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社長メッセージ

社長メッセージ

株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

当第3四半期において、プラットフォーム事業におきましては、引き続き消費者の行動変容の影響によりEC市場が伸びたことに伴い、ネクストエンジンの収益は大きく拡大しました。

コマース事業におきましても、販売チャネルにおいて小売(EC)、卸のバランスが取れていることから、引き続き消費者の購入経路の変化を上手くとらえ、前年を上回る結果となりました。

また、従業員の働き方に関して、当社の事業はテレワークでも支障がないことから、テレワーク制度を導入しております。他方で、オフィスでのリアルなコミュニケーションにより、生み出されるアイデア等も重要と捉えており、テレワークとオフィスワークのバランスに配慮しながら働き方のDXを推進しております。 その一環として、従来のオフィスのあり方を見直し、リアルにもテレワークにも最適なバランスのとれたオフィス環境の整備を行っております。

中期経営計画で掲げているとおりに、ビジネスモデルのストック化を形にしていくという目標にしっかり取り組むことで、 “ウィズコロナ” の時代にあっても、順調に事業成長を重ねておりますので、今後も更なる発展を目指していきたいと考えています。

株主の皆様には引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

樋口 敦士

【業績トピックスー第23期 第3四半期】

プラットフォーム事業は、年末商戦といった季節的なトレンドとしての伸びに加え、拡大するEC市場の影響を受け、ネクストエンジンのGMV(受注処理金額)通期見通しは約1兆円が見込まれる等大きく増加しており、それに伴い受注処理件数の通期見通しも1億件を超過し、当該トランザクションに紐づく従量課金制としているネクストエンジンの売上も好調に推移しました。また、カスタマーサクセス活動の強化により新規契約獲得が進み、解約率も低位で安定推移していることから、契約社数は4,513社(第2四半期比162社増)となりました。
さらに、ネクストエンジンのデータを活用したマーケティングソューションである「manekine(マネキネ)」をリリースしており、今後もアップセル施策に注力し、継続的な収益強化に取り組んでまいります。
これらの活動の結果、プラットフォーム事業は会計期間で見て過去最大の増収増益を達成しました。

コマース事業は、国内卸売においては、感染防止策とのバランスをとりながら経済活動が徐々に再開し始めていたものの、2021年1月の緊急事態宣言再発令により受注が減速したことから、再び減収基調となりました。一方、国内小売においては、iFaceシリーズがユーザーから根強い支持を受ける強固なブランドとして確立するべく継続的に取り組んだ結果、iFaceシリーズが「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」スマートフォン・タブレット・周辺機器ジャンル大賞 ダブルイヤー賞を受賞しました。また、ユーザーとの継続的な接点確保、顧客満足度向上等を目指し、iFaceアプリをリリースしました。アプリ限定コンテンツの配信、新サービス展開等、コマース事業のDXを推進していきます。

その他事業では、特に、「ネクストエンジン」とEC店舗運営の双方のノウハウを活用した「ふるさと納税支援サービス」が好調に推移しました。

【中期経営ビジョンについて】

当社グループは中期経営ビジョン「Hamee Infinity Strategy」を掲げており、既存事業で獲得した経営資源(ケイパビリティ)をダイナミックに活用し顧客体験価値追求のためのビジネスモデル転換(フローからストックへ)にチャレンジしています。

 

to Business(プラットフォーム)事業ビジョン

プラットフォーム事業で獲得した経営資源であるシステム開発と運用のノウハウ、ネクストエンジンに蓄積された膨大なデータを分析することで得られた知見やIoT機器開発ノウハウ等を最大限に活用し、テクノロジーとデータで顧客サクセスを追求いたします。 このビジョンに基づき、ネクストエンジン顧客企業の売上UPを自動化するサービスとして、レコメンドメール自動配信アプリをリリースしておりますが、そのアプリの技術や、ネクストエンジンサービスの提供によって蓄積されたノウハウを活用し、EC事業者のメルマガ運用をAIにより自動化するアプリ「manekine(マネキネ)」を開発し、リリースしております。 また、ネクストエンジン顧客企業に限らず、世の中に存在する大量の滞留在庫を減らし、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」を果たしてサステナビリティを体現するソリューション「RUKAMO」をリリースしております。また、滞留在庫に新たな価値を生み出し、流通を促す取り組みである「アップサイクル」企画を始めており、社会課題の解決に取り組んでまいります。

 

to Consumer(コマース)事業ビジョン

コマース事業で獲得した経営資源である商品企画とデザインのノウハウ、量産体制と物流の整備、ECによる小売と卸販売の二つの販売チャネルを活用し、プロダクトとデータで顧客に新体験を提供してまいります。 このビジョンに基づき、年間300万個を超える主力のスマホケースiFaceシリーズと親和性が高い、スマホ破損時の安心をお届けする「スマホ保険」を販売しています。これは、モノを売るだけでない、体験という新たな価値をユーザーに提供する上で重要な、ユーザーとの持続的な接点、“つながり” を作っていく取り組みの1つです。 また、IoTのHamicシリーズ第2弾となる「Hamic POCKET」を2021年2月26日に専用サイトで発売を開始しました。Hamic POCKETは、親が“あんしん”、お子様が “たのしい” 、そして本格的なスマホデビュー前のお子様のIT・スマホリテラシー向上を実現すると同時に、データを活用して顧客体験価値の追求や既存事業の成長につなげることを目指しております。

以上の取り組みにより、プラットフォーム事業においてはテクノロジーとデータでカスタマーサクセスを追及し、コマース事業においてはプロダクトとデータで新体験を提供することで、顧客体験価値追及のためのビジネスモデル転換(フローからストックへ)にチャレンジしてまいります。 その過程において、EC業界の自動化を推進することで、EC業界に携わる全ての人々の仕事が、よりクリエイティブな領域へシフトするような環境を提供し、テクノロジー企業グループとしてEC業界全体の成長に貢献してまいります。

グループ全社で「クリエイティブ魂に火をつける」というMissionを追い求めながら、VUCA時代の今だからこそ、その先にある「未来へのチャレンジ」を加速させ、欠かかすことのできない「DXへのチャレンジ」に取り組み、当社ならではの付加価値の社会への提供と企業価値の向上に努めてまいります。

 

Hameeの新経営体制について

2021年4月16日開催の取締役会において、2021年7月29日をもって、現代表取締役社長の私、樋口敦士が代表取締役会長に、現取締役水島育大が代表取締役社長に就任する事となりました。新体制における私と水島の役割やそれに対する思いについては次の通りとなります。

<新体制における役割>
樋口 敦士:(新)代表取締役会長
代表取締役会長として、重要な経営判断、新たな事へ挑戦するカルチャーの醸成を行う。
水島 育大:(新)代表取締役社長
代表取締役社長として、最高執行責任者として事業遂行に最大限務めるとともに、Mission「クリエイティブ魂に火をつける」に基づいた各事業の独立性・自主性や従業員の個性を重視した組織体制への変革、構築を行う。

<各代表メッセージ>

樋口 敦士のメッセージ
これからのEC市場の成長、今のHameeの役員の実力を考えると、彼らのスキル・ポテンシャルを最大限活かせる環境を整えれば、もっと大きな価値を生み出し、企業価値を高める事ができると常々考えております。そして、それが私の最重要な仕事と考えていました。次期社長の水島、そして取締役チームへ経営を託す事で、来るべき大変革期にチャンスを掴む確度をあげて参ります。23 年前に起業しHameeを成長させることができましたが、私はトップダウン型の経営スタイルではなく、多くの仲間が力を合わせ今の形を作り上げました。年齢的にまだ現役でいられ、取締役と想いや戦略を共有し、厚い信頼関係が築けている今のタイミングでの社長交代がベストと考えます。次期社長、各取締役が、事業展開のスピードを加速させ、企業価値の最大化を目指す事が出来るよう会長兼大株主として最大限経営チームをサポート致します。そして、これからの時代に合わせた CX を進め、経営者を多数輩出して行く事で、Mission である”クリエイティブ魂に火をつける”を追求して行きます。

水島 育大のメッセージ
大きな環境の変化や技術の急速な進化等、社会や経済の動きが予測しづらい中で、Hameeの経営環境にもまた大きな変化が起こっています。多様に変化する顧客ニーズに対応するため、Hameeにもそれに合わせた変化が求められています。樋口は Mission である「クリエイティブ魂に火をつける」を掲げ、その思想を自ら体現し、創業時よりHameeの進化・成長を力強くリードし続けてくれました。Hameeはこれからも Mission である「クリエイティブ魂に火をつける」の思想を強く維持し、スピード感をもって顧客への提供価値、企業価値を高め続けていきます。そのためには、過去の延長線上ではない様々な不透明さや変化がある環境の中で、組織として同一化するのではなく、各事業部の自主性や、組織や個人の「自分たちらしさ」「自分らしさ」を生かし、自発的にチャレンジし、進化成長し続けられる組織を、仲間たちと共に創っていきたいと考えています。それが今後Hameeグループを支える経営者、事業家を輩出していくことにもつながっていくはずです。これからもHameeはメンバー一丸となって、Mission である「クリエイティブ魂に火をつける」の実現に邁進していきます。

株主の皆様には、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年4月

Hamee株式会社 代表取締役社長 樋口 敦士

※中期経営ビジョンについて 本項目はHameeの中期経営戦略に係る、現時点における定性的な情報であり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。