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【小学生の親子におけるスマホ利用実態調査】約6割の親が子どもから「取り上げスマホ」、その後4割が関係悪化。取り上げ理由は「就寝時間を超えた利用」など。スマホデビュー最多は小学1年生、低学年の半数が所持

〜親は通学時など目が届かない時でも見守るために持たせるものの、利用管理に苦心〜

スマートフォングッズの商品開発やスマホアクセサリーブランド「iFace」の展開、及び通販サイトを運営するHamee(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:水島育大、証券コード:東証一部 3134、以下Hamee)は、スマホデビュー前のプレスマホ「Hamic POCKET」 などを展開するIoTブランド「Hamic」にて、小学生の子どもにスマホを持たせる親550名を対象に「小学生の親子におけるスマホ利用実態調査」を実施しました。
調査の結果、登下校中や塾に通う時など、親自身の目が届かない時でも子どもの安全や見守りのためスマホを持たせているものの、約6割が「就寝時間を超えた利用」などを理由に、子どもからスマホを没収する「取り上げスマホ」の経験があることが分かりました。
子どもの緊急時の連絡手段の確保のために持たせたい一方で、スマホ依存を心配し、家庭内でルールを作ったり「取り上げスマホ」に至ったりするなど、葛藤する親心がうかがえます。

また、事前調査※では小学生の子どもを持つ親の約4割が、子どもにスマホ本体(回線契約のない端末を含む)を持たせていることが分かりました。

【主な調査結果】
  1. スマホデビュー最多は「小学1年生」(21.2%)、約5割が小学校低学年で持ち始める
    持たせた理由の最多は「子どもが欲しがったから」(36.9%)。「塾や習い事に通い始めたから」(35.3%)「事件・事故・災害など緊急時の連絡用」(30.2%)など、防犯や見守り目的も上位。
  2. 子どものスマホ利用で心配なことトップは「スマホの長時間利用やスマホ依存」(61.8%)
    対策は「家庭内でルールを作っている」(61.8%)「フィルタリングサービスやスマホ制限アプリを利用」(59.6%)が上位、約6割が何らかの対策を講じる。
  3. 約6割が子どもからスマホを取り上げる「取り上げスマホ」を経験、その後約4割が親子関係悪化
    取り上げた理由の最多は「約束の就寝時間を超えてスマホを利用していた」(52.0%)、次いで「長時間利用」(47.4%)「勉強しながらスマホを利用していた」(46.5%)。家庭内でのルールを守らずスマホを利用したため「取り上げスマホ」に至ったことが考えられる。
  4. 小学生の子どもを持つ親の約4割が子どもにスマホ本体(回線契約のない端末を含む)を持たせる
    小学校在学中の子どもがいる親7,780名の内、44.0%が「大人用スマホ」「子ども用スマホ」「契約切れスマホ」といったスマホ端末を持たせていると回答(事前調査※より)。

①スマホデビュー最多は「小学1年生」(21.2%)、約5割が小学校低学年で持ち始める
「小学生の子どもに何歳からスマホを持たせているか」と聞くと「小学1年生(6~7歳)」(21.2%)が最多、次いで「小学2年生(7~8歳)」(11.9%)「小学3年生(8~9歳)」(16.3%)で、約半数(49.4%)が小学1年生~3年生のうちにスマホを持たせていることが明らかになった。

持たせるようになった理由を聞くと、最多は「子どもが欲しがったから」(36.9%)次いで「周りの子どもが持つようになったから」(36.2%)。また、「塾や習い事に通い始めたから」(35.3%)「事件・事故・災害など緊急時の連絡用」(30.2%)と、防犯や見守り目的である回答も上位。

②子どものスマホ利用で心配なことは「スマホの長時間利用やスマホ依存」(61.8%)が最多
子どものスマホ利用で心配なことを聞くと、最多は「スマホの長時間利用やスマホ依存」(61.8%)、次いで「視力低下」(55.5%)「学力・成績の低下」(42.5%)。

子どものスマホ利用について対策や制限の実施を聞くと、「家庭内でルールを作っている」(61.8%)「フィルタリングサービスやスマホ制限アプリを利用」(59.6%)が上位で約6割が何らかの対策を講じている実態が明らかになった。

約6割が子どもからスマホを取り上げる「取り上げスマホ」を経験、その後約4割が親子関係悪化
子どものスマホを取り上げたことがあるか聞くと「ある」(60.7%)と回答。
理由は、「約束の就寝時間を超えてスマホを利用していた」(52.0%)次いで「長時間利用」(47.4%)「勉強しながらスマホを利用していた」(46.5%)。ルールを守らずスマホを利用したため「取り上げスマホ」に至ったことが考えられる。

 

「取り上げスマホ」後の様子を聞くと「子どもが取り上げられたことに納得せず、関係が険悪になった」(44.6%)が最多、次いで「子どもがもう一度利用したいというので、ルールを決めた上で利用することを許可した」(43.7%)「子どもが取り上げられたことに納得して利用しなくなった」(42.2%)。

④小学生の子どもを持つ親の約4割が子どもにスマホ本体(回線契約のない端末を含む)を持たせる
事前調査※にて「小学校在学中の子どもがいる」と回答した7,780名に、小学生の子どもにスマホや携帯電話を持たせているか聞くと、最多は「持たせていない」(48.1%)。
「大人用スマホ」(22.5%)「子ども用スマホ」(11.2%)「契約切れスマホ」(10.3%)といった、スマホ本体を持たせている親は約4割(44%)に上った。

【調査概要】
調査名:小学生の親子におけるスマホ利用実態調査
対象条件:小学生の子どもにスマホを持たせている20代~40代の男女
調査期間:2021年11月5日~11月11日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:550

※事前調査について
全国の男女17,600名に実施。「小学校在学中の子どもがいる」と回答した7,780名の内、小学生の子どもに「大人用スマホ」「子ども用スマホ」を持たせていると回答した人の中から550名に「小学生の親子におけるスマホ利用実態調査」を実施。


【考察】
近年、スマートフォンを保持する年齢は低年齢化傾向にあります。本調査でも、約半数の親が小学校低学年から子どもにスマホを持たせており、スマホデビューは小学1年生が最多でした。スマホを持たせる理由としては、「子どもが欲しがったから」などのほかに、「塾や習い事に通い始めたから」「緊急時の連絡用」といった回答が多く、小学生になり親の目の届かない時間が増えたことで、防犯対策としてスマホを持たせている実態が明らかになりました。
その一方で、約6割の親が「スマホの長時間利用やスマホ依存」を心配と考え、家庭でスマホ利用のルール作りや、フィルタリングサービスやスマホ制限アプリの利用などの対策を講じています。

しかし、約6割の親が「取り上げスマホ」を経験しており、家庭内で対策していても、子どものスマホ利用の管理が難しい現状が明らかになりました。今後、ますますのスマホ保持の低年齢化が懸念される中、子どものための防犯や緊急時の安全確保、またICT教育といった観点からも、親子でスマホとよりよい付き合い方を実現できる仕組みづくりが必要になると考えられます。

Hameeでは、IoTブランド「Hamic」を展開しており、子どものためのメッセージロボットや子ども用モバイル端末を開発・提供しています。今後は、本調査やユーザーの声を反映することで、安心して子どもにスマホを持たせたい親の願いと、楽しいスマホを持ちたい子どもの願いも叶えられるサービス開発や啓蒙活動を行っていきます。
 
※同調査内容について、以下ブログにてイラスト付きで詳しく解説しています。(2022年6月21日追記)
 
【Hamee(ハミィ)株式会社 概要】 (URL:https://hamee.co.jp
会社名    : Hamee(ハミィ)株式会社 (東証一部 証券コード: 3134 )
設立       : 1998年5月
代表者    : 代表取締役社長 水島 育大
所在地    : 神奈川県小田原市栄町2-12-10 Square O2
事業内容 : EC支援・SaaS事業、スマートフォンアクセサリーの開発・製造事業、米国・中国・韓国 におけるEC展開

【Hamee公式メディア】
Hamee fun:https://hameefun.jp
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【本記事に関するお問い合わせ先】
担当 : Hamee株式会社 広報担当 高倉・武井
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e-mail : pr@hamee.co.jp
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