IPO,当選確率,抽選方法
(画像=編集部作成)

新たに証券取引所に上場する株式を購入するIPO(新規公開株)は、比較的安値で購入でき、初値が公募価格を上回ることが多いため、高確率で利益が狙えることから、幅広い投資家に人気のある金融商品です。そのため、申し込んでもなかなか当選しないことが難点といえるでしょう。

しかし、抽選への応募方法や証券会社の選び方を工夫することで、初心者でもIPOに当選する確率を上げることが可能となります。IPOでは複数の証券会社から申し込むことが可能ですが、どの会社からでも多く申し込めば良いというわけではありません。IPOの抽選方法やルールが証券会社によって異なるため、その特徴をしっかりと把握して応募することが当選確率を上げるコツとなるでしょう。

この記事では、IPOの当選確率を上げる方法や、IPO投資におすすめの証券会社を紹介していきます。

目次

  1. IPOに当選したい人のMY BEST CHOICE
  2. 一般の投資家でもIPOに当選できる?
  3. IPO抽選の種類
  4. IPOの当選確率を上げる方法
  5. IPO投資におすすめの証券会社
  6. 完全平等抽選のおすすめ証券会社
  7. それぞれの抽選方法やルールを確認して選ぶ
  8. IPOに関するQ&A

IPOに当選したい人のMY BEST CHOICE

編集部が選ぶMY BEST CHOICEの証券会社は、松井証券です。

松井証券のIPOでは、抽選前の事前入金が不要となっています。購入代金は抽選後の購入申込期間までに入金すればいいため、抽選時には口座残高が0円でも申し込みが可能です。

松井証券のIPOは、配分予定数の70%以上が完全平等抽選となっているため、一般の投資家でも当選できる可能性があります。 また、ジュニアNISAや未成年口座でも申し込みできるため、家族全員でIPOに申し込むことで当選確率をアップできるメリットもあります。

\70%以上が完全平等抽選!/

IPOにおすすめの証券会社比較表

証券会社名 松井証券 SBI証券 野村證券 大和証券 SMBC日興証券
matsui-sec SBI証券 nomura-sec daiwa-sec smbc-nikko-sec
取扱取扱数
(2020年)
18 85 41 43 52
主幹事数 0社 15社 27社 21社 25社
抽選方法 70%以上:完全平等抽選 30%:完全抽選
15%:IPOポイント
5%:裁量配分
90%:店頭配分
10%:ネット完全平等抽選
10%:1人1票の平等抽選 10%:完全平等抽選
5%:ステージ別抽選
証券口座数 126万 603万 534万 303万 318万
事前申込金 不要 不要
詳細

一般の投資家でもIPOに当選できる?

IPOの当選確率は、「銘柄の人気の高さ」や「抽選方式」によって異なります。

注目度の高い銘柄や値上がりが期待できる銘柄は、IPOへの申込数も多くなることから、その分当選確率も低くなってしまいます。

また抽選方式も当選確率に大きな影響がある要因です。
どのようにIPOの当選者を決定しているかは証券会社によって様々で、特に対面営業を行っている総合証券会社では、預かり資産が多い顧客や、取引歴の長い顧客に優先してIPOを配分する傾向にあるため、初心者や少額投資を行う一般の投資家が当選する確率は非常に低いといえます。

したがって一般の投資家がIPOに当選するためには、平等抽選を実施している証券会社を選ぶことが大切です。

\70%以上が完全平等抽選!/

IPOとは?

IPOとはInitial Public Offeringの略であり、日本語では「新規株式公開」と呼ばれています。
非上場の株式会社が証券取引所に上場することによって、一般の投資家も株式を売買できるようになることを指すものです。

IPOには新たに株式を発行することで資金を調達する「公募増資」と、元々株主が保有していた株式を市場に出す「売り出し」の2種類があります。

またIPOは、公募価格が比較的安値でつけられていることも特徴です。IPOを行う企業は多くの人に株式を購入してもらう必要があります。

それは資金調達ができるだけでなく、会社の知名度向上にもつながるためです。

公募価格を高く設定することで買い手がつかないのでは、IPOを行うメリットがありません。したがって企業は多くの株主を獲得するために、公募価格は比較的安値で設定する傾向にあり、IPOが人気を集める要因にもなっています。

\70%以上が完全平等抽選!/

IPOは利益を出しやすい?

IPOは利益を出しやすいと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
「IPOは公募価格が低く設定されているから、初値で値上がりしやすい」というものです。
果たしてこれは事実なのか、2020年のIPOの実績から確認してみましょう。

以下の表は、松井証券が2020年に取り扱ったIPOの実績です。

銘柄名 上場日 公募価格 初値 上昇率
SANEI 12/25(金) 2,200円 3,525円 60.2%
グローバルインフォメーション 12/24(木) 1,210円 2,580円 113.2%
東京通信 12/24(木) 1,250円 2,484円 98.7%
ENECHANGE 12/23(水) 600円 2,400円 300%
いつも 12/21(月) 1,540円 3,610円 134.4%
ココペリ 12/18(金) 1,600円 3,610円 125.6%
かっこ 12/17(木) 2,020円 7,890円 290.6%
ローランド 12/16(水) 3,100円 2,954円 -4.7%
ジオコード 11/26(木) 1,250円 3,025円 142%
アララ 11/19(木) 1,400円 3,080円 120%
カラダノート 10/27(火) 450円 1,890円 320%
ダイレクトマーケティングミックス 10/5(月) 2,700円 2,600円 -3.7%
ヘッドウォータース 9/29(火) 2,400円 28,560円 1090%
Rakumo 9/28(月) 1,250円 3,800円 204%
インターファクトリー 8/25(火) 960円 5,080円 429.17%
コマースOneホールディングス 6/26(金) 1,600円 6,970円 335.6%
コンピューターマネージメント 3/11(水) 2,750円 4,360円 58.5%
ジモティー 2/7(金) 1,000円 2,300円 130.0%
 引用:松井証券

\70%以上が完全平等抽選!/

松井証券では2020年に18社のIPOを取り扱っています。その内、初値が公募価格を上回ったのは16社となっており、勝率は88.8%となっています。

中でもヘッドウォーターの上昇率は1090%となっており、公募価格の2400円で100株購入していたら、約260万円の利益が出たこととなります。

中には初値が公募価格を下回っている銘柄もあることから、必ず利益が出るというわけではありませんが、IPOが利益を出しやすいというのは実績から見ても一目瞭然といえます。

\70%以上が完全平等抽選!/

IPOの当選確率はどれくらい?

IPOへの応募者数の総数は公表されていないため正確なデータはないのですが、一般的にIPOの当選確率は小型IPOで0.1~0.5%、大型IPOで5~10%程度だといわれています。

ジャンボ宝くじ6等の当選確率(理論値)が約10%、BIG(サッカーくじ)6等の当選確率は約1.3%といわれているため、IPOの当選確率は宝くじの6等に当選するのと同程度ということになります。

IPOは銘柄によって公開される株式数や人気の度合いが異なるため、当選確率は銘柄によって様々ですが、どれも決して高くはないことは確かでしょう。

\70%以上が完全平等抽選!/

IPOの当選確率が低い要因

IPOの当選確率が低い要因として、リスクが非常に低い株式であることが挙げられます。「IPOは利益を出しやすい?」の項目でも説明した通り、IPOは初値が公募価格を上回る確率が非常に高いことが特徴です。

そのためIPOが購入できれば、高確率で利益を得られます。したがって、低リスクで利益を出したいという投資家が殺到する要因となっているのです。

またIPOの当選確率が低い要因には、当選しても必ず買う必要はないことが挙げられます。IPOの中には、初値が公募価格を下回る銘柄もあります。抽選をしている最中に相場が大きく荒れることもあるでしょう。

そのような公募割れをしそうな時には、購入しないという選択肢を取ることが可能です。IPOでは抽選に当選したからといって必ず購入する必要はなく、いつでも購入辞退ができます。したがって抽選時には「とりあえず申し込んでおく」という人も多いのです。

さらに、抽選に外れたら事前に入金していた資金が戻ってくることも要因といえます。
証券会社によって異なりますが、IPOは基本的に事前入金が必要となります。しかし資金は抽選に外れた時点で戻されるため、この点も気軽に応募する人が多い理由となっています。

\70%以上が完全平等抽選!/

IPO抽選の種類

IPO,抽選方法
(画像=編集部作成)

IPOには優遇抽選と完全平等抽選の2種類があり、どの抽選方法を取るかは証券会社によって異なります。
また抽選以外の方法として、預かり資産の残高が多いなどの優良顧客に優先してIPOを割り当てる店頭配分もあります。

個人投資家におすすめの完全平等抽選

個人投資家におすすめの抽選方法は、運によって当選が狙える完全平等抽選です。

完全平等抽選はシステムによって全ての顧客が平等に抽選される仕組みとなっているため、大口取引をしている顧客でも、一般の投資家でも当選確率は変わりません。
また応募する口数や資金力によって当選確率が変わることもないため、小口で応募したいという方にもおすすめです。

完全平等抽選を行っている証券会社として、マネックス証券やSMBC日興証券が挙げられます。

マネックス証券のIPOは完全平等抽選となっており、公式サイトでは以下の通りに記載されています。

マネックス証券の新規公開株(IPO)/公募・売出株式(PO)の抽選においては、コンピューターで無作為に抽選を行っています。この過程はシステム化されており、人間の恣意が途中で関与することはありません。

引用:マネックス証券

\完全平等抽選システムが導入!/

「人間の恣意が途中で関与することはない」と記載されているように、マネックス証券では顧客の取引金額、取引年数が抽選結果に影響することはありません。
したがって、投資経験の浅い初心者の方でもIPOに当選する可能性があるといえるでしょう。

またSMBC日興証券では配分される15%のIPOの内、およそ10%が完全平等抽選で配分されます。抽選は同一条件・同一確率で実施されるため、小口申込でも大口申込でもIPOに当選する確率は変わりません。

\運用資金が少なくてもIPOに当選できる!/

口座残高が多い投資家に有利な優遇抽選

優遇抽選とは、証券会社が定めた条件をクリアした顧客が優先して当選する仕組みとなっている抽選をさします。

証券会社が定める条件として、「預かり資産の金額が○○万円以上」、「売買代金が○○万円以上」といったものがあります。
預かり資産や売買代金によってステージを設定している証券会社もあり、ステージが上がるほどIPOの当選確率が上がる仕組みとなっています。

そのため、投資経験が浅い初心者の方や投資額が少ない一般投資家にとっては不利となる抽選方式といえるでしょう。

優遇抽選を導入している証券会社として、以下の会社が挙げられます。

優遇抽選を導入している証券会社

  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券
  • SMBC日興証券

・SBI証券
IPOの抽選に外れると「IPOチャレンジポイント」が貯まり、次回以降のIPOの当選確率がアップする

\IPOチャレンジポイントが貯まる!/

・岡三オンライン証券
判定期間中に証券会社へ支払った手数料に応じてステージが変わる

・SMBC日興証券
ダイレクトコース限定で、預かり資産残高に応じてステージが変わる

\運用資金が少なくてもIPOに当選できる!/

SBI証券のIPOチャレンジポイントについては、次の項目で詳しく解説しています。

SBIチャレンジポイントとは?

IPOの抽選に落選した際、次回のIPO当選確率が上がる仕組みとなっている証券会社もあります。

SBI証券では、IPOの抽選に外れた回数に応じて「IPOチャレンジポイント」が貯まり、次回のIPO申し込みの際にIPOチャレンジポイントを利用して当選確率を上げられます。
IPOに応募するほど当選確率が上がるため、一般の投資家でも申し込みの回数を重ねることで当選確率をアップさせることが可能だといえるでしょう。

\IPOチャレンジポイントが貯まる!/

お得意様に割り当てられる店頭配分

IPOには抽選ではなく、証券会社の支店店頭で直接顧客へ配分されるものもあります。

預かり資産の残高が多い顧客や、取引歴の長い顧客に優先して割り当てられるため、優遇抽選と似通っている部分がありますが、店頭配分では優良顧客となる詳細な条件が定められているわけではありません。

どの顧客に店頭配分を割り当てるかは、あくまで支店内での判断によるものであり、担当者の裁量による部分も大きいといえます。

\店頭配分を行なっている!/

たとえば現時点での預かり資産が大きくない顧客であっても、担当者が「この顧客は資産背景が厚いから、IPOを割り当てることで取引量を増やしていきたい」という判断をすれば、IPOが割り当てられることもあります。

また店頭配分ではIPOの配分と抱き合わせ販売で投資信託を勧められるなど、担当者の営業に付き合う必要があるため、あまりおすすめできない方法といえるでしょう。

店頭配分は、以下のような証券会社で行われています。

店頭配分を行う証券会社

  • 野村證券
  • 大和証券
  • SMBC日興証券

従来、対面式で営業を行ってきた大手証券会社を中心に店頭配分が実施されています。
そのため、店舗を持たないネット証券などでは店頭配分が行われずに完全平等抽選もしくは優遇抽選の形式が取られています。

\運用資金が少なくてもIPOに当選できる!/

IPOの当選確率を上げる方法

なかなか当選することが難しいIPOですが、当選確率を上げる方法もいくつかあります。

当選確率を上げる方法
  1. 応募する証券会社を増やす
  2. 事前入金の有無
  3. 家族名義で口座開設を行う
  4. 取扱銘柄数の多い証券会社を選ぶ
  5. ネット証券から応募する
  6. 証券口座数が少ない証券会社を選ぶ
  7. 主幹事会社となる可能性が高い証券会社を選ぶ

以下の項目にて、それぞれの内容を詳しく解説していきます。

応募する証券会社を増やす

IPOの当選確率を上げるためには、いくつかの証券会社からIPOへ応募する必要があります。

1社あたりの当選確率は低いものでも、同時に複数の証券会社から応募することで当選確率をアップさせられるでしょう。

ただし、IPOの応募ができればどの証券会社でもよいというわけではありません。IPOへ応募する証券会社を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。
以下の項目で、証券口座を開設する際のポイントについて解説していきます。
ポイントに沿った証券会社を選ぶことで、IPOの当選確率も変わってくるため、しっかりと事前にチェックしておきましょう。

\運用資金が少なくてもIPOに当選できる!/

事前入金が不要な証券口座を開設する

証券会社によっては、IPOへの申し込みの際に事前入金が必要となるところもあります。
IPOの購入代金相当額の入金が必要となるため、銘柄によっては数十万円必要となることもあるでしょう。

それが複数の証券会社から応募するとなると、事前入金だけでも多額の現金が必要となります。IPOの事前入金に利用している間は資金を運用できないため、資金の運用効率も下がってしまいます。

したがってIPOへ応募する証券会社を選ぶ際には、事前入金を不要としている会社で口座開設を行うと良いでしょう。
事前に現金を用意する必要もないため、気軽に多くの証券会社からIPOへ応募ができます。

\IPOチャレンジポイントが貯まる!/

家族名義で口座開設を行う

IPOの1銘柄への応募口数を増やすことで当選確率を上げられるため、応募の際には自分1人ではなく、家族の名義でも応募することを検討しましょう。

配偶者の方や子供など、なるべく多くの名義で応募することで、当選する確率が上がります。

未成年の子供は親権者によって証券口座の開設が可能ですが、配偶者は本人が口座開設手続きを行う必要があるため注意が必要です。 たとえオンラインで手続きが完結する証券会社であっても、本人以外が口座開設を行うことは、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に反する行為となるため、必ず本人が口座開設手続きを行わなければいけません。

\スマホ一つで全て完結!/

取扱銘柄数の多い証券会社を選ぶ

IPOの取扱銘柄数は証券会社によって異なります。「この銘柄のIPOに応募したい」と思っても、取り扱いをしていなければ応募さえできません。
取扱銘柄数の多さは、そのまま投資家がIPOに当選するチャンスの多さに直結します。

取扱銘柄数が多いことによって、投資家は様々なIPOへ応募するチャンスも増えるため、当選確率もアップさせられるでしょう。

\取扱銘柄数が多い!/

ネット証券から応募する

初心者の方や少額での運用を検討している方は、ネット証券からIPOへ応募することによって当選確率を上げられます。

「お得意様に割り当てられる店頭配分」の項目にて解説したように、店舗を構えて営業している証券会社では、優良顧客へIPOが多く配分されています。

そのため初心者の方が口座開設を行っても、なかなかIPOを割り当ててもらえません。

一方でネット証券では完全平等抽選のみを採用しているところもあるため、ベテラン投資家でも初心者投資家でも当選確率が変わらないことが特徴です。

また完全平等抽選でなくても、SBI証券の「IPOチャレンジポイント」のように応募すればするほど当選確率が上がる仕組みもあるため、初心者の方でもいつかは当選するチャンスを掴めるでしょう。

\ネット証券開設口座数No.1!/

証券口座数の少ない証券会社を選ぶ

証券口座数の多い証券会社では、それに比例してIPOの競争率も上がります。

証券口座の数はライバルの多さでもあるため、人気の高い銘柄のIPOには応募が殺到することが予想されます。

たとえば楽天証券では証券口座数が700万口座(2021年12月7日時点)を超えていますが、DMM株では80万口座(2020年8月31日時点)となっており、証券口座数に大きな差があります。

IPOに応募する証券会社を選ぶ際には、証券口座数が少ない会社を選ぶことで、IPOの当選確率を上げられるでしょう。

証券口座の数が少ないおすすめの証券会社として

証券口座の数が少ないおすすめの証券会社
  1. LINE証券(証券口座 100万口座)
  2. DMM株(証券口座 80万口座)
  3. GMOクリック証券(証券口座 47万口座)

などが挙げられます。

他には設立されたばかりのネット証券などが狙い目ですが、経営のバックボーンが分からないような新興企業はおすすめできません。

証券口座を開設する際は、正式に金融庁から認可を受けて営業している証券会社であるかは必ずチェックする必要があります。
認可を受けている業者であるかどうかは、金融庁のサイトからすぐに調べられるようになっているため、聞いたこともないような証券会社の場合は一度確認すると良いでしょう。

\スマホ一つで全て完結!/

主幹事実績が多い証券会社の口座を開設する

IPOを実施する際には、証券会社の中から主幹事会社が選定されます。

IPOの主幹事会社とは

有価証券の募集や売り出し、新規公開の際、引受・販売等を行う幹事会社のうち、引受数量が多く、全体的な作業の運営やスケジュール管理など中心的役割を果たす会社のこと。新規公開(IPO)では、公開時の引受・販売に加え、公開までの各種事務手続きや審査、株価設定、株式上場後の資金調達の助言や指導なども行う。
引用:野村証券

といった業務を取り扱う証券会社をさします。

IPOを行う際は、主幹事会社を務める証券会社に多くの株式が割り当てられます。そのため主幹事会社を務める実績の多い証券会社で口座開設を行うことで、IPOの当選確率も上がるといえるでしょう。

過去の実績から野村證券やみずほ証券、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券など大手証券会社が多く主幹事を務める傾向にあるようです。SBI証券のように、ネット証券が主幹事会社を務めることもあります。

また、主幹事を務めていない証券会社でも、資本的なつながりがある証券会社にはIPOの委託配分が与えられる点にも注目しましょう。

たとえばLINE証券は野村ホールディングスから出資を受けて設立しているため、野村證券が主幹事会社を務めるIPOでは、委託配分によって株式が割り当てられる期待があります。

「どの証券会社でもいいから、とにかく多くの会社で応募する」というよりは、どの証券会社が主幹事を務めるのかといった点から、IPOへ応募する証券会社を選ぶことが大切です。

\スマホ一つで全て完結!/

IPO投資におすすめの証券会社

IPO,おすすめ,証券会社
(画像=編集部作成)

IPOにおすすめの証券会社比較表

証券会社名 松井証券 SBI証券 野村證券 大和証券 SMBC日興証券
matsui-sec SBI証券 nomura-sec daiwa-sec smbc-nikko-sec
取扱取扱数
(2020年)
18 85 41 43 52
主幹事数 0社 15社 27社 21社 25社
抽選方法 70%以上:完全平等抽選 30%:完全抽選
15%:IPOポイント
5%:裁量配分
90%:店頭配分
10%:ネット完全平等抽選
10%:1人1票の平等抽選 10%:完全平等抽選
5%:ステージ別抽選
証券口座数 126万 603万 534万 303万 318万
事前申込金 不要 不要
詳細

松井証券

主幹事数(2019年) 0社
主幹事数(2020年) 0社
抽選方法 70%以上:完全平等抽選
証券口座数 126万
事前入金 不要
取扱銘柄数(2020年) 18

\70%以上が完全平等抽選!/

松井証券は主幹事を引き受けることはないものの、事前入金が不要でIPOに申し込めるメリットがあります。そのため、IPOの申込で資金が拘束されず、より資金効率の良い運用を行うことが可能です。

また、松井証券ではIPOの70%以上が完全平等抽選で配分されるため、初心者の方や資金が少ない方でも当選する可能性があります。
株式の売却も1日50万円未満は手数料0円で売却できるため、IPOの当選後もコストを抑えた取引ができるメリットがあります。

\70%以上が完全平等抽選!/

松井証券で新規口座開設!手数料20%ポイントバックキャンペーン

キャンペーン開催期間:2021年11月15日(月)~2022年2月28日(月)

松井証券では、キャンペーン期間内に口座開設を行い、翌月末までに株式取引で手数料を支払った方を対象に、手数料総額の20%相当の松井証券ポイント(上限10万ポイント)がプレゼントされるキャンペーンを実施しています。

松井証券ポイントは投資信託の購入にあてられたり、3000種類以上の商品と交換できたり、自分のニーズに合わせた利用が可能です。dポイントやAmazonギフト券にも交換できるため、自分の好きな商品の購入費用に充てることもできるでしょう。

キャンペーンの参加には、口座開設の翌月末までに申し込みフォームから参加登録を行う必要があるため、口座開設を行ったら忘れずにエントリー手続きを行いましょう。

また、取引はインターネット経由のみが対象となっています。

\70%以上が完全平等抽選!/

SBI証券

主幹事数(2019年) 7社
主幹事数(2020年) 15社
抽選方法 ・30%:完全抽選・15%:IPOチャレンジポイント・5%:裁量配分
証券口座数 603万
事前入金
取扱銘柄数(2020年) 85

\取扱銘柄数が豊富!/

SBI証券の魅力はIPOの取扱銘柄の多さです。2020年はIPOを行った93社の内85社の取扱を行っています。これはIPOを行った全体の9割にものぼるため、「あのIPO銘柄を購入したいけど、取扱がない」と取引チャンスを逃すことが少ないでしょう。

また、IPOチャレンジポイントの取扱も大きなメリットといえます。IPOチャレンジポイントは、IPOの応募に落選した際に貯まったポイントを、次回IPOの応募の際に使うことで当選確率が上がる仕組みとなっています。

IPOの当選確率は決して高いものではありませんが、何度も応募することで当選確率が上がっていくのは、投資家にとって嬉しい特典といえるでしょう。

SBI証券の口座開設でIPOチャレンジポイントがもらえる!

SBI証券では、新規口座開設や、友人・家族の紹介によってIPOチャレンジポイントが貰えます。

たとえば友人・家族を紹介し、紹介された人が口座開設を行うと、紹介者に月最大100ポイントが還元されます。紹介すればするほどもらえるポイントが増える仕組みとなっているため、多くの友人・家族を紹介することで、自身のIPO当選確率もアップします。

IPOでは家族名義でも応募することで当選確率が上がるため、このプログラムをきっかけに家族名義の口座開設も検討するとよいでしょう。

また、口座開設を行う際にもIPOチャレンジポイントが10ポイントもらえます。貯まったポイントはIPO応募の際に使用して当選確率を高められるため、家族みんなで口座開設を行うことで、よりIPO当選のチャンスが広がるでしょう。

ただし、ポイント付与のタイミングは口座開設の翌月末となっているため、応募したいIPOがある場合はなるべく早く口座開設を行うことがおすすめです。

\IPOチャレンジポイントがもらえる!/

野村證券

主幹事数(2019年) 17社
主幹事数(2020年) 22社
抽選方法 ・90%:店頭配分・10%:ネット完全平等抽選
証券口座数 534万
事前入金 不要
取扱銘柄数(2020年) 41

\事前入金が不要!/

野村證券はIPOの主幹事会社を務めることが多い証券会社です。主幹事会社を務める証券会社では割り当てられる株式数が多いため、投資家は当選確率が上がるメリットがあります。90%は店頭配分されるものの、10%はネット完全平等抽選が行われるため、運用資金が少ない方や初心者の方でも当選する可能性があるといえるでしょう。

また事前入金が不要である点も嬉しいメリットです。購入資金は当選後に入金すればよいため、IPOの抽選中に資金が拘束されてしまうことがありません。

\事前入金が不要!/

大和証券

主幹事数(2019年) 21社
主幹事数(2020年) 15社
抽選方法 10%:1人1票の平等抽選
証券口座数 303万
事前入金
取扱銘柄数(2020年) 43

\取扱銘柄数トップクラス!/

大和証券も野村證券同様にIPOの主幹事会社を務めることが多い証券会社です。毎年取扱銘柄もトップクラスの水準を誇っているため、IPOに積極的に応募したい方にとっては欠かせない証券会社といえるでしょう。

また抽選方法も1人1票の平等抽選が取られているため、申込金額の大きさによって当選確率が変わらないメリットがあります。

\取扱銘柄数トップクラス!/

SMBC日興証券

主幹事数(2019年) 20社
主幹事数(2020年) 16社
抽選方法 ・10%:完全平等抽選・5%:ステージ別抽選
証券口座数 318万
事前入金
取扱銘柄数(2020年) 52

\運用資金が少なくてもIPOに当選できる!/

SMBC日興証券のIPOは、オンラインでの申込分が全て抽選で配分されることが特徴です。そのため、運用資金が少ない方や初心者の方でもIPOに当選する可能性があるでしょう。

また、SMBC日興証券は主幹事会社を務めることも多いため、IPOの割り当てが多いことも嬉しいメリットです。
IPOへの応募の際には、家族名義の口座からも応募することで、IPO当選のチャンスを広げられるでしょう。

\運用資金が少なくてもIPOに当選できる!/

完全平等抽選のおすすめ証券会社

IPO,おすすめ,証券会社
(画像=編集部作成)

応募者全員で抽選をして当選者を決定する、完全平等抽選のおすすめ証券会社3社を紹介します。

LINE証券

主幹事数(2019年) 0社
主幹事数(2020年) 0社
抽選方法 100%:完全抽選
証券口座数 100万
事前入金
取扱銘柄数(2021年) 11社

\アプリ上で全て完結できる!/

LINE証券は野村ホールディングスと共同出資して設立された証券会社であるため、野村證券が主幹事を務めるIPOの委託配分に期待ができます。

野村証券は2020年に22社でIPO主幹事会社を務めており、業界でも最多クラスの実績があります。
LINE証券は2021年6月にIPOの取扱を開始したばかりですが、野村証券からの委託配分が期待できる点は大きなメリットといえるでしょう。

またLINE証券では、IPOに関する情報がLINEで届くサービスがあります。IPOの募集開始や当選結果などがLINEで通知されるため、取引のチャンスを逃すこともないでしょう。

\アプリ上で全て完結できる!/

自己資金0円ではじめられる?LINE証券の初株チャレンジ!

LINE証券では、クイズに答えるだけで最大3000円の株式購入資金がもらえるサービスを展開しています。

口座開設後に2問のクイズに答えると答えて、1問成功で2株、2問正解で3株分の購入資金がプレゼントされます。購入する株式は対象銘柄の中から自由に選択できるため、自身の投資意向に合った株式を選択できるでしょう。

初めて投資を始めるという初心者の方にも、自己資金が0円で株式取引が始められるのは大きなメリットです。

ただしクイズへの参加には、先に口座開設を済ませる必要があります。口座開設はオンラインで全て完結しますが、開設完了まで数日かかることもあるため、開設手続きは余裕をもって行いましょう。

\アプリ上で全て完結できる!/

楽天証券

主幹事数(2019年) 0社
主幹事数(2020年) 0社
抽選方法 100%:1単元1票の平等抽選
証券口座数 700万
事前入金
取扱銘柄数(2020年) 38社

\初心者でも簡単に始めることができる!/

楽天証券のメリットは、IPOが全て平等抽選で配分されることです。ただし1単元1票であるため、資金力が高いユーザーの当選確率が上がる仕組みとなっています。
それでも営業担当者の采配で決まる店頭配分の割合が0となっていることは、一般投資家にとって大きなメリットといえるでしょう。

また楽天証券では、「いちにち定額コース」であれば、1日100万円までの株式売却手数料がかからないことも特徴です。IPOに当選した後も、手数料を気にせず売却できるため、よりIPOの値上がりによる利益を得られるといえます。

\初心者でも簡単に始めることができる!/

マネックス証券

主幹事数(2019年) 0社
主幹事数(2020年) 0社
抽選方法 100%:1人1票の平等抽選
証券口座数 198万
事前入金
取扱銘柄数(2020年) 50社

\完全平等抽選で当選が決定する!/

マネックス証券は、IPOの取扱銘柄が大手証券会社並みに多いことが特徴です。主幹事会社を務めることはないものの、2020年には50社のIPOの取扱を行っています。

また配分されるIPOは、全て1人1票の平等抽選で当選が決定されることも嬉しいメリットです。運用経験や資金力が抽選に影響しないため、初心者の方や少額投資の方でも当選する可能性があるでしょう。

\完全平等抽選で当選が決定する!/

それぞれの抽選方法やルールを確認して選ぶ

IPOは初値で利益を取れる可能性が高いことから、初心者から上級者まで広く人気のある金融商品です。

当選確率は決して高いものではありませんが、コツコツと継続して申し込むことや、応募口数を増やすことなどで、当選確率をアップさせられます。

また主幹事会社を務める証券会社から応募することでも当選確率を上げられます。
証券口座を開設する際には、過去のIPO主幹事実績についても確認すると良いでしょう。

中には事前入金が不要となっている証券会社もあるため、抽選期間中に資金が拘束されてしまうという心配もありません。

\事前入金が不要!/

IPOに関するQ&A

ここからは、IPOに関するよくある質問に回答していきます。

事前入金は必ず必要ですか?

事前入金が不要の証券会社もあります。

事前入金が不要の証券会社では、IPOの抽選に当選した場合にだけ購入資金を準備すればよいため、IPOの抽選中に資金が拘束されることもありません。

また主幹事会社を務める証券会社でも事前入金が不要の証券会社もあるため、そのような会社を選ぶことで当選確率も上げられるでしょう。

事前入金が不要の証券会社として、松井証券、野村證券、岡三オンライン証券などが挙げられます。

IPOは必ず利益が出ますか?

IPOだからといって必ず利益が出るわけではありません。

あくまで株式投資であるため、他の金融商品と同じように損失が発生する可能性もあります。

IPOでは初値が公募価格を下回る公募割れが起こった際に損失が発生します。
しかし過去のIPOの実績から、他の金融商品での運用と比較するとローリスクハイリターンであることは確かといえるでしょう。

証券会社によっては事前入金不要でIPOに申し込める会社もあるため、まずは証券口座を開設して、IPOへ応募することから始めてみましょう。

IPOの当選確率は何%ですか?

IPOへの応募者数の総数は公表されていないため正確なデータはないのですが、一般的にIPOの当選確率は小型IPOで0.1~0.5%、大型IPOで5~10%程度だといわれています。

ジャンボ宝くじ6等の当選確率(理論値)が約10%、BIG(サッカーくじ)6等の当選確率は約1.3%といわれているため、IPOの当選確率は宝くじの6等に当選するのと同程度ということになります。

IPOは銘柄によって公開される株式数や人気の度合いが異なるため、当選確率は銘柄によって様々ですが、どれも決して高くはないことは確かでしょう。

IPO投資の際に気を付けるべきポイントはありますか?

IPO投資でも、公開後に公募価格を下回ることもあるため、購入前にはきちんと銘柄分析を行いましょう。IPOであれば必ず利益が出るわけではない点に注意が必要です。

また事前入金が不要でも、当選した後には購入資金の入金が必要です。入金が行われない際は約定できないため、入金期日や需要申告期間などのスケジュールはあらかじめ把握しておきましょう。

抽選に当選したらキャンセルはできないのですか?

抽選に当選した後でも購入を辞退することは可能です。

しかし証券会社によっては購入辞退が不可であるところや、ペナルティが発生するところもあります。

IPOに申し込む際には、当選後の条件についても確認しておくと良いでしょう。

IPOの応募は誰でも可能ですか?

証券会社に口座を保有している人であれば、誰でもIPOの抽選に申し込めます。

家族名義の口座で申し込むことで当選確率を上げられるため、配偶者や子供の名義でも応募することを検討すると良いでしょう。IPOもジュニアNISAの対象商品となっているため、節税効果も期待できます。

IPO投資をするのにおすすめの時期はありますか?

企業が上場を最終決定するのは、直近の四半期決算を行ってからおよそ3ヶ月後となります。四半期決算は3・6・9月に行われることから、結果としてIPOは3の倍数の月に行われるケースが多いようです。

特に毎年12月は年内の駆け込みIPOが多く発生する傾向にあるため、複数のIPOに申し込むチャンスがあるでしょう。

どれくらい残高を増やしたらIPOの当選確率が上がりますか?

優遇抽選の条件は証券会社によって異なりますが、SBI証券では預かり資産の残高が5000万円以上の場合に最も抽選確率が上がります。

事前に大きな資金を用意できないという方は、完全平等抽選かつ事前入金が不要の証券会社を選ぶと良いでしょう。例として、野村證券や松井証券などが挙げられます。

抽選に通りやすくなるコツはありますか?

IPOで当選確率を上げるには、完全平等抽選を採用しているネット証券から申し込むことがおすすめです。

申し込む際には併せて家族の名義でも申し込むことで、さらに当選確率がアップするでしょう。

また、IPOの主幹事会社を務めた実績が多い証券会社から応募する方法でも、当選確率を上げられます。主幹事会社を務めることが多い野村証券やSBI証券、岡三オンライン証券などがよいでしょう。

さらに新興証券会社であるLINE証券やDMM.com証券なども証券口座数が少ないことから、IPOの競争率が低いといえます。