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社長メッセージ

社長メッセージ

株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

おかげさまで、オンラインモール(楽天市場)に出店している「スマホケースのHamee楽天市場店」が、4万店以上の店舗の中から選出される「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2019」のスマートフォン・タブレット・周辺機器ジャンル大賞を受賞(通算8度目)いたしました。

これもひとえに、株主の皆様、お客様、お取引先様をはじめ、関係者の皆様からのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

当社グループは、モバイルアクセサリーの企画・販売を行う「コマース事業」と、インターネット通信販売事業者向けクラウド(SaaS)型業務マネジメントプラットフォーム「ネクストエンジン」の開発・提供を行う「プラットフォーム事業」の二つの事業で、世界的にも成長が続いているEC市場で、市場の成長率を上回る利益成長を目指しております。とくに、「ネクストエンジン」によってEC業界の自動化に貢献し、EC事業者をルーティンワークから解放することで、人間が本来取り組むべき創造的な活動に注力できる環境を提供してまいります。

樋口 敦士

【業績トピックス】

コマース事業においては、「iFace Reflection」シリーズに加え、定番である「iFace First Class」シリーズも国内小売、卸販売共に堅調に推移しました。

これは、2019年9月発売のiPhone11シリーズ向け及び値下がりの動きが強まった旧型iPhoneシリーズ向けの双方において、「iFace」シリーズの需要が高まったことに起因しております。特に国内卸販売において、大手携帯キャリアショップ向けの販売が伸長いたしました。海外においては、グローバルに展開できるプロダクトの創出と当社グループにおける製造原価の低減を目的として、韓国連結子会社が製品製造事業の譲受を致しました。米国においては、前期から引き続いて雑貨の販売が好調に推移した小売りが前年同期の実績を上回った一方で、前期大型受注を獲得した卸販売は、その反動で減収となりました。海外と比べ利益率の高い国内販売が大幅に伸長したことで事業全体の利益の伸びが牽引され、コマース事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は7,072,321千円(前年同四半期比11.0%増)、セグメント利益(営業利益)は1,688,601千円(同33.7%増)となりました。

プラットフォーム事業においては、前期より引き続き取り組んでおりました、サービスレベルの維持向上と自社リソースの有効活用を図る目的で進めていたコールセンター業務の移管手続きが概ね完了しました。中期経営計画達成に向け再度顧客契約獲得ペースを上げるべく、社内体制の構築に注力しているため契約獲得ペースが一時的に鈍化しているものの、期初計画は着実にクリアすることができており、総計約数は3,849社(前連結会計年度末比227社増)、利用店舗数30,034店(同2,028店増、いずれも自社調べ)となりました。

また、EC事業者向け販売支援コンサルティングを提供するHameeコンサルティング株式会社について、来期以降の成長を企図して実施している先行投資(コンサルタント採用)等の影響で、営業利益が抑制されておりますが、安価で簡単に楽天市場における他社商品の販売を推計できる売上調査ツール「mark bench」をリリースするなど、事業成長に引き続き取り組んでおります。これらの結果、プラットフォーム事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は1,362,972千円(前年同四半期比6.5%増)、セグメント利益(営業利益)は主としてネクストエンジンの売上増加による売上総利益の増加による影響により、414,384千円(同10.7%増)となりました。

【中期経営ビジョンについて】

当社グループは、継続的な成長を実現するため、従前の事業モデルからの進化・発展を企図して新たに中期経営ビジョン「Hamee Infinity Strategy」を策定いたしました。既存事業で獲得した経営資源(ケイパビリティ)をダイナミックに活用し顧客体験価値追及のためのビジネスモデル転換(フローからストックへ)にチャレンジしてまいります。

to Business(プラットフォーム)事業ビジョン

プラットフォーム事業で獲得した経営資源であるシステム開発と運用のノウハウ、ネクストエンジンに蓄積された膨大なデータを分析することで得られた知見やIoT機器開発ノウハウ等を最大限に活用し、テクノロジーとデータで顧客サクセスを追求いたします。このビジョンに基づき、ネクストエンジンユーザーの売上UPを自動化するサービスとして、レコメンドメール自動配信アプリをリリースしておりますが、新たに、ネクストエンジンユーザーに限らず、世の中に存在する大量の滞留在庫を減らし、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」を果たしてサステナビリティを体現するソリューション「RUKAMO」をリリースいたします。

to Consumer(コマース)事業ビジョン

コマース事業で獲得した経営資源である商品企画とデザインのノウハウ、量産体制と物流の整備、ECによる小売と卸販売の二つの販売チャネルを活用し、プロダクトとデータで顧客に新体験を提供してまいります。このビジョンに基づき、世界出荷累計1,600万個を超える主力のスマホケースiFaceシリーズと親和性の高いサービスを展開することで、ユーザーとの継続的な接点を確保しながら、さらに新しいサービスの開発につなげます。物理的な面からスマホを守るiFaceとの親和性の高いサービスの第一弾として、とスマホ破損時の安心をお届けする「スマホ保険」の販売をスタートしています。また、IoTプロダクトのHamicについてシリーズ展開を拡充し、ストック型のビジネスモデルを構築してまいります。

以上の取り組みにより、プラットフォーム事業においてはテクノロジーとデータで顧客サクセスを追及し、コマース事業においてはプロダクトとデータで新体験を提供することで、顧客体験価値追及のためのビジネスモデル転換(フローからストックへ)にチャレンジしてまいります。 また、その過程において、EC業界の自動化を推進することで、EC業界に携わる全ての人々の仕事が、よりクリエイティブな領域へシフトするような環境を提供し、テクノロジー企業グループとしてEC業界全体の成長に貢献してまいります。

グループ全社で、Mission 「クリエイティブ魂に火をつける」を追求することで、ルーチンを自動化し、魂の入ったモノを生み出していくことで、当社グループならではの付加価値を社会に提供しながら、企業価値の向上に努めてまいります。 株主の皆様には、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年3 月

Hamee株式会社 代表取締役社長 樋口 敦士

※中期経営ビジョンについて 本項目はHameeの中期経営戦略に係る、現時点における定性的な情報であり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。