「お金がなくて今月はピンチ」という経験をされたことがある方は少なくないでしょう。そんな時、今すぐにお金を用意する方法を6つご紹介します。お金がなくなってしまう根本的な原因と解決策も解説していますので、いつもお金に困っているという方は、生活の見直しをしてみましょう。

目次

  1. お金がなく助けてほしい人のMY BEST CHOICE
  2. 1.お金がない状況と解決策を確認しよう
  3. 2.お金がない原因は?
    1. 2-1.お金の管理ができていない
    2. 2-2.目先の感情を優先してしまう
    3. 2-3.収入が減ってしまった
  4. 3.緊急で数日内にお金が必要な場合の対処法
    1. 3-1.不要なものを売る
    2. 3-2.即日バイトをする
    3. 3-3.家族や友人、知り合いから借りる
    4. 3-4.公共料金などの支払いを猶予してもらう
    5. 3-5.クレジットカードのキャッシングを利用する
    6. 3-6.カードローンで借り入れをする
  5. 4.即日融資ができるおすすめのカードローン
    1. 4-1.アイフル
    2. 4-2.プロミス
    3. 4-3.アコム
    4. 4-4.SMBCモビット
    5. 4-5.レイクALSA
    6. 4-6.違法業者には要注意
  6. 5.1カ月以内にお金が必要な場合の解決策
    1. 5-1.アルバイト
    2. 5-2.生命保険の契約書貸付
    3. 5-3.銀行や信用金庫からの融資
    4. 5-4.銀行系カードローンの契約
  7. 6.お金がないときの根本的な解決策
    1. 6-1.意識を変える
    2. 6-1-1.家計簿をつける
    3. 6-2.収入を増やす
    4. 6-3.支出を減らす
    5. 6-4.貯蓄を増やす
    6. 6-5.正しいお金との付き合い方は?
  8. 7.国や自治体の制度も積極的に利用しよう
    1. 7-1.緊急小口資金貸付
    2. 7-2.母子父子寡婦福祉資金貸付
    3. 7-3.求職者支援資金融資制度
    4. 7-4.看護師等修学資金
    5. 7-5.生活福祉資金貸付制度
    6. 7-6.教育一般貸付
    7. 7-7.年金担保貸付
  9. 8.生活に困っている場合は給付金の受給も検討
    1. 8-1.母子生活支援施設
    2. 8-2.傷病手当金
    3. 8-3.住居確保給付金・一時生活支援事業
    4. 8-4.生活困窮者自立支援制度
    5. 8-5.生活保護
  10. 9.年齢や状況別の解決策
    1. 9-1.働く女性や専業主婦は女性向けのレディースローンを利用
    2. 9-2.退職した方や家業に専念している方は雇用保険制度 を確認する
    3. 9-3.自己破産した方は生活サポート基金を利用する
    4. 9-4.学生なら学生ローンを利用できる
  11. 10.お金がないと結婚や子育てはできない?
  12. 11.お金がない人がやってはいけないこと
    1. 11-1.無計画な借り入れ
    2. 11-2.ヤミ金からの借金
    3. 11-3.ギャンブルでお金を作る
  13. 12.借金がかさんだら債務整理も検討する
  14. 13.貯金できない習慣を見直そう
  15. 14.お金の借り入れについてのFAQ
    1. 14-1.審査不要で借りられるカードローンはある?
    2. 14-2.女性向けのカードローンはある?
    3. 14-3.カードローンでは何を審査されているのか?
    4. 14-4.カードローンでお金を借りるまでに必要な日数や手続きは?
    5. 14-5.審査に落ちてしまった場合の対処法とは?
  16. 15.まとめ

お金がなく助けてほしい人のMY BEST CHOICE

編集部が選ぶMY BEST CHOICEは、プロミスです。

お金がなくて助けてほしい方にとって今一番必要な情報は、今すぐお金を借りることができる方法、目の前にあるお金のピンチを切り抜けるための方法です。

そもそもなぜ今そんなにお金がないのか、まずはその理由を検証することから始めましょう。そうでなければ、今の問題を切り抜けたとしても再び同じ問題が起きることになります。

まずは今、お金がない状況をしっかりと検証して、その次に今すぐお金を手にすることができる方法を解説します。「今すぐ」「今日中」といったお金の入用にも対応できる方法を中心に解説していきます。カードローンなどの方法が使えない方のために公的な救済制度を活用できる方法も模索しつつ、今後も含めてお金がない問題を一緒に解決していきましょう。

1.お金がない状況と解決策を確認しよう

お金がないという状況は、誰もが無関係なわけではありません。生まれながらにして資産家という人を除けば、誰もがお金の問題で悩み、苦労した経験はあるでしょう。そもそも、今お金がない状況はなぜ生まれてしまったのでしょうか。

生活費が足りなくなった、急に収入が激減した、浪費癖によってお金をつかいすぎてしまった、といったように理由はさまざまですが、まずはその原因を特定しておきましょう。

よくある金欠の理由について挙げてみましたが、このなかに該当するものはないでしょうか?

お金がない状況の種類 今すぐできる解決策
今だけ一時的にお金がない ・カードローンの無利息サービスを利用して
お金を借りてしのぐ
・親や知人から借りる
・クレジットカードのキャッシングを利用する
カードローンなどを利用できない ・質屋に不用品を持ち込む
・リサイクルショップで不用品を売る
・公的な支援を検討する
慢性的にお金がない ・収入と支出のバランスを根本的に見直す
・収入を増やす
・強制的に貯金する仕組みを作る
失業などによってお金がない ・公的な制度を利用してお金を借りる
・公的な給付を受ける
・失業給付を受けられないかチェックする

これら以外にもお金がない問題はたくさんの種類があると思いますが、すべてに共通しているのは、目の前の問題を解決しなければならないことです。生活費や家賃など必要なお金がないまま放置していると生活に困窮することになるので、早めに手を打つことが何よりも大切です。

2.お金がない原因は?

現在お金がない状態を生んでしまったことには、必ず何か原因があります。今のお金がない状況を脱して問題を解決するには、お金がない原因を徹底的に探って特定していきましょう。

ここでは3つの主な原因を例示しますので、この3つのなかに当てはまるものがないか、もしくは近いものがないかを自問自答してみてください。

2-1.お金の管理ができていない

今お金がないと感じている方に一度考えていただきたいのですが、今日突然お金がなくなったのでしょうか?実際にはそんなことはないと思います。すでにお金の問題はかなり前から起きていて、それが今になって表面化したのではないでしょうか。

厳しい言い方になりますが、これが原因で今お金がないのは、自分でお金の管理ができていないからです。いくらお金が入ってくるかは把握できていると思いますが、それがいつ、どれだけ支出されているのか、そしてその支出を続けていると今後どうなるのかといった見通しが立っていないために、今こうしてお金がない問題に直面しているのです。

では、どうするべきなのでしょうか。重要なのは、固定費と支出の把握です。固定費は毎月必ず発生する費用なので、それが不必要に高いと家計を圧迫しますし、クレジットカードなど現金が動かないために無頓着になりがちな支出が多すぎると、これも家計を圧迫する原因になります。

2-1-1.固定費がかかりすぎている

固定費とは、光熱費や電話料金、携帯料金など毎月必ず発生する費用のことです。自動引き落としやクレジットカード払いになっていることが多いのでお金を支払っている感覚が薄く、仮に固定費が相場よりも高いとしても気づかないまま放置している可能性があります。

それでは、主な光熱費と国が集計した平均値を見てみましょう。

固定費の名目 2人以上 世帯の平均額
電気代 1万671円
ガス代 4,729円
水道代 5,255円
通信費 1万3,482円

いかがでしょうか。これは2020年のデータなので、今とそれほど大きな違いはないと考えられます。単身者の場合はもう少し全体的に少なくなりますが、おおむね上記の平均値を意識しておくと固定費の相場が分かるでしょう。

この金額よりも高い固定費を支払っているのであれば、それを見直すことで解決できます。特に通信費は格安SIM会社に乗り換えると基本料金そのものを引き下げることができるので、おすすめです。携帯料金については「高すぎる」という指摘を受けた大手キャリアが格安プランを設けているので、同じ携帯キャリアの中でも格安プランに乗り換えるだけで固定費の圧縮ができるかもしれません。

2-1-2.クレジットカードを無計画に使っている

ギャンブルや飲食などの浪費や固定以外の理由として考えられるのが、クレジットカードの使いすぎです。クレジットカードはカードを切るだけで買い物をすることができてしまうのでお金を使っている意識が希薄になりやすく、そのためについつい使いすぎてしまう人が少なくありません。

それでも翌月一括払いにしているのであれば、翌月の請求を見たときに使いすぎたことがすぐにわかります。無駄遣いの原因になりやすいのが、月々の支払い額を均一にすることで人気のリボ払い(リボルビング払い) です。利用額に応じて月々の支払い額は変わるものの、多くつかった翌月であってもそれほど返済額が大きく変わらないので、使いすぎに気づきにくくなります。しかもリボ払いは15%程度の金利を支払ってお金を借りているのと同じことなので、無計画に使っているとやがて支払いが苦しくなってきます。

その結果、いよいよ今月の支払いをするためのお金がないという事態になり、そうなってから初めて事の重大さに気づくというわけです。クレジットカードは使いすぎの温床になり得るので、毎月の利用明細だけでなく、こまめにWeb明細も見て利用状況を意識するようにしましょう。

2-2.目先の感情を優先してしまう

衝動買いという言葉があります。これは計画にない買い物を衝動的にしてしまうことです。このように目先の感情を優先させてお金を使っていると、いずれお金は足りなくなってしまいます。

実はこの傾向には、人間が本質的に持っている傾向が関係しています。その傾向とは、現在志向バイアスと呼ばれるものです。将来的な利益よりも目先にある利益を優先させたいという心理のことで、「明日の100よりも目の前の50」という思考もこの現在志向バイアスによるものです。

お金以外の部分でも人間はこの現在志向バイアスに支配されている部分があります。ダイエット中は食べ過ぎてはいけないのに、目の前にあるおいしそうな食べ物の誘惑に負けてしまうのも、その一種です。

このように長期的な視点よりも目先の感情、欲望を優先しているとお金の管理も後回しになってしまうので、今のお金がない状態の原因になっている可能性があります。

2-2-1.ブランド物などの高価な買い物や衝動買いといった浪費が多い

お金の使い方には、3つの種類があります。1つは消費で2つめは投資、そして3つめは浪費です。消費は日々の生活や人間としてのさまざまな活動に必要なものを買うことで、2つめの投資は将来の自分自身や家族の生活などのためにお金を使うことです。資産運用などの投資だけでなく自己啓発やスキルアップ、本を買う費用なども含まれます。

そして問題は3つめの浪費です。必要がないものまで欲しくなり、その感情の赴くままに買ってしまうことをいいます。特に浪費をしてしまう人のなかにはブランド物を好む人が多く、ブランド物が持つ見栄えのよさに惹かれて浪費をしてしまいます。こういった癖のある人は本当に必要なもの、欲しいものを買うというより見栄を張りたい一心で買い物をしてしまう傾向も見られるので、浪費癖がついてしまうと際限なくお金を使ってしまいます。

2-2-2.ギャンブルにはまっている

浪費をしてしまう人は少なくないと思いますが、数ある浪費のなかでも最もお金を失ってしまうのがギャンブルです。物を買うのであれば、浪費をしてしまったとしても最悪物が残りますが、ギャンブルで負けたお金が戻ってくることはありません。しかも厄介なことにギャンブルには中毒性があり、ギャンブルで負けた分はギャンブルで取り返したいと の心理が働きやすくなります。しかしそれがリベンジ成功というのはごくまれなことで、ほとんどの場合はさらに傷口を広げてしまいます。

このようにギャンブルでお金を失ってしまう人というのは、お金だけでなく時間も失っていることを認識するべきです。ギャンブルに興じている時間を勉強や何かの活動に充てれば自己投資になりますが、ただギャンブルをしているだけでは将来に残るものは何もありません。ただ残るのは、借金の山だけです。

2-3.収入が減ってしまった

給料が減ってしまった、という理由は自分の努力だけではどうしようもない部分があります。その典型例が、2020年に端を発した新型コロナウイルスの世界的なパンデミックです。多くの人が収入の減少を実感し、そのために家計が苦しくなった人が続出しました。

このことは国の調査結果を見ても明らかです。2020年には一時的に実収入と可処分所得が増加したものの、1年のうち大半が緊急事態宣言下にあった2021年は実収入と可処分所得が大幅に減少 しました。そのインパクトは相当なもので、前年比で実収入と可処分所得が10%~15%も減少したとなると、お金がないと悩んでいる人がとても多いことが容易に想像できます。

節約などの自助努力で何とかなるレベルであればよいですが、いつ終息するのかもわからない世界的な危機だけあって経済に与える影響はあまりにも大きく、「お金がない」と悩んでいる方が増えているのは自然なことだと思います。

3.緊急で数日内にお金が必要な場合の対処法

お金がないという今、目の前にあるピンチをどう切り抜けるか。考えられる現実味のある方法を6つ紹介します。このなかには最短25分で借り入れが可能なカードローンなど、比較的短時間でお金を確保できる方法も含まれているので、ご自身が今すぐできることはどれか検討してみてください。

何もしなければお金がないままで、問題は解決しません。むしろ時間がたつほどお金の問題は深刻になるので、まずは自分にどれができるかをイメージしてみましょう。

3-1.不要なものを売る

身の回りにある不要なもののなかには、誰かが欲しいと思うものがあるかもしれません。ブランド品や家電製品など換金性が高いものはすぐに目につきますが、それ以外にも家の中には今すぐ売ってお金にできるものがあるはずなので、まずは不要なもので売れそうなものがないか探してみてください。

品物を売る方法は、主に2つあります。リサイクルショップや買取店などに持ち込んでその場で売る方法と、「メルカリ」 などのフリマアプリや「ヤフオク!」 などのネットオークションなどネット上のサービスを使って買い手を探す方法です。前者は業者の利益も含まれるので手残りのお金は少なくなってしまいますが、即金なので今すぐお金を手にすることができます。反対にネットを使った方法は時間がかかりますが、個人間取引なので業者の取り分がほとんどなく、手残りのお金が多くなります。

また、モノだけでなく空いた時間をお金にする考え方もあります。自分が持っているスキルや空き時間を、それを求めている人に使って対価を稼ぐ仕組みがあります。「ANYTIMES 」や「タイムチケット 」といったサービスが有名です。

3-2.即日バイトをする

日雇いのアルバイトのなかには、仕事が終わったときにその日の日当をくれる仕事があります。これなら朝一番に仕事を始めて1日働き、夕方には日当の形でお金を手にすることができます。

仕事の内容にもよりますが、おおむね日当は1日1万円程度です。必要なお金が1万円であれば1日ほど頑張れば事足りますが、もっと必要なのであれば必要に応じて日数を多くして働くことで問題を解決できます。日雇いアルバイトのよいところは働く日や日数を自分で決められることなので「timee 」「シェアフル 」「shotworks」といったネット上の日雇い求人サイトで探してみてください。

3-3.家族や友人、知り合いから借りる

トラブルの原因になりやすいのであまりおすすめはしませんが、お金がない問題を今すぐ解決するには、家族や友人、知人などからお金を借りるのも1つの方法です。ただし「親しき中にも礼儀あり」なので、お金の貸し借りをしたらちゃんと借用書を作成して差し入れ、所定の期日までには必ず返済するようにしましょう。

これを怠るともうお金を貸してもらえないばかりか、人間関係まで壊してしまうおそれがあるので、貸金業者からお金を借りるときよりも誠実に対応するべきです。

3-4.公共料金などの支払いを猶予してもらう

どうしても必要なお金があるものの、そのお金は電気料金やガス代などを支払うためのもので手を付けるわけにはいかない、そんな場合は電力会社はガス会社などに依頼をして支払いの猶予を打診してみてください。特に新型コロナウイルスのパンデミックによって支払いが困難になった人については国も電力会社やガス会社などに支払い猶予の対応をとるように要請 しています。

これを受けて各インフラ企業は支払い猶予などの措置をとっており、たとえば東京電力では最長5カ月間の支払い猶予 を受けることができます。まずは支払い予定の電力会社やガス会社に問い合わせてみましょう。

3-5.クレジットカードのキャッシングを利用する

お手持ちのクレジットカードに、キャッシング機能はついていませんでしょうか?

あくまでもクレジットカードは買い物のためのサービスなのでキャッシング(現金を借りる)のためのものではなく、キャッシング枠があるといっても数万円程度しかないかもしれませんが、それでも審査なしで今すぐお金を借りる方法であることに変わりはありません。

使い方はとても簡単で、いつも使っているクレジットカードをコンビニエンスストアなどのATMに入れて借り入れの操作をするだけです。銀行のキャッシュカードからお金を引き出すのとほとんど同じ操作で完了するので、1分以内で完了します。キャッシングによって借りたお金は通常のクレジットカードの請求と一緒に届くので、そのときには返済できるようにお金を用意しておいてください。

キャッシングに強いカードには、以下のようなものがあります。

クレジットカード キャッシング枠 利息
JCBカード 最大100万円 まで 15.00〜18.00%
ライフカード 最大200万円まで 15.00% 〜18.00%
楽天カード 最大90万円まで 18.00%

2つ目のライフカードは、消費者金融大手のアイフルのグループ会社であるためキャッシング審査のノウハウに優れており、多めの枠をもらえることが多いといわれています。

ただし、どのクレジットカードにおいても、キャッシング枠は希望しなければつきませんし、信用状態によってキャッシング枠の金額は変動することに注意してください。

3-6.カードローンで借り入れをする

先ほどまでの方法はどれも難しく、それでいてお金が必要だという方は、カードローンの利用を検討してください。カードローンとは専門の金融会社が個人向けに提供しているローンのことで、カードを作れば上記のクレジットカードキャッシングと同じ要領で簡単に現金を引き出すことができます。

どのカードローン会社も上限が500万円、800万円といった金額を設定しているので、かなり大きな資金需要にも対応することができます。しかし実際には初回利用時は50万円程度の限度枠からスタートすることが多いので、こうしたカードローンで今すぐお金を借りるとなると最大50万円程度であることを目安にしておいてください。

資金の使途は自由なので何に使っても問題ありませんし、用意されている限度枠の範囲内であればいつでも借り入れと返済をすることができます。必要なときにお金を引き出せて、逆にお金に余裕があるときはいつでも返済ができるので、銀行のキャッシュカードと同じ感覚で利用できます。

カードローンのなかには最短でその日のうちにお金が借りられるものもあります。今すぐお金が必要といったように急いでいる方は、まずはカードローンを検討するとよいかもしれません。

4.即日融資ができるおすすめのカードローン

カードローンと一口にいっても、業者の数はたくさんあります。どこも利用者の要望に応じてお金を貸してくれる会社なので、それだけだと違いがよくわかりません。実際に今すぐお金を借りるとなると消費者金融が最も対応力に優れているので有望な選択肢になりますが、同じ消費者金融であっても各社ともに特徴があってそれぞれに違いがあります。主にカードローンを選ぶ際には以下のチェック項目で比較するのがよいとされています。

カードローンを選ぶ際のチェック項目
  1. 金利
  2. 審査スピード
  3. 無利息期間の有無、長さ
  4. Web完結の可否

いずれもカードローンのスペックを決めるといってよいほど重要なもので、これらが最も優れている、自分に合っていると判断できたカードローンを利用することを強くおすすめします。ここでは大手のカードローンを5社紹介しますが、その5社の基本的なスペックは以下のとおりです。

カードローン 金利の上限 審査スピード 無利息期間 Web完結
アイフル 18% 最短60分 30日 可能
プロミス 17.8% 最短60分 30日 可能
アコム 18% 最短即日 30日 一部可能
SMBCモビット 18% 最短即日 なし 可能
レイクALSA 18% 最短60分 30日、180日 可能

それでは、ここで一覧比較をした5社について個別に解説していきましょう。

4-1.アイフル

アイフルは24時間365日いつでもWebからの申し込みができて、最短25分で融資が受けられるスピード審査が売りの消費者金融業者です。無人契約機を使ってカードを受け取るようにすればその日のうちにカードを使えるようになりますし、カードレスの取引であれば審査に通って契約した直後からカードがなくても振込による融資が受けられるので、今お金がないという喫緊の問題を解決できるでしょう。

アイフルは比較サイト「価格.com」のカードローンカテゴリーにおいて2021年上半期に人気ランキング1位を獲得したことからも、その人気の高さがうかがえます。1時間以内にはお金を手にすることができるという触れ込みですが、アイフルの公式サイトには「最短25分融資も可能」と書かれています。それだけ審査と融資実行の速さにこだわっているため、急いでいる方はアイフルに申し込んでみるとよいかもしれません。

消費者金融大手にはアコムやプロミスなどがありますが、アイフルもその一角です。大手らしく日本全国に支店網があって、さらにコンビニエンスストアのATMなど提携ATMがとてもたくさんあるので、大都市圏以外にお住まいの方であっても利便性は高いでしょう。

金利(実質年率) 3.0%~18.0%
限度額 800万円
審査期間 Web申し込みの場合、最短25分
融資スピード Web申し込みの場合、最短25分
Web完結 可能
学生の利用 可能
※満20歳以上
無利息期間 30日間

4-2.プロミス

大手消費者金融の一角として、2021年にはオリコン顧客満足度調査においてノンバンクカードローン部門で第1位となった実績をもつプロミス。消費者金融業界でも老舗業者として知られており、テレビCMでもおなじみの有名企業です。

プロミスの大きな特徴は、他社と比べて金利が低いことです。上限金利は17.8%で、他社がほぼ18%で横並びになっているなかで0.2%低いことがわかります。法律による規制があるので18%で横並びになっているのは当然として、そこからさらに自社の企業努力で0.2%上限金利を引き下げているのは、長く利用する予定の方にとって大きな意味をもちます。

カードの発行有無を選ぶことができるため、カードレスでの利用も可能です。Webだけで申し込みを完結しカードレスで振込依頼をすれば、カードを家族に見られてバレるといった心配もありません。

また、プロミスには30日間の無利息期間サービスがあります。重要なのは、初回利用の翌日から30日であることです。というのも、カードローン各社の無利息期間の多くは契約完了が起算日となるため、借り入れをしていなくても日数のカウントが進んでしまいます。プロミスは初めて借り入れをした日からカウントが始まるので、無利息サービスの無駄がありません。

金利(実質年率) 4.5%~17.8%
限度額 500万円
審査期間 最短30分
融資スピード 最短30分
Web完結 可能
学生の利用 可能
※20歳以上
無利息期間 30日間(初回借り入れからカウント)

4-3.アコム

アコムは三菱UFJファイナンシャルグループ、つまり三菱UFJ銀行の系列企業として運営されており、消費者金融のなかでも社歴が長い老舗です。カードローンに必要な機能をすべてバランスよく備えており、審査スピードやATMネットワークの充実度など、その安定感は抜群です。

最短30分で審査を完了して審査OKとなれば、そのままカード発行前から振込によるキャッシングが可能なので、申し込みから最短30分で現金を手にすることができます。また、30日の無利息期間があるので、短期間の利用を予定している方は利息を一切支払うことなく返済してしまうことも可能です。

「はじめてのアコム」というキャッチコピーも有名で、実際に初めてカードローンや消費者金融を利用する人のなかでアコムを選択する人はとても多いようです。審査通過率は2021年3月以降ずっと40%を超えており、2021年11月のデータでも44.3%の高い通過率 です。半分近くの人がアコムの審査に通過していることは、審査に一抹の不安がある方にとっても心強いでしょう。

金利(実質年率) 3.0%~18.0%
限度額 800万円
審査期間 最短30分
融資スピード 最短即日可能
Web完結 可能
※在籍確認が行われる場合があります
学生の利用 可能
※20歳以上で本人に安定した収入がある方
無利息期間 30日間

4-4.SMBCモビット

SMBCモビットはプロミスと同じSMBCグループのカードローン会社ですが、プロミスとは別会社です。かつては三菱UFJグループの消費者金融業者として営業していましたが、今ではSMBCグループに所属しています。

SMBCモビットの大きな特徴は、審査時の電話による在籍確認を任意で選べることです。消費者金融やカードローンを利用していることを周囲に知られたくないと考える人は少なくありません。家族などにカードローンがバレてしまう2つの原因として、自宅に郵送物が届くこと、そして勤務先への電話確認が挙げられます。SMBCモビットはそのことに配慮して勤務先に電話を入れるのと別の方法で在籍確認をすることができると公式に明言 しています。

さらに審査についてもユニークな特徴があります。同じグループである三井住友銀行はもちろんのこと、三菱UFJ銀行やみずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかに口座を持っている人であれば保険証のみでWeb完結型の申し込みができます。これなら急いでいる人で今すぐ書類を揃えるのが難しい場合でも安心です。

金利(実質年率) 3.0~18.0%
限度額 800万円
審査期間 10秒簡易審査
融資スピード 最短即日可能
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
Web完結 可能
学生の利用 可能
※満20歳以上
無利息期間 なし

4-5.レイクALSA

レイクALSAは新生銀行グループのカードローンで、スマホを使ったカードレスタイプの利用が可能であることと、独自の無利息期間サービス、そして圧倒的なスピードの審査力に特徴があります。

レイクALSAには「e-アルサ」というスマホアプリ があります。とても高性能のアプリで、申し込みから契約、借り入れ、返済などすべての操作をアプリで完結できるので、店頭に出向く必要は全くありません。

無利息期間サービスは、レイクALSAの特徴がよく表れているサービスです。レイクALSAでは60日間の全額無利息か、5万円までの180日間無利息を選ぶことができます。言うまでもなく5万円までの少額利用を予定している方は、後者の180日間無利息を選ぶと半年間にわたって「タダ」で利用することができます。もちろんその後も利用を継続する場合であっても半年分の利息がお得になります。

Webやアプリを使った申し込みだと、最短15秒で仮審査の結果が出るのは業界でも最速クラスです。その結果に基づいて本審査の申し込みをするか、仮に審査不可だった場合は他社に申し込むかといった行動をとれるため、この審査の速さはとても役立ちます。

金利(実質年率) 4.5%~18.0%
限度額 500万円
審査期間 最短15秒
融資スピード Webで最短60分、最短即日融資も可能
Web完結 可能
学生の利用 可能
※アルバイトなど一定の収入がある場合申込可能
無利息期間 60日間、もしくは5万円まで180日間

4-6.違法業者には要注意

残念ながら、お金がないとして困っている人を狙った悪質な業者や違法な業者がいることは事実です。ここで紹介している大手消費者金融はいずれも金融庁に登録をして法律を遵守している正規の業者なので安心して利用できますが、それ以外の業者で以下のような特徴がある業者は利用しないほうが無難です。

まず、名前を聞いたこともないような業者については、金融庁のホームページで本当に登録されているのかどうかを確認したほうがよいでしょう。その他にも法律で上限が定められている金利を超えた高い金利を提示している業者や、審査なしで誰でも融資するような旨の広告をしている業者も怪しいです。なぜなら、貸金業法では審査なしでお金を貸し付けてはならない と定められているからです。

これらの特徴に少しでも該当する部分がある場合は借り入れをせず、関わりを持たないようにしましょう。

5.1カ月以内にお金が必要な場合の解決策

今日や明日といったように緊急的にお金が必要というわけではないものの、近いうちに必ずお金が必要になる、という状況もあります。家賃や支払い、さらには飲み会の予定があるのにお金が足りないといったように、その事情もさまざまです。

そこで、1カ月以内にお金が必要な場合の解決策として、4つの方法を提案したいと思います。

5-1.アルバイト

アルバイトにもいろいろな職種がありますが、時給が高いアルバイトを選んで働けば、数週間で10万円程度のお金を稼ぐことは十分可能です。日雇いアルバイトは1万円程度の日当が貰える仕事が多いので、それをお金が必要な日数だけ頑張れば、1カ月以内に必要なお金を用意することができるでしょう。

短期アルバイトを探すのであれば、「バイトル 」「マイナビバイト 」「タウンワーク 」「フルキャスト 」などのサイトで検索すると希望にかなう求人情報を見つけやすいでしょう。求人を出す側は人を集めるために同じ求人情報を複数のサイトに掲載している場合があるので、あまり複数のサイトにまたがってくまなく調べなくても、比較的簡単に希望にかなう仕事が見つかるでしょう。

5-2.生命保険の契約書貸付

生命保険に加入している方であれば、その生命保険が解約返戻金のあるタイプであるかどうかをチェックしてみてください。もし解約返戻金があるタイプの保険であれば、その解約返戻金の範囲内で契約者貸付を受ける ことができます。

生命保険には掛け捨てタイプもあります。掛け捨てタイプの場合は文字どおり保障を受けることだけが目的なので解約返戻金がなく、その場合は契約者貸付の対象外となります。

なお、解約返戻金がある生命保険であっても契約者貸付を利用できるのは本人のみです。名前に「契約者」とあるように、本人以外の人が家族であっても勝手に契約者貸付でお金を借りることはできません。

5-3.銀行や信用金庫からの融資

今、必要に迫られているお金が何のためのお金かによっては、銀行や信用金庫などから借りることも視野に入ります。たとえば新規に事業を始めるための資金や事業を拡大するための投資に必要なお金である場合、銀行や信用金庫はそういった資金を貸し出すための金融機関なので、利用を検討できます。

そうはいっても大手メガバンクは東証一部上場企業など大企業向けに融資を行う金融機関なので、現実味があるのは地方銀行や信用金庫など、地域に密着した金融機関です。事業資金の場合は保証可能な業種であること、事業計画書がしっかりしていること、自己資金をある程度用意できるか否かといった点が審査の対象となるため、個人が今すぐお金を工面するといった意味合いとは少々異なりますが、事業性資金がなくて困っているのであれば検討の価値があります。

5-4.銀行系カードローンの契約

すでに紹介してきたカードローンはいずれも消費者金融のカードローンですが、カードローンは他にも銀行が提供しているものもあります。銀行といえば住宅ローンやマイカーローンといった使途が決められているローンのイメージが強いですが、個人向けにカードローンを展開しているところが多くなっているので、選択肢の1つとして検討できます。

目的別ローンより金利は高くなってしまうのですが、銀行カードローンは消費者金融並みの利便性がありながら消費者金融の平均的な金利よりも若干低いので、両者のメリットを併せ持ったような特徴があります。

消費者金融のように即日融資はできないので、「念のために持っておく」という意味合いが強くなりますが、1カ月以内にお金を用意するニーズは満たしてくれます。以下に、代表的な3つの銀行カードローンを紹介します。

5-4-1.楽天銀行 スーパーローン

ネットショッピングモール大手の楽天グループの銀行である楽天銀行が提供しているのが、楽天銀行スーパーローンです。楽天銀行のカードローンではありますが楽天銀行の口座は必要なく、申し込み時に口座を開設する必要もありません。ただ、楽天銀行の口座があると24時間いつでも振り込みによる借り入れができるので、深夜などイレギュラーな時間帯にお金がない事態になっても困らないようにしておけるメリットがあります。

いわゆる無利息期間のサービスはありませんが、新規カードローン契約をした人には1,000円分の楽天ポイントが付与されるので、特に楽天ポイントを貯めている方にとっては魅力的なサービスです。

上限金利は、14.5%です。銀行カードローンとしては標準的な金利で、消費者金融と比べると3%程度低めです。銀行カードローンは警察庁のデータベースに照会をかける必要性から即日融資ができませんが、楽天銀行スーパーローンは最短で翌日融資が可能なので、銀行カードローンのなかでは最速です。

金利(実質年率) 1.9%~14.5%
限度額 800万円
審査期間 最短翌日
融資スピード 最短翌日
Web完結 可能
学生の利用 可能
※20歳以上でアルバイトなどで定期的な収入がある場合
無利息期間 なし

5-4-2.三井住友銀行カードローン

大手メガバンクの一角である三井住友銀行が提供するカードローンは、なんといってもメガバンクならではのスケールメリットが魅力です。日本全国の三井住友銀行ATMを手数料無料で利用できることはもちろん、コンビニエンスストアの提携ATMもすべて手数料無料です。コンビニ大手3社すべてと提携しているので、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどがあるところであればどこでも手数料無料 だと考えて問題ありません。

借入額が10万円以下だと最低返済額は2,000円からなので、少し借りて少しずつ返済するといった手軽な利用シーンにも最適です。カードを持っておくこと自体にコストはかからないので、いざとなったときのために持っておくカードとしては申し分のないスペックです。

金利(実質年率) 1.5%~14.5%
限度額 800万円
審査期間 最短翌営業日
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合があります。
融資スピード 最短翌営業日
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合があります。
Web完結 可能
学生の利用 満20歳以上で安定した収入があれば学生でも可能
無利息期間 なし

5-4-3.三菱UFJ銀行のカードローン バンクイック

日本最大の金融グループ、三菱UFJグループの中核をなす三菱UFJ銀行のカードローンが、バンクイックです。銀行のカードローンですが、三菱UFJ銀行に口座を持っておく必要も、新たに開設する必要もありません。

上限金利は14.6%で、利用限度額は500万円です。一般的なカードローンとしてのスペックは十分なので、いざとなったときのために持っておく1枚としても検討できます。

実際に利用する場合であっても毎月1,000円からの返済が可能なので、少し足りないときに少し借りて利用するといったお財布代わりにすることも可能です。Webで申し込みを完結できるのも強みなので、1カ月以内にお金を用意する選択肢として候補に入れてみてはいかがでしょうか。何といっても日本最大の銀行なので経営基盤が安定しており、今後も同じサービスが続くと予想できるので、作っておいたカードをいつでも使えるのは安心感があります。

金利(実質年率) 1.8%~14.6%
限度額 500万円
審査期間 最短翌営業日
融資スピード 最短翌営業日
Web完結 お申し込みまでは可能
学生の利用 不可
無利息期間 なし

6.お金がないときの根本的な解決策

今、目の前に立ちはだかっている「お金がない」という問題は、今回が初めてではないと思います。むしろ慢性的な問題で、何かお金の入用が発生するたびにピンチになってきたのではありませんか?そんな生活を断ち切ってお金に困らないようにするための根本的な解決策を順序立てて解説したいと思います。

6-1.意識を変える

「お金がない」というのは、根底にある意識の問題かもしれません。ただ漫然と入ってきたお金を使っているのでは問題が解決するどころか、年齢が高くなるのにつれて問題が深刻化します。

では、どのように意識を変えていくべきなのでしょうか。まず意識したいのは、以下の3つです。この3つを強く、として常に意識することでお金を見る目が変わって来るはずです。

お金の問題を解決するために意識するべきこと
  1. ただお金を貯めるのではなく、目的を決めておく
  2. 先取り貯金(余ったお金を貯金するのではなく給料の一部を先に貯金する)
  3. 家計簿アプリなどを使って支出を管理して無駄を洗い出す

これらの意識改革の目的は、「まず目の前を通り過ぎていくお金に対して関心を持つこと」です。

6-1-1.家計簿をつける

一度思い起こしてみていただきたいのですが、これまでの人生で家計簿やお小遣い帳など、お金の出入りを何かに記録したことはありますか?家計を預かる主婦の方であれば家計簿をつけたことがあるかもしれませんが、そういったことと無縁の方は、子どものころにお小遣い帳をつけたこともないかもしれません。

そこで意識改革の一環として、家計簿をつけてみましょう。何も専用の家計簿を買ってくる必要はなく、無料でダウンロードできる家計簿アプリで十分です。例えば有名な家計簿アプリ「Zaim」 ではレシートをスマホアプリで撮影するだけで登録できる機能があるので、いちいち金額などを入力する必要がなく楽々です。

最初は家計簿をつけるだけで、自分がどんなことにお金を使っているかが可視化され、意外な無駄遣いを見つけられるはずです。まずはそこから改善するだけで、それが積み重なって大きな結果につながります。

6-1-2.貯金の目標額を決める

貯金に何度チャレンジしても失敗に終わったというのは、おそらくほとんどの方に当てはまる「あるある」ではないでしょうか。その貯金がなぜ失敗に終わったのかを考えると、明確な目的がなかったからかもしれません。老後のためや将来のため、何かあったときのためといった漠然とした目的だと、どうしてもモチベーションを維持しにくくなります。

そうではなく、「なんのために」「いつまでに」「いくら」という明確な目的を設定すると、貯金そのものが生活の必要な活動になります。例えば、「来年の●月に結婚式をするために●●万円貯める!そのために毎月●万円を貯金する」といった具合に明確な時期と金額があると、そこから逆算して毎月どれだけ貯金する必要があるのかが分かります。

このように明確な目的があれば、逆に貯金をしなければ落ち着かなくなるはずです。そうなれば貯金の失敗から卒業できる日も近いでしょう。

6-1-3.計画を立てる

前項で貯金に目的を持たせる方法について解説しましたが、ここで設定した「いつまでの」「いくら」というのが貯金にはとても重要です。ただ漫然と余ったお金を貯金に回すと考えているだけでは、おそらくお金が余ってこないので貯金も進まないでしょう。

しかし、人生には数々のライフイベントがあります。そしてほとんどのライフイベントではお金が必要になります。進学や就職、結婚、出産、マイホーム購入、子どもの教育費、子どもの結婚、そして老後への備えなど、他にも無数のイベントがあってそれぞれにお金の需要があります。

これらのライフイベントにどれくらいお金が必要になりそうかを見積もって、それまでにお金を用意しておく計画を立てて逆算すれば、毎月いくら貯金するべきなのかが見えてきます。その金額を給料から先取り貯金をして、残ったお金で生活をするようにすると計画的にお金が貯まるようになります。

6-2.収入を増やす

節約だけがお金を増やす方法ではありません。もっとよいのは、収入を増やすことです。それならあまり節約をすることなくお金を貯めることができます。しかし、そんなに簡単にできるのかとお感じの方も多いことでしょう。しかし、物事は案ずるよりも生むがやすしです。

本業をさらに頑張って収入を増やす方法も1つですが、それ以外にも副業をする、もっと条件のよい職場に転職をする、自己投資をして自分の市場価値を高めるといった方法が有効です。

6-2-1.副業

副業といっても仕事のない時間帯にアルバイトをしたり、もう1つ職業を持ったりといった大げさなものではありません。あくまでも自宅で空き時間にできる「今どきの内職」を副業にするのがよいでしょう。そんなニーズを満たしてくれるのが、クラウドソーシングです。

発注者と仕事をする人は顔を合わせることなく、クラウドソーシングのサイト上で交渉をして仕事に取り掛かり、納品することで報酬を受け取ることができます。クラウドソーシングサイトでは、不払い問題を解消するために仕事を発注するときに報酬分のお金を先に預かることをルール としているので、「納品したのに支払われずに逃げられる」といった心配もありません。

クラウドソーシングで需要が多い仕事の種類には、以下のようなものがあります。

クラウドソーシングで需要が多い仕事
  1. 文章のライティング
  2. プログラム、システム開発
  3. コピーライティング
  4. イラスト作成、デザイン
  5. データ入力
  6. 翻訳

これらの仕事が流通しているクラウドソーシングサイトとして有名なのは「クラウドワークス 」と「ランサーズ 」です。まずはこれらのサイトにアクセスしてみて自分にできそうな仕事がないか探してみてください。

6-2-2.転職

今の仕事のままでは収入アップが見込めず、この先もお金に困らないような生活を手に入れるのは難しいと感じるのであれば、いっそのこと転職を検討してみてはいかがでしょうか。特定のスキルや資格を持っている方であれば自分の市場価値が意外に高いかもしれないので、それを調べてみるだけでも価値があります。

人材市場は需給のバランスで給料が決まるので、希少価値の高いスキルを持っている人や需要の多いスキルは高く評価されます。以下のようなスキルは市場価値が高いので、これらに心当たりがある方は転職で収入アップが期待できます。

市場価値の高いスキル
  1. プログラミングスキル
  2. 営業スキル、人脈
  3. 施工管理技師

常に人材不足がささやかれている職種ばかりなので、一念発起して勉強を始め、これらの業種にチャレンジするのもよいでしょう。会社によっては業務上必要な資格を会社負担で取得させてくれるところもあるので、こういった制度を活用すると、自分をキャリアアップさせていくことができます。

6-2-3.投資

厳密にいうと副業ではないのですが、お金を増やす手段として投資は筆頭格ともいえる方法です。投資といえば、多くの方が連想するのは株式、FX、暗号資産(仮想通貨)あたりではないでしょうか。これらはいずれも投資対象は異なるものの、個人投資家が取り組みやすいものばかりです。その他にも複数の株式などがパッケージになった投資信託もあるので、リスクを分散しながら投資ができる方法はたくさんあります。

こうした投資を始めるには多額の資金が必要だと感じている方は多いと思いますが、FXは1,000円以下でも始めることができますし、株式についても最近ではポイント投資といって現金を使わずに投資ができる方法も 登場しているので、以前と比べると参入のハードルはずいぶん低くなっています。

さらに、積み立て型の投資であれば毎月1万円程度のお金があれば本格的な投資を始められるので、まずはどんなものがあるのか、自分ならどれをやってみたいのかを検討してみるだけでも価値はあるでしょう。

6-3.支出を減らす

副業や投資は入ってくるお金を増やすための行動なので、いわば「攻め」です。それに対して支出を減らすのは「守り」です。攻めと守りの両方がうまくかみ合ってこそお金に困らない生活を手に入れることにつながるので、ここでは守りに該当する方法を4つ解説します。

6-3-1.支出内容をチェックする

浪費壁がないか、無駄な出費をしていないかをチェックするために、家計簿をつける方法を提案しました。今では家計簿アプリが進化しているので、レシートを撮影するだけで支出を管理できるものもあります。これならとても簡単なので、日々の支出をしっかり記録してチェックすることから始めてみましょう。

人は意外に衝動買いをしています。ちょっとコンビニでコーヒーを買うといった支出も、積み重なると大きな出費になります。もちろん全てを節約する必要はないのですが、回数を減らすなど現実味のある方法を見出すのも、まずは支出のチェックからです。

6-3-2.交際費を節約する

交際費とは、人付き合いに使うお金のことです。仕事が終わったあとで同僚と飲みに行く費用や、恋人とのデート費用など、これらはすべて交際費になります。

相手のあることなので、特にデート費用などは節約しづらいかもしれません。しかし行先を近場にすることや、飲みに行く回数を週に3回から2回に減らすなど、現実味のある節約なら今すぐ始められるのではないでしょうか。

よくあるのが、飲みに行って終電を逃してしまい、タクシーを利用するような出費です。これを終電前に切り上げるようにするだけでもタクシー代が節約できますし、最後に行く店を歩いて帰れる店にするだけで節約できるはずです。

6-3-3.日々の食事を工夫する

人間は1日に3回の食事をするので、食費は出費のなかでも大きなウエイトを占めています。もちろん食費を削りすぎると病気の原因にもなってしまうので過度の節約はおすすめしませんが、出勤している日の昼食を外食ではなく弁当にするだけでも、それを日々続けていれば大きな節約になります。

家庭ではできるだけ自炊をして、買い物についても自分たちの都合で選ぶのではなくスーパーの都合に合わせて、セールになっている食材から献立を決めるようにするなどの方法であれば、ひもじい思いをすることなく出費を抑えることができます。

6-3-4.固定費を減らす

すでに当記事でも解説しましたが、固定費にも節約の余地があります。固定費というだけあって毎月必ず発生する費用なので、これを安くすることは長い目で見ると大きな節約効果を発揮します。

固定費の代表格は、電気代やガス代、水道料金といったライフラインです。水道代は難しいかもしれませんが、電気やガスは安い業者がありますし、携帯電話と同じ系列の会社に乗り換えることで割引が受けられる 場合もあります。その携帯電話料金についても、格安SIMの会社に乗り換えるか、大手キャリアであっても格安プランに切り替えるなどの余地があります。

そして固定費のなかでも一番金額が大きくなると思われる家賃についても、今の住居にこだわりがないのであれば家賃の安い住居に引っ越すのもひとつの手です。都心にこだわらず郊外に家を求めれば、家賃が安い物件はいくらでもあります。家主に家賃の減額を交渉してみる方法もありますが、それが難しければ家賃の安い家に移ることも選択肢に入れておくとよいでしょう。

6-4.貯蓄を増やす

貯蓄を増やせばお金に余裕ができるため、予想外の出来事があってもお金がないと慌てる必要がなくなります。お金が貯まる仕組みをつくることもお金の問題を解決する決定打になります。それができれば苦労はないとの声が聞こえてきそうですが、貯蓄を増やすのはそれほど難しいことではありません。

いきなり結果を求めるとうまくいかないのが貯金・貯蓄です。少しずつでも前に進んでいることを実感することが大切なので、ここで解説する5つの方法を駆使しつつ貯蓄を増やす習慣を身につけましょう。

6-4-1.少額ずつでも貯金する

貯金はいきなり大きなお金を残すのではなく、少しずつコツコツと続けて大きなお金に成長させていく作業です。継続することの大切さがこれほど如実に表れる行動はないと思えるほど、貯蓄では継続が力になります。

少しずつお金を貯めていく方法に積立貯金がありますが、今では積み立てに税金面でのメリットが得られる制度があります。それは、つみたてNISAです。つみたてNISAが適用される口座で投資信託の積み立てをすると、毎年40万円まで新規投資分の利益にかかる税金がゼロ になります。投資による利益には約20%の税金がかかるので、それが20年間にわたって非課税になるのはかなり大きなメリットです。

何より、「税金面でトクしている」と実感しながらだと、積み立てを続けていくモチベーションにもなります。もちろん、つみたてNISAの上限である年間40万円にこだわる必要はありません。超過分は税金がかかりますが、可能であればどんどん積み立てに回すべきです。そうすることでつみたてNISAの満了を迎える20年後には、大きな資産が築き上げられていることでしょう。

6-4-2.口座を使い分ける

失敗しない貯金のためには、銀行の口座を4つに使い分けるテクニックがあります。お金の管理をするために、以下の4つの口座を用意します。もちろん銀行はどこでも構いません。最近は1つの銀行に1つしか口座を作れないので、4つの銀行にまたがっても問題ありません。

銀行口座の使い分け方
  1. 生活費を支払う口座
  2. 固定費を支払う口座
  3. 緊急時にのみ使ってよい貯蓄用口座
  4. 絶対に使ってはいけない貯蓄用口座

毎月の給料が振り込まれる口座は、この場合③にするのが理想的です。基本的には手を付けない口座なので、ここにお金が一度入ったあとから①②④にお金を振り分けていきます。

この方法でポイントになるのは、③と④の使い方です。④は一度入れたら貯蓄の目的を達成してお金の使い道が到来するまで絶対に手を付けていけないので、基本的には入金のみです。もう1つの貯蓄口座である③は冠婚葬祭など緊急時にのみ使ってよい口座なので、ここにも④ほどではないもののお金が貯まっているはずです。

①と②は入出金を頻繁にする口座ですが、③と④はほとんどお金を出すことがありません。これを明確に分けることで、いつの間にか引き出して使っていた、といったことを防げるので強制的に貯金を進めることができます。

6-4-3.制度を利用する

勤務先によっては財形貯蓄制度を設けていることがあります。これは給料からの天引きで強制的に貯蓄をする制度なので、自分でお金の管理をするのが苦手だと感じている方におすすめです。導入している企業でのみ利用できる制度ですが、今では財形貯蓄の制度がない勤務先にお勤めであっても、自分で銀行口座の設定で強制的に積立貯金をするといったこともできるので、財形貯蓄制度がなくても同様の効果は得られます。

なお、財形貯蓄には以下の3つの種類があります。

1.一般財形貯蓄

資金の使途が自由な財形貯蓄で、特に目的がなくてもお金を貯めたいと思っている人向けです。

2.財形年金貯蓄

55歳未満の人が加入できる財形貯蓄です。天引きで積み立てたお金を60歳になってから毎月受け取ることができるので、年金の足しになります。

3.財形住宅貯蓄

将来的に家を買うための資金を貯めるための財形貯蓄です。資金の使途が住宅購入に限られているので、他のことに使ってしまうことなく目的達成までお金を貯められます。

6-4-4.ポイ活をする

日々の生活で買い物や飲食をしたり、サービスを利用したりすると代金を支払いますが、最近では多くの代金支払いにポイントが付きます。TポイントやPonta、楽天ポイントといったポイントシステムが有名なので、それらのポイントを貯めている方も多いのではないでしょうか。

これらを貯めるだけでなく、今では積極的にポイントを貯められる方法があります。ポイント還元率の高いクレジットカードを使う、サービスの利用や買い物をすることでポイントがもらえるポイントサイトに登録をして、ポイント目的でさまざまな案件をこなすなど、こうした積極的なポイント利用は「ポイ活」と呼ばれています。

貯めたポイントには現金と同じ価値があるので、賢く貯めて節約に役立てましょう。すでに解説したように、貯めたポイントで株を購入するなど投資に使うこともできる ので、そこからさらに利益を大きくすることも可能です。

6-4-5.ツールやアプリを使う

貯金を支援するツール、アプリがあることをご存じでしょうか。家計簿アプリなども貯金支援ツールに分類できますが、ここではもっと直接的に貯金を支援する「finbee(フィンビー)」 をご紹介しましょう。

finbeeは、SNSのようであり、オンラインゲームのようであり、お金の管理ができるアプリであるという実に不思議なツールです。目的はユーザーが貯金目標を達成することで、そのためにさまざまな仕掛けが設けられています。他のユーザーと競い合いながら貯金をしていくことができるため、他人が見ている以上ちゃんとしないと、といった人間心理を働かせて貯金を続けられる仕組みになっています。

自分の貯金目標をfinbeeのアプリに登録して、自分のルールを決めます。そのルールに基づいて条件を満たしたら、連携している銀行口座から自動的に貯金をするといった習慣を続けていると、気づいたら貯金が達成できていた……そんな使い方が、finbeeの正しい楽しみ方です。

6-5.正しいお金との付き合い方は?

すでに解説したように、お金が貯まらない人にある最大の原因は、浪費が多いことです。消費と投資、浪費の違いについてもすでに解説しました。消費と投資は問題ありませんが、浪費だけは何も残るものがないのにお金だけが出て行ってしまいます。

もちろん、人生には楽しみも必要です。浪費そのものが悪いわけではありませんが、浪費の割合が高いとその分残るお金が減ってしまいます。そして常にカツカツの状態で生活せざるを得なくなり、何か突発的なことでお金の入用があると「お金がない、何とかしなければ」とピンチになってしまうのです。

浪費に分類されるような出費をしようとしているとき、それは本当に必要なものなのか、お金を使うべきことなのか、今一度考えてからお金を使うようにしましょう。ギャンブルで負け続けると熱くなってしまい、もはや浪費という言葉を全く意識することなくお金をどんどんつぎ込んでしまうことがあるかもしれません。そうした部分を自覚しているなら、ギャンブルに興じる回数を減らすなど、自分を律することも必要です。

7.国や自治体の制度も積極的に利用しよう

民間のカードローンなどでお金を借りるのが難しい場合、国や自治体が設けている各種救済制度も検討する価値があります。主に低所得者世帯に向けて設けられている制度のなかに、総合支援資金があります。この総合支援資金は失業など仕事を失って収入がなくなってしまった人などが対象となりますが、失業して仕事をしていない人は逆にカードローンなど民間の金融サービスを利用することが難しいため、公的な支援が「最後の砦」の役割を果たします。

貸付を受けるには基本的に連帯保証人が必要ですが、これも保証人を立てられる人ばかりとは限らないので、保証人なしでも貸付を受けられます。保証人ありだと無利子、保証人なしだと1.5%の金利です。金利が発生しても格段に安いので、生活に困窮している人には強い味方になります。

この総合支援資金の貸付を受けられるのは、貸付を行うことによって自立が見込まれる世帯です。以下の要件を満たすのが、該当する世帯と見なされます。

総合支援資金の貸付を受けられる要件
  1. 自らの就労収入によって6カ月以上生計を維持していたものの減収となってから2年以内
  2. 住居確保給付金の支給要件を満たす場合は、そちらを利用する
  3. 借入申込者が就職可能な状態にあって就職活動中心に生活ができる
  4. 申請時に満65歳未満。満60歳以上の場合は1年以内に就労していたことと、就職の意欲と能力があること
  5. 借入申込者が自営業者の場合、本人が経営を継続していない
  6. 多額の負債がある場合は、債務整理の相談中ではないこと

7-1.緊急小口資金貸付

名称のとおり、生活の維持に必要な緊急性の高い資金を貸し付ける制度です。生活福祉資金貸付はおおむね1週間から1カ月程度の時間を要しますが、この緊急小口資金貸付は緊急性が高いため、最短5日で融資を受けられます。

小口融資なので限度額は10万円とそれほど大きな金額ではありませんが、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で生計の維持が困難になり、緊急性が高い人について限度額が20万円 になります。また、無利子で連帯保証人も不要なので、急ぎで生活のためのお金が必要な状態にある人にとってはとても重要な制度です。

新型コロナウイルスによる生活苦だけでなく、使途は自由なのでリストラや離婚、その他さまざまな理由で目の前の生活費に困っている人は今すぐ利用を検討してください。

7-2.母子父子寡婦福祉資金貸付

母子家庭や父子家庭といった、いわゆるひとり親家庭向けの制度で、生活に困窮した人が申請することで生活費や教育費、住宅資金、事業資金などの用途でお金を借りることができます 。連帯保証人を立てることができれば無利子で、保証人なしの場合であっても1%の低金利です。

貸付金の種類が多いため、ひとり親世帯であればさまざまな資金需要に利用可能です。子供の教育や親の事業開始、継続などにも使えるので新型コロナウイルスの影響で生活が苦しくなった方も検討するべき制度です。

7-3.求職者支援資金融資制度

求職中で職業訓練を受けている人は、その職業訓練を受けている期間の生活費を支援するために求職者支援資金融資制度があります。職業訓練受講給付金の支給決定を受けていて、ハローワークで求職者支援資金融資要件確認書を受け取った人は、貸付を受ける資格があります。

上限金額は毎月5万円(単身者)もしくは10万円(2人以上の世帯の人)です。職業訓練を受けている期間は毎月この金額が貸し付けられます。保証人や担保は必要なく、金利は3%なのでかなりの低金利です。

新型コロナウイルスの影響や二次的な不況による影響などによって退職を余儀なくされた方で次の仕事を求めて職業訓練を受けているのであれば、その期間の生活費を低利で借りられるので利用の価値は高いと思います。

7-4.看護師等修学資金

看護師になるための学校に通っている人が学費を借りられる制度です。看護師不足に対応するための制度で、看護師版の奨学金のようなものだとイメージしていただければわかりやすいと思います。

都道府県が実施している制度なので、都道府県によってそれぞれ制度の内容が異なります。たとえば東京都の場合は第一種貸与と第二種貸与に分類され、第一種貸与は東京都が指定する施設で5年以上看護師として勤務すると借りた就学資金の返済義務はなくなります 。それ以外の病院などで勤務した場合は第二種貸与となり、返済が必要です。

対象が看護学校だけなので該当する人はそれほど多くはありませんが、該当する方は都道府県によっては学費の実質免除を受けることができるため、知っておいて損はないでしょう。

7-5.生活福祉資金貸付制度

経済的に困窮している人を対象に、都道府県の社会福祉協議会が低利による融資をする制度です。国(厚生労働省)による制度ですが、実際の窓口は各市町村の社会福祉協議会なので、相談や申請はそれぞれの市町村役所・役場に行くようにしてください。

この生活福祉資金貸付制度は種類がとても多く、以下のカテゴリーに分類されています。

生活福祉資金貸付制度のカテゴリー
  1. 総合支援資金(生活支援費、住宅入居費、一時生活再建費)
  2. 福祉資金(福祉費、緊急小口資金)
  3. 教育支援資金(教育支援費、就学支度費)
  4. 不動産担保型生活資金(不動産担保型生活資金、要保護世帯向け不動産担保型生活資金)

それぞれの名称から資金の使途が想像できるかと思います。生活に困窮している低所得世帯が生活を立て直すために必要な生活費や教育費、福祉費などをそれぞれの名目で借りることができます。不動産担保型(3%)を除くと全て無利子か年利1.5%の低利です。

7-6.教育一般貸付

中学校から高校、専門学校、大学、さらには予備校の学費にも使える用途の広い教育費の貸付制度です。貸付制度というと国や自治体の制度にように感じますが、政府系金融機関である日本政策金融公庫による教育ローンです。

授業料や月謝だけでなく、受験費用、教科書代、通学費用などにも使えるため、資金の使途は広いです。固定金利の1.65%で、上限は350万円 です。子どもの進学に要する費用に不安がある、足りないという場合は金利が低いので検討しやすい制度です。

7-7.年金担保貸付

年金受給者の方で生活費や医療費、福祉費、住宅の改修や冠婚葬祭など幅広い資金需要に使える貸付制度です。年金を担保にお金を借りることができる制度はとても珍しく、国の制度としては唯一です。

とても珍しい制度ではあるのですが、すでに2022年(令和4年)の3月末に廃止されることが決まっている 制度です。そのため、今後この年金担保貸付を申請しようと相談をすると、生活福祉資金貸付制度を案内される可能性が高くなるでしょう。

8.生活に困っている場合は給付金の受給も検討

お金がないという状況にもさまざまな種類があります。働く意欲はあるのに健康上の理由で働けず、お金がないというのも1つのケースです。他にもお金がないのにどこからも借りることができなかった、さらにお金がないあまりに住むところがないといったように、状況や深刻度にも種類があります。

前章では公的な融資制度、つまり国や自治体からお金を借りる方法を紹介しましたが、より深刻な状態の方は融資ではなく給付を受ける(つまり返済の必要がない)ことも検討してみましょう。ここでは、5つの救済制度について紹介します。

8-1.母子生活支援施設

名称が「施設」となっていることからも分かりますが、これは給付金や融資といったお金の支援ではなく、「住む場所」の支援制度です。DV被害によって家に住めなくなった場合や母親の心身不良、さらには離婚をしたものの母子が家を確保するのに困っている場合など、居場所がない人たちが一時的に住むことができる施設です。

生活保護世帯、住民税非課税世帯は経済的に困窮していることから無料で利用できますが、そうでない世帯は所得に応じて実費負担となります。居室内で光熱費を使うことになりますが、これについては生活保護などにかかわらず実費負担です。

母子の自立支援のために保育サービスを提供している施設もあるので、母子生活支援施設の利用を検討している方は住む場所に困る状況になる前に早めの相談をおすすめします。

8-2.傷病手当金

傷病、つまりけがや病気によって働けなくなり、それが連続した3日を含む4日以上になった場合は、傷病手当金の支給対象になります。傷病の度合いによっては療養期間が長くなり、仕事をもっている人であっても休職を余儀なくされることもあるでしょう。休職すると無給になり、収入の激減によって生活に困窮する人も出てきます。

そんな人に向けて、傷病手当金は標準報酬額の3分の2にあたる金額を最長1年6カ月 受給できる仕組みになっています。

この傷病というのは、目に見えるけがや病気だけが対象ではありません。例えばうつなど精神疾患であっても医師の確定診断があれば受給の対象になりますし、女性の切迫早産・流産についても対象になるので、該当する可能性がある方は相談してみてください。

8-3.住居確保給付金・一時生活支援事業

住居確保給付金と一時生活支援事業はいずれも、家がなくて困っている人、家を失いそうで困っている人を救済するための制度です。

1つめの住居確保給付金 はリストラや離職などの理由で家賃の支払いが困難になり、家を追われてしまう恐れがある人に向けて家賃の3カ月に相当する金額を受給できます。ただし、これは次の就職を目指して具体的な活動をすることなどが条件です。

もう1つの一時生活支援事業 は、すでにホームレスなど住居がない生活をしている人が対象です。最近多くなっているネットカフェ難民も固有の住居がないので、対象になります。こうした人たちに対しては住む場所を一時的に提供し、自立支援を行ってくれます。

8-4.生活困窮者自立支援制度

働く意思はあるのにさまざまな事情で働けず生活に困窮している、お金がないばかりに住む場所がないといったように、さまざまな生活困窮者に対する自立支援制度があります。

この生活困窮者自立支援制度の特徴は、単に給付金などお金だけの支援をするのではなく、お金を含むさまざまな形で自立支援をするところにあります。支援内容は多岐にわたり、以下のような支援を受けることができます。

生活困窮者自立支援制度の支援内容
  1. 自立相談支援
  2. 住居確保給付金
  3. 就労準備支援
  4. 家計改善支援
  5. 就労訓練
  6. 生活困窮世帯の子どもの学習、生活支援
  7. 一時生活支援

相談窓口は市町村の役所・役場にあるので、このような広範な生活支援を受けたい方は相談してみてください。

8-5.生活保護

生活に困窮している人が受給する経済的な支援として最も有名なのが、生活保護です。働きたくても働けない、働いているものの収入が少なく生活できない、生活を支えるだけの資産がない、頼れる人もいない、といったように八方ふさがりの状態になってしまった人の最低限の生活を支えるための制度です。

資産があると生活保護の受給ができないので、不動産やクルマはもちろんのこと、自転車も場合によっては手放すことが条件になる場合もあります。まさに「一文無し」の状態でなければ受給の対象にならないので、日本にあるさまざまなセーフティネットのなかで「最後の砦」ともいえるものです。

9.年齢や状況別の解決策

消費者金融や銀行などが提供しているカードローンの多くは、申し込み可能な条件が同じです。満20歳以上であること、正社員として勤めていて収入が安定していることなどですが、その条件に当てはまる人ばかりとは限りません。

学生や主婦といった人たちにもお金がないと困っている人はいるはずで、そんな人もカードローンを利用できればお金の問題を解決できるかもしれません。カードローンは個人向けのきめ細かいサービスを売りにしています。業者は、本来であれば対象外になる人にも光が当たるようにさまざまな商品を設けて工夫をしているので、そんなカードローンも含めて年齢や状況別の解決策を紹介します。

9-1.働く女性や専業主婦は女性向けのレディースローンを利用

一口にカードローンといっても、今やさまざまな属性や立場の人に特化したローンが用意されています。以前はカードローンといえば男性の利用者が大半で女性が初めて利用しようと思うとかなり抵抗があったようですが、女性だからといってお金がない問題と無縁であるわけではありません。世の中の半分は女性なのですから、カードローン利用者の半分が女性であっても不思議ではないでしょう。

一部のカードローンで女性向け を謳った商品があるのも、そんなニーズに応えたものです。初めてカードローンを利用する女性が不安に思うこととして考えられるのは「怖い人が出てくるのではないか」「返済できなくなったらどうなるのか」「主婦が申し込んでも相手にされないのではないか」といったものだと思いますが、こうした不安を解消できるように女性専用ダイヤルを設けるなどのサービスが提供されています。専用ダイヤルでは女性が電話口に出るので、男性に話しにくいことも相談できるので安心です。

9-2.退職した方や家業に専念している方は雇用保険制度 を確認する

正社員として1年以上勤めていた人が退職をすると、雇用保険(失業保険)の給付を受けることができるのは、ご存じの方が多いと思います。以下の条件を満たしている失業状態の方であれば失業給付が受けられるので、退職したばかりでお金がないとお困りの方は、再度この制度を確認してください。

失業給付が受けられる条件
  1. 退職するまでに雇用保険加入期間が12カ月以上ある(つまり辞める前に1年以上勤めていた)
  2. 失業しているものの次の就職を探している
  3. 今は病気やけが、妊娠、出産、育児などで就職できないが、再就職の意思がある
  4. 今は介護ですぐに就職できないが、再就職の意思がある
  5. 再就職のためにハローワークに求職を申し込んでいる

これらの条件を満たしている方であれば、失業保険の給付を受けることができます。ハローワークに受給の申し込みをして、もらえるものはしっかりともらっておきましょう。

なお、会社の倒産やリストラなど会社都合で退職になった方は特定受給資格者として勤めていた期間が6カ月あれば受給資格が得られます。

9-3.自己破産した方は生活サポート基金を利用する

自己破産をした人は、その記録が信用情報機関に5年間 残ります。カードローン会社が審査時に照会をかけるとその事実が分かるため、こうした金融事故の情報があると審査にはまず通りません。そのため、しかも同じカードローン会社であれば信用情報機関に照会をかけるまでもなく自社に事故情報が残っているので、5年を超えても審査に通るのは困難でしょう。

そのため、自己破産をしたことがある方はカードローンなどの金融サービスを利用しにくく、お金がないと困っている状況でも光が当たりにくい現実があります。

そんな方のために例えば首都圏の1都3県にお住まいの方であれば「生活サポート基金 」を利用することができます。これは現在お金がないと困っているものの生活向上の意思があれば自己破産をした人であっても融資を受けられます。その他にも、生協の貸付制度 やグラミン日本 の貸付など、さまざまな救済制度があるので、お困りの方はこうした制度の利用も検討してみてください。

9-4.学生なら学生ローンを利用できる

学生はカードローンを利用できないというイメージが強いですが、金融会社のなかには学生向けに学生ローンを提供しているところがあります。学生ローンはそもそも学生である年齢の人も対象にしているので、18歳、19歳といった未成年者でも申し込みが可能です。いくつかの学生ローンを挙げてみました。これらの業者であれば今すぐにでも申し込みが可能です。

学生ローンの例
  1. カレッヂ(上限金利は17%)
  2. フレンド田(でん)(上限金利は17%)
  3. イーキャンパス(上限金利は16.5%)

これら3社の他にも学生ローンを手がけている業者はたくさんあります。早稲田大学がある学生街という関係もあってか学生ローン業者は東京の高田馬場に集中している傾向がありますが、ほとんどの業者は全国から申し込み可能で、振込などの対応を受けられるので、その場合は高田馬場まで足を運ぶ必要はありません。

10.お金がないと結婚や子育てはできない?

結婚や妊娠、出産、子育てといったライフイベントの多くはお金がかかります。妊娠や出産はいずれも医療のお世話になりますが、健康保険が適用されないのですべて自費負担です。それだとお金がかかる、お金がないと結婚や子育てもできないのかと絶望してしまう方も多いですが、これらのライフイベントはどれも大切なことばかりで、公的な支援もしっかり用意されています。一時的にお金を負担する必要はありますが、ライフイベントによってはあとからお金が入るものもあるので、お金がないからといって人間らしい人生を送れないわけではないので、安心してください。

例えば、出産時の分娩費用は40万~50万円程度のお金がかかるといわれていますが、健康保険には出産育児一時金という制度があって子供1人あたり42万円が支給 されます。おおむね分娩費用と同じなので実質的にこのお金で出産ができると考えてよいでしょう。帝王切開になった場合はその手術料に健康保険が適用されますし、お金がないだけの理由で出産や育児をあきらめる必要はありません。

結婚費用や育児費用についてはどれだけお金をかけるかという価値観の違いもあるので、各人が考える形に必要なお金を自分たちで用意する必要があります。

11.お金がない人がやってはいけないこと

お金がないというのは目の前にある喫緊の課題です。その状況から逃れたいあまりに安易な方法に走ってしまいがちですが、ここで挙げる3つの「解決法」はいずれも何の解決にもならず、むしろ事態を悪化させるだけなので絶対にやってはいけません。

11-1.無計画な借り入れ

借金を借金で返すようになったら終わり、という人がいます。これは一理ある考え方で、借金を借金で返している状況は目の前にある問題を先送りしているだけで、自分のことにお金を使っていないのに確実に借金額が増えていることに気づかなくてはなりません。

いわゆる自転車操業なのでいつか破綻するでしょうし、そのときのダメージはより大きなものになってしまいます。

11-2.ヤミ金からの借金

当記事で紹介しているのはすべて正規の金融業者ですが、世の中には無許可、無認可で勝手に営業しているヤミ金(闇金)と呼ばれる業者も存在します。無審査で融資、低利で一本化、といったように甘い言葉で誘惑してきますが、実際には法律を無視した高い利息を取り、返済が滞るとヤクザまがいの怖い人が強引な取り立てに来るなど、利用するメリットは何もありません。むしろ借りた人を不幸にするだけなので、絶対に利用しないようにしましょう。

ヤミ金業者はなぜか、多重債務や自己破産をした人などお金がないと思われる人にターゲットを絞って勧誘してくることがあります。藁にもすがる思いで借りたくなるかもしれませんが、それなら債務整理をしたほうがはるかにましです。

11-3.ギャンブルでお金を作る

お金がなくて困っている方のなかには、ギャンブルの負けが込んだことも理由の1つという方もいるのではないでしょうか。ギャンブルはトータルでは負けるものであり、娯楽として楽しむべきものです。生活に必要なお金をギャンブルで稼ぐなど荒唐無稽で、それができるなら今ごろお金持ちになっているはずです。

ギャンブルで勝ったのはそのときたまたま運がよかっただけであり、それがずっと続くわけはありません。

12.借金がかさんだら債務整理も検討する

借金が膨らんでしまって返済が困難になったら、法的な処理である債務整理も検討するべきでしょう。借金問題の解決には、以下の4つの方法があります。

タイトル
  1. 個人再生
  2. 任意整理
  3. 自己破産
  4. 特定調停

任意整理だけは債権者(カードローン会社など)と債務者(お金を借りている人)との当事者間で交渉をするものですが、それ以外はすべて裁判所が関与して解決を目指す方法です。裁判所が関与しない任意整理であっても法的な処理に変わりはないので、どの方法を選択するとしても弁護士か司法書士(140万円 以下の場合)の手にゆだねることになります。

なお、こうした法律家に相談する前に借金問題を相談できる窓口が用意されています。以下の窓口はいずれも無料で相談に応じてくれるので、一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

借金問題を相談できる無料窓口
  1. 国民生活センター
  2. 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
  3. 日本クレジットカウンセリング協会
  4. 法テラス

特に4つめの法テラスは弁護士に依頼するお金がないなどの理由でためらっている人に向けて無料で弁護士が相談に乗ってくれるサービスなので、そのまま処理を任せることを検討している方には強い味方になるでしょう。

13.貯金できない習慣を見直そう

貯金がある程度あれば、お金がないという問題は起きにくくなります。少なくとも数十万円、できれば100万円は常に貯金を持っておきたいところです。しかし、今お金がないということは、その貯金がないからです。

なぜ、貯金ができていないのか。そこには必ず原因があります。収入が低すぎるのであればもっと収入が得られるよう努力するべきですし、浪費が多いのであれば本当に必要なものかどうか一拍置いてから買うようにするなど、今すぐできることはたくさんあります。

当記事ではそのための方法も指南しているので、ぜひ参考にしてください。

14.お金の借り入れについてのFAQ

お金がないという今の問題を解決できる最も現実的な選択肢であるカードローンについて、よくある質問とその答えをまとめました。気になることがあれば、ここで解決してください。

14-1.審査不要で借りられるカードローンはある?

どんな少額であっても、正規の貸金業者であれば審査をします。それは法律で義務付けられている からで、審査なしで貸しますといっている業者はその時点で法律違反であり、闇金業者など違法な営業をしている可能性が極めて高いでしょう。絶対に利用してはいけません。

14-2.女性向けのカードローンはある?

はい、あります。プロミスの「レディースキャッシング」 やアイフルの「SuLaLi」 などが有名です。これらのサービスでは女性専用ダイヤルを設置したり、主婦が申し込めるように門戸を開いていたりするなど、女性が安心して利用できるよう便宜が図られています。

14-3.カードローンでは何を審査されているのか?

審査の目的は返済能力の確認なので、年齢や年収、職業、他社の借り入れ状況などが審査されます。職業を確認するために個人名で勤務先に電話を入れて在籍の有無を確認することもあります。

14-4.カードローンでお金を借りるまでに必要な日数や手続きは?

消費者金融のカードローンであれば、多くの業者が即日の融資をしています。今の主流になっているWeb申し込みなら「最短60分」「最短30分」など1時間以内に融資可能であることを売りにしていることもあります。

14-5.審査に落ちてしまった場合の対処法とは?

返済能力の裏付けが足りなかったことが原因と考えられます。申し込みをしたことは6カ月ほど記録されるので、再チャレンジするなら半年後を目安にしましょう。今すぐ別の方法を模索したい方は、当記事で紹介している別の方法を検討してください。

15.まとめ

「お金がない」というのは、当の本人取っては目の前に立ちはだかる重大な問題です。今すぐお金が必要な方も多いと思いますので、その問題を放置しているわけにはいきません。カードローンなら即日融資が可能なので最も早く問題を解決できる現実的な方法ですが、それが難しい場合もあるので、多段的に問題解決の方法を用意しておく必要があります。

当記事ではそのための方法を多段的かつ系統立てて解説していますので、「お金がない」という問題を根本的に解決できるようお役立てください。