハウスでのコールセンター運営以上の対応品質を提供するまでに至っております。
 Hameeコンサルティング株式会社においては、大口顧客からのコンサルティングによる売上を引き続き拡大し、大きく収益を伸ばすことができました。また、ECサイトの運営代行や制作・リニューアルの受注も増加していることから、2021年11月より新しく専門部署を設立し、新たな事業の柱とするべく取り組んでいきます。


新規事業においては、ふるさと納税支援サービスが、自治体のポータルサイトのコンバージョンや改修、広告製作等のフロントサイドに関するニーズに対してサービスを拡張しており、当第2四半期連結会計期間における寄付額は前年同四半期比53.4%増と取扱を大きく伸ばしています。引き続き、当社のEC運営の強みを活かしながら、ネクストエンジンの活用による業務効率化を合わせた事業拡大を目指します。また「Hamic POCKET(はみっくポケット)」につきましては、従来品より充電機能を大幅に改善した「Hamic POCKET L」のリリースを予定しております。今後もユーザーとのコミュニケーションを深めながら課題検証を進め、PMF達成を目指していきます。

【中期経営ビジョンについて】

当社グループは中期経営ビジョン「Hamee Infinity Strategy」を掲げており、既存事業で獲得した経営資源(ケイパビリティ)をダイナミックに活用し顧客体験価値追求のためのビジネスモデル転換(フローからストックへ)にチャレンジしています。

to Business(プラットフォーム)事業ビジョン

プラットフォーム事業で獲得した経営資源であるシステム開発と運用のノウハウ、ネクストエンジンに蓄積された膨大なデータを分析することで得られた知見やIoT機器開発ノウハウ等を最大限に活用し、テクノロジーとデータで顧客サクセスを追求いたします。 このビジョンに基づき、ネクストエンジン顧客企業の売上UPを自動化するサービスとして、「レコメンドメール自動配信アプリ」をリリースしておりますが、そのアプリの技術や、ネクストエンジンサービスの提供によって蓄積されたノウハウを活用し、EC事業者のメルマガ運用をAIにより自動化するアプリ「manekine(マネキネ)」を開発し、リリースしております。 また、ネクストエンジン顧客企業に限らず、世の中に存在する大量の滞留在庫を減らし、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」を果たしてサステナビリティを体現するソリューション「RUKAMO」をリリースしております。また、滞留在庫に新たな価値を生み出し、流通を促す取り組みである「アップサイクル」企画を始めたほか、ネットショップの廃棄物ゼロを目指す「RUKAMOゼロプロジェクト」を立ち上げるなど、社会課題の解決に取り組んでまいります。

to Consumer(コマース)事業ビジョン

コマース事業で獲得した経営資源である商品企画とデザインのノウハウ、量産体制と物流の整備、ECによる小売と卸販売の二つの販売チャネルを活用し、プロダクトとデータで顧客に新体験を提供してまいります。 このビジョンに基づき、年間300万個を超える主力のスマホケースiFaceシリーズと親和性が高い、スマホ破損時の安心をお届けする「スマホ保険」や「iFaceアプリ」をリリースしています。これらは、モノを売るだけでない、体験という新たな価値をユーザーに提供する上で重要な、ユーザーとの持続的な接点、“つながり” を作っていく取り組みです。また、スマホケースとは異なるカテゴリにおいても、iFaceユーザー層と、これまでよりも一層頻繁で直接的な ‟つながり” を形成すべく、コスメ事業にも取り組んでおります。今後もユーザーとの継続的な接点確保、顧客満足度向上等を目指し、コマース事業のDXを推進してまいります。

その他にも、2021年2月26日に「Hamic POCKET」を専用サイトで発売を開始しました。「Hamic POCKET」は、親が“あんしん”、お子様が “たのしい” 、そして本格的なスマホデビュー前のお子様のIT・スマホリテラシー向上を実現に資するものです。

以上の取り組みにより、プラットフォーム事業においてはテクノロジーとデータでカスタマーサクセスを追及し、コマース事業においてはプロダクトとデータで新体験を提供することで、顧客体験価値追及のためのビジネスモデル転換(フローからストックへ)にチャレンジしてまいります。 その過程において、EC業界の自動化を推進することで、EC業界に携わる全ての人々の仕事が、よりクリエイティブな領域へシフトするような環境を提供し、テクノロジー企業グループとしてEC業界全体の成長に貢献してまいります。

【2022年4月期の見通し】

新型コロナウイルス感染症拡大の影響は長期化する事が考えられ、2022年4月期においてもその影響は継続すると考えられます。このような環境のもと、事業展開を更に加速させ、継続的な進化成長を目指すべく、“One for 「X(Transformation)」”を全社Objectiveとして、当社が目指す様々なX(Digital Transformation, Corporate Transformation, Sustainable Transformation等)に向けて一丸となり、中期経営計画を達成すべく取り組んでいきます。


プラットフォーム事業は、ネクストエンジンの中期経営計画目標値である5,500社超達成に向けて、定型業務のデジタル化推進とアナログコミュニケーションの深耕、運用習熟度を高める為のウェビナー開催等、カスタマーサクセス活動を継続的に強化します。また、Hameeコンサルティングによる設定代行をスタートする等、グループリソースを積極的に活用し、シナジー効果の最大化を目指します。さらに、顧客の売上自動化を実現する「レコメンドメール自動配信アプリ」の有料化、ビジネスパートナー、各種連携サービスとの相互送客、その他新施策により、アップセルに挑戦していきます。


コマース事業は、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、実店舗における消費水準は拡大前には戻らず、リアル(卸売)は2021年4月期と概ね同程度の業績を予想しています。一方小売においては、国内EC市場は当連結会計年度ほどではないものの引き続き拡大傾向であり、業績は持続的に向上すると予想しています。また、既存の経営資源を活かした新規事業展開を加速し、ゲーミングモニター市場、コスメ市場への事業拡張に挑戦していきます。さらに、継続的に事業を展開する上で必要不可欠なSX(Sustainable Transformation)を推進するべく、新たなサステナブルプログラムを順次推進していきます。


新規事業は、「ふるさと納税支援サービス」においては、営業人員増強による新規自治体獲得を加速させ、またWEBデザイナー人員強化により既存契約自治体のポータルサイトのブラッシュアップを行うことで、寄付額の増加を目指します。「Hamic POCKET」においては、専用サイトに絞った販売を継続しつつ、翌連結会計年度中のプロダクトマーケットフィットを目指し、継続的な機能・性能改善を実施しつつ、プロダクトマーケットフィット確認後には販売チャネル拡大および積極的なプロモーションに取り組んでいきます。

株主の皆様には、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年12月13日

Hamee株式会社 代表取締役社長 水島育大

※本ページにおける内容は、現時点における定性的な情報であり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。

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