黄色い鳥のキャラクター「ポインコ」でおなじみの「dカード」は、ポイントを貯めやすいカードとして最近利用する人が増えています

dカードは使い方によってポイント還元率がアップしたり、携帯料金をポイントで払えたりと、お得に利用できるクレジットカードです。この記事ではdカードの特徴とサービス内容、dカードユーザーの実際の評判や口コミを紹介します。

目次

  1. dカードはどんなカード?
  2. dカードの評判・口コミを紹介!
  3. dカードの7つの特徴
  4. dカードの家族カード
  5. 本会員も家族もうれしい!家族カードのメリット
  6. 足りない部分も押さえておこう!家族カードのデメリット
  7. ポイントが3重取りできるdカードの「d払い」とは?
  8. dカードとdカード GOLDの違い
  9. dカードと人気カードのスペックを比較
  10. dカード プリペイドとは?
  11. dカードはドコモユーザー以外にもメリット満載の1枚!
  12. カード発行会社概要
  13. dカードに関するよくある質問
  14. 記事に登場した専門家のプロフィール
新井智美

この記事に登場する専門家

新井智美

トータルマネーコンサルタント。
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。

dカードはどんなカード?

dカードの種類
(画像=編集部作成)

大手携帯電話会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が発行するdカードは、クレジットカード機能に加えて、dポイント加盟店でのポイント付与、電子マネー「iD」の利用、各種の補償など、さまざまなサービスが付いている人気のカードです。

通常の「dカード」のほかに、ワンランク上のサービスが受けられる「dカード GOLD」チャージして利用する「dカードプリペイド」ポイント利用のみ可能な「dポイントカード」があります。そのなかからdカードについて詳しく見ていきましょう

dカードの基本スペック

dcard

・dカードの基本情報

入会対象 18歳以上
年会費 無料
国際ブランド VISA,Mastercard
還元率 1.00%~4.50%
スマホ決済 d払い(QR/バーコード決済)
電子マネー iD
交換可能マイル JAL
付帯保険 ショッピング/
海外・国内旅行保険(29歳以下)
追加カード ETCカード(無料)
家族カード(無料)

dカードはクレジットカードですので、申し込みには審査があり、満18歳以上(高校生を除く)から申し込みできます。電子マネーは「iD」を搭載しています。バーコード、QRコード決済は「d払い」が利用できます。29歳以下限定ですが、海外旅行・国内旅行保険が付帯しています。ショッピング保険は年間100万円まで補償されます。国際ブランドはマスターカードとVISAの2種類です。

キャッシングは通常返済のほかにリボ払いが可能なので、月々の返済額をほぼ一定にできます。また、海外では主な空港や駅、繁華街などにあるATMからdカードと暗証番号で現地通貨を借りることができるので安心です。リスクの高い海外で余分な現金を持ち歩かなくて済むので、「海外キャッシュサービス」はぜひ利用したいサービスです。

dカードの評判・口コミを紹介!

dカードの良い評判
(画像=編集部作成)

MY BEST CHOICE編集部が調査した、dカードの実際のユーザーからの評判を紹介します。

ポイント還元率が高い

dカードはポイント還元率が高いとの評判が多くの方から集まりました。

dカードの還元率は通常1%ですが、dポイント特約店で利用すると特約店ポイントが上乗せして還元されます。

dカード特約店には、ENEOSやビッグエコーなどの身近なお店や、メルカリなどのネットショップも加盟しています。例えば、メルカリでdカードを利用した場合、通常の決済ポイント1%に加えて特約店ポイント1%が上乗せされ、合計2%もの高い還元を受けることが可能です。

dカードの口コミの一例

20代・女性

★★★☆☆

キャンペーンが多いので把握するのが大変ですが、うまく使えばいい感じにポイントが溜まります。もともとはキャンペーンをきっかけにdカードを作ったのですが、作った以上は使いこなそうと色々調べて、少なくない額のポイントを貯めることができました。他のクレジットカードもあるのですが、他のカードよりポイントを稼ぎやすいと思いました。

20代・女性

★★★★★

dカードは永年無料なのに加え、利用額100円につき1ポイントつくという高クオリティーサービスを提供してくれているので使っていて気持ちがいいです。ポイントについては様々な使い方が出来るという点で非常に魅力的です。マクドナルドなどではそのままポイントを使ってお支払いまでできるのでスピーディーに会計が済みますしお得感も覚えられます。

30代・男性

★★★★☆

ドコモの携帯を所持している人は是非とも利用した方がいいカードだと思います。その理由としては、携帯料金を支払うだけで多くのポイントを得ることができるからです。勝手にポイントが貯まっていくので、それだけでもお得な感じがします。デメリットとしましては、カードを申し込んでから届くまでの時間がかかりすぎだと思いました。

30代・男性

★★★★★

ドコモ利用者には便利なカードだと思います。基本的には年会費無料なので持っているだけでもマイナス面はありません。また、カードの利用頻度が少なくても年会費を取られないし、携帯料金などの支払いに使用すればポイントも貯まります。提携の店舗も多いからポイントを貯めるチャンスも多いし、貯まったポイントを利用出来る店舗も多いから困りません。年会費無料だからポイント還元率が悪いのがネックなだけです。

ポイントの使い道が豊富

dカードは利用額の1.0%がdポイントとして還元されますが、dポイントの使い道の豊富さが好評です。

dポイントが使えるお店にはマツモトキヨシやマクドナルド、ローソン、モスバーガーなど、身近なお店が揃っています。

dカードの口コミの一例

20代・女性

★★★★☆

家族でdocomoのスマホを契約しており、ポイントのたまりやすさからdカードを契約しました。ちょうどそのときにdカードの入会特典があるキャンペーンもありお得に入会することができました。今はdカードをメインカードにして、ポイントを貯めています。貯まるdポイントも携帯代金や街のお店、Amazonなどでも使えるので重宝しています。

30代・女性

★★★★☆

私はドコモのスマホを使ってます。その為ドコモショップで勧誘されてdカードを使い始めました。思ったよりもdカードが使えるところが多いのでポイントがたまりやすいです。私の場合は食材はdカードが使えるスーパーで買っているので毎月かなりポイントが貯まりスマホの使用料金はほどポイントで支払う事が出来ています。ドコモ利用者にはメリットがたくさんあります。

40代・男性

★★★★☆

予想していた以上に使えるカードです。スマホ・ドコモ光料金1,000円に付き100ポイント付与されます。これで年会費の11,000円の元が取れます。(一応スタッフの方に確認を取ってもらってください)後はd払いの際にクレジット払いを洗濯すると1.5%付与率が付きます。d払いが使用できる店舗も増えて来てますので、普段の買い物でもポイントが貯まると思います。ドコモユーザーなら持っていて損はないカードです。

30代・男性

★★★★★

ポイントはびっくりするぐらい貯まってます。携帯を契約して、dカードを紐つけたのもあって毎月ポイントが入ってきます。有名コンビニでdポイントが使用できるので、仕事の昼食は全てdポイントでまかなえています。スーパーや子供商品専門店、お弁当屋さんでも使用できるのでどんどんポイントが貯まってます。ほとんど買い物する時はdカードを使用してます。

専門家のコメント

dカードの7つの特徴

dカードにはお得で便利に利用できる特徴がたくさんあります。ポイントを多く貯める使い方もあるので、カードの特徴を理解して上手に利用してポイントを貯めましょう。

dカードの特徴
  1. 還元率は1%
  2. 年会費が永年無料
  3. 各種サービスで還元率が大幅アップ
  4. 拡大するdポイント加盟店でポイント利用可能
  5. ドコモユーザーの携帯電話の特典・補償も充実!
  6. 旅行・レジャー面でもサービス充実
  7. 電子マネー「iD」一体型

特徴1:還元率は1%

dカードの還元率は基本的に1%です。100円(税込)の利用で1ポイント(キャッシングや年会費など一部の支払いを除く)付与されます。ショッピングの利用は、dポイント加盟店でなくてもポイントが付与されますので、ポイントを貯めやすいとカードといえます。

特徴2:年会費が永年無料

カードの年会費は永年無料です。ワンランク上のサービスを受けられるdカード GOLDを持つ場合は、年会費1万1,000円(税込)が必要になります。ノーマルなカードでも年会費がかかる会社もあることを考えると、dカードはコスト負担がほとんどないカードとして注目できます。

特徴3:各種サービスで還元率が大幅アップ

dカードは各種サービスを利用することで還元率が大幅にアップするのが大きな特徴です。インターネットショップで買い物の際に「dカードポイントUPモール」を経由すると、ポイントが最大10.5倍付与されます。

知らないともったいない!いつものネットショッピングでポイント最大10.5倍!

引用元:dカード公式サイト

また、「d曜日」にエントリーして金・土曜日に対象サイトで買い物をするとポイントが最大4%にアップします。dカードは、利用の仕方でポイントを多く貯められるようになっているのです。

特徴4:拡大するdポイント加盟店でポイント利用可能

dカードは、dポイント加盟店でポイントを貯めたり使ったりできます。100円(税込)ごとに1ポイント貯まり、1ポイント単位で使うことができます。加盟店数は2020年9月末現在で381社、約8万店舗(dポイント/d払い公式サイト)を超えています。加盟店数はポイントカード各社が競って増やしていますので、今後増々利用できる店が拡大することが期待できます。

dポイント加盟店(例)
  1. ファミリーマート、ローソン
  2. マツモトキヨシ、ココカラファイン
  3. オークワ、ニチエー、ライフ
  4. 京王モール、高島屋、東急ハンズ
  5. エディオン、ノジマ、ビックカメラ
  6. 丸善、メトロ書店、とらのあな
  7. サンマルク、ドトール、モリバコーヒー
  8. 他にもあらゆるお店やサービスが加盟!

特徴5:ドコモユーザーの携帯電話の特典・補償も充実!

dカードはドコモの携帯電話を使っているユーザーへの特典や補償も充実しています。

「ドコモのギガプラン」「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」「ケータイプラン」の契約で、利用料金の支払い方法をdカード/dカード GOLD(家族カード含む)に設定している場合(定期クレジット)、月額料金から187円(税込)割引になります。※出典:NTTドコモ公式サイト

「ドコモのギガプラン※1」「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」「ケータイプラン※2」をご契約で、ご利用料金のお支払い方法をdカード/dカード GOLD(家族カード含む)に設定(定期クレジット)していただいている場合、187円(税込)割引になります。

引用元:ドコモ公式サイト

また、毎月の「ドコモのケータイ」「ドコモ光」「サービス料金」に1ポイント単位でdポイントを充当することができます。

補償面では、利用中の携帯電話端末が購入から1年以内に偶然の事故により紛失・盗難または修理不能となり、新たに同一機種・同一カラーの携帯電話端末を契約中のdカードを利用して購入した場合、購入費用の一部が補償されます。

「旅行保険」や「買い物保険」は他キャリアのユーザーも対象になりますが、「ケータイ補償」はドコモユーザーのみの特典となります。

特徴6:旅行・レジャー面でもサービス充実

旅行に関するサービス
(画像=編集部作成)

dカードは旅行やレジャーに行くときも手放せないカードです。dカードには旅行に関するさまざまなサービスが付いています。

VJデスク(旅のサポート)

世界各地のデスクで、現地事情に精通した日本語スタッフが快適で安心な旅ができるようにサポートするサービスです。たとえばアメリカ・メジャーリーグの試合スケジュールを調べたり、レストラン、レンタカー、チケットの予約や手配をしたりします。

海外緊急サービス

海外でdカードが紛失や盗難にあった場合、暫定的なクレジットカードを発行してくれるサービスです。日本から現地に暫定的なクレジットカード(緊急カード)を送ってくれます。また、1,000米ドル相当額以内の現地通貨をキャッシュサービスとして用立ててくれます。

海外レンタカー

世界最大のネットワークを誇るハーツレンタカーを割引料金で利用できます。格安なアフォーダブル料金からアメリカ(ハワイを含む。グアムは除く)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドではさらに10%OFFになります。

海外旅行保険

海外旅行中のケガや病気による治療費用のほか、カメラの携行品が損傷した、ホテルのカーペットを汚してしまったなどの損害賠償まで幅広くサポートする保険が付きます。対象となる期間は、出発から帰宅まで出国から約90日以内です。

国内旅行保険

旅先での不慮の事故をサポートする「国内旅行傷害保険」に、利用する航空機の遅延などによって発生した費用を補償する「国内航空便遅延特約」がセットになった保険サービスです。dカード会員として登録された翌日以降の会員期間が補償の対象になります。

ただし、旅行の保険は29歳以下に対象が限定されています。

特徴7: 電子マネー「iD」一体型

コンビニなどで利用することが多い電子マネーは不可欠です。dカードには電子マネー「iD」が一体型で付属しているので、加盟店でワンタッチの決済が可能です。

決済端末の設置台数は全国で150万台以上(iD公式サイト)なので、利便性が高い電子マネーといえます。

dカードの家族カード

dカードにおける家族カードは、本会員の信用を基に作られるカードです。親カードと同等のステータスであるため、本会員のクレジットカードとほぼ同様のサービスを利用できます

dカードは家族カードを発行可能!

家族カードのポイントは親カードに一括してたまる上、iDが使えたり本会員相応のショッピング保険を利用ができます。

dカードの利用額に応じてdポイントが付与され、貯まったポイントの使い道はお買い物や公共料金の支払いなど様々です。また、親カードと同じ機能が付帯しており、お得な特典を受けることもできます。

家族全員がドコモユーザーなら、dカード GOLDを利用するのがおすすめです。家族の携帯料金の支払いをdカードで行えば、利用料金の10%がポイントで還元されるため、効率よくポイントを貯められます。

下記の条件を全て満たせば、誰でも申し込みをして発行が可能です。

家族カードを申し込むことができる条件
  • 本会員と家計を共にしている
  • 18歳以上で高校生ではない
  • その他ドコモが定める条件を満たす

家族で効率よくdポイントを貯めたい方は、ぜひ家族カードを利用してみましょう。

本会員も家族もうれしい!家族カードのメリット

メリット
(画像=moonship/stock.adobe.com)

dカードの家族カードを発行するメリットは、以下の5つです。以下では、それぞれについて詳しく解説します。

家族カードを発行するメリット
  1. ポイントを効率良く貯められる
  2. 年会費がおトク
  3. 親カードと同等の保険が付帯する
  4. 家計の管理が楽になる
  5. 専業主婦やフリーターでもキャッシュレス決済ができる

1.ポイントを効率良く貯められる

家族カードで獲得したポイントは、親カードにまとめて加算されます。以下の支払い方法で100円につき1ポイントを貯められます。

ポイントが貯まる支払い方法
  • 家族カードで支払う
  • iD機能で支払う
  • 家族ETCカードの利用料を親カードで支払う

貯まったポイントは機種変更やコンテンツ、買い物や商品交換に利用可能です。家族で使えば使うほど、ポイントがどんどんたまるのが、家族カードの大きなメリットだと言えるでしょう。

家族みんなのご利用分も、家族カード本会員にポイントがたまるので、dポイントがどんどんたまります!

引用元:dカード公式サイト

なお、dカード GOLDの家族カードなら、スマホ・携帯料金の支払い、「ドコモ光」の利用でもポイントを貯められます。月額利用1,000円ごとに10%のポイントが貯まるので、家族がドコモユーザーならゴールドカードの家族カードを使いましょう。

2. 年会費がおトク

dカードの家族カードは、通常カード・ゴールドカード共に1枚のみを無料で作れるのが特徴です。親カードを含めた2枚目までは無料で作れるので、配偶者も自分のクレジットカードを1枚持てるでしょう。

ただし、親カードを含めた3枚目以降の作成には1000円の料金がかかります。ゴールドカードは本会員の年会費もかかるため、持っているだけで家計を圧迫してしまう恐れがあります。家族カードを含めた発行可能な枚数は、通常のdカードなら2枚ですが、GOLDであれば3枚です。家族で2枚のカードを持つ場合は通常のdカード、3枚目も作りたい場合はdカード GOLDを利用しましょう。

3.親カードと同等の保険が付帯する

通常、家族カードに付帯している保険は「家族補償」と呼ばれる本会員より低ランクのものです。しかしdカードの場合は、家族カードとしては珍しい本会員と同じ保険が付帯します。よって、家族カードの中でも高水準の保険を備えていると言えるでしょう。

保険は親カードの種類に依存するため、よりスペックの高いdカード GOLDを利用すれば、家族カードの保険や特典も充実します。しかし、dカード GOLDの本会員が受けられる年間利用額特典だけは、家族カードに付帯されません。

買い物や旅行保険のほかに、携帯の故障を最高10万円補償する「dカードケータイ補償」もあります。スマホを壊してしまうかもしれない子供や高齢者がいる家庭であれば、家族カードを発行しておくと安心です。

4.家計の管理が楽になる

家族カードの利用料金は、本会員の口座から毎月引き落とされます。個別に引き落とし口座を登録せずに済むうえ、明細もひとつにまとめられるのがメリットです。

利用明細を見れば月々の出費がひと目でわかるので、家計管理がしやすくなると言えるでしょう。

カードのお支払い口座がひとつだから、まとめて引落し。ご利用明細も一緒なので、家計管理がしやすい!

引用元:dカード公式サイト

5.専業主婦やフリーターでもキャッシュレス決済ができる

dカードの家族カードには、発行に当たって審査が必要ありません。そのため、収入のない専業主婦(夫)でもカードが作れます。家族カードの発行は、本会員の信用情報に基づいて行われるためです。

キャッシュレス化が進む今日では、クレジットカードや電子マネーでしか支払いができないケースも増えています。通販などでクレジットカード払いしか使えない場合にも、家族カードは活躍することでしょう。

足りない部分も押さえておこう!家族カードのデメリット

家族カードのデメリット
(画像=編集部作成)

dカードの家族カードには、以下の2つのデメリットがあります。それぞれについて徹底解説します。

家族カードを発行するデメリット
  1. 利用限度額は全員で共有
  2. 家族カードの用途が本会員に伝わる

1.利用限度額は全員で共有

家族カードの限度額は、本会員と共有します。つまり、本会員の限度額が100万円なら、家族カードを含めた総額で100万円までしか利用できません。万が一、家族の誰かが高額な買い物をすると、本会員を含む家族全員の利用可能額が大幅に減ってしまうのです。

家族カードを利用する際には、それぞれの利用状況を共有し、支出を把握する必要があります。家族カードを発行すると、本会員だけがカードを持っていたときに比べ、出費の管理がより重要になるでしょう。

2.家族カードの用途が本会員に伝わる

家族カードの利用明細は本会員に全て伝わるため、何にカードを使ったかが親カードの所持者にバレてしまいます。状況によって、家族トラブルになりがちな点には注意しましょう。

家族に買い物がバレたくないときには、使いにくいカードと言えます。トラブルを避けるには、dカード以外のカードで支払うのがおすすめです。

ポイントが3重取りできるdカードの「d払い」とは?

dカードを利用した「ポイントの3重取り」ができる点にも注目です。条件として「d払い」の支払先を
dカードに設定する必要があります。d払いは、スマホを使ってキャッシュレスで買い物ができる決済サービスです。レジでスマホのバーコードやQRコードを読み取ることで簡単に決済できます。ネットショッピングでもd払いを選択することで利用可能です。

設定すると、クレジットカードの支払金額に応じた1%のポイント還元に加え、d払いの利用金額に応じて0.5%還元され、ポイントの2重取りができます。さらに会計時にポイントカードを提示することで1%分のポイントが付与され、合計2.5%の還元で3重取りの達成となります。ただし、3重取りができるのはdポイント加盟店で、なおかつd払いができる店舗を利用したときのみとなります。

d払いのお支払い方法にdカードを登録すると、お支払い額100円(税込)につき1ポイントを進呈
店頭でdポイントカードを提示すると、100円(税込)につき1ポイントを進呈(あくまで一例です。還元率はお店ごとに異なります)
街のお店でd払いでのお支払いすると、200円(税込)につき1ポイントを進呈

引用元:dカード公式サイト
d払いもできる加盟店(例)
  1. ファミリーマート、ローソン、ローソンストア100
  2. マツモトキヨシ、ココカラファイン、サツドラ
  3. エディオン、ノジマ、コジマ、ビックカメラ
  4. 多くの身近な加盟店がd払いにも対応!

dカードとdカード GOLDの違い

dカードのワンランク上のカードに「dカード GOLD」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

dカード dカード GOLD
カード名 dカード dカード GOLD
年会費 無料 1万1,000円(税込)
還元率 1.00%~4.00% 1.00%~4.00%
ポイント種類 dポイント dポイント
電子マネー iD iD
スマホ決済 d払い(QR/バーコード決済) d払い(QR/バーコード決済)
旅行保険 海外旅行:2,000万円
国内旅行:1,000万円
※29歳以下限定
海外旅行:最大1億円
国内旅行:最大5,000万円
ショッピング保険 年間100万円まで 年間300万円まで
申し込み
※dカード GOLDが18歳以上の学生から申込可能に
※dカード GOLD会員数が1,000万人突破、ゴールドカード利用者数No.1のカード
※券面がリニューアル(選べる3デザイン)
※カード情報の裏面印字でセキュリティ面にも配慮
※環境に配慮したリサイクル素材を使用
※利用速報通知・利用制限通知が届く




大きな違いは、dカード GOLDは年会費1万1,000円(税込)がかかる点です。年会費はかかりますが、dカードよりも有利なサービスが用意されているので、利用の仕方によっては年会費分以上の還元を受けられる可能性もあります。

たとえば、先に紹介した携帯電話端末の補償額が、dカードが1万円に対し、dカード GOLDは10万円補償されます。補償期間もdカードが1年以内に対し、dカード GOLDは3年以内です。海外旅行・国内旅行保険もdカードは29歳以下が対象ですが、dカード GOLDは年齢に関係なく補償されます。

このようにdカード GOLDはかなり優遇されるdので、カードを利用する回数が多い方は、dカード GOLDへの切り替えを検討してみるのもよいでしょう。

dカードと人気カードのスペックを比較

では、ドコモ以外のカードと比較するとどうでしょうか。dカードと代表的な人気カード「イオンカード」を比較してみましょう。dカード、イオンカードともに年会費は無料ですので、その点の有利不利はありません。

dカード イオンカード
カード名 dカード イオンカード
年会費 無料 無料
還元率 1.00%~4.00% 0.50%~1.00%
ポイント種類 dポイント ときめきポイント
電子マネー iD WAON
スマホ決済 d払い(QR/バーコード決済) Apple Pay(非接触型決済)
旅行保険 海外旅行:2,000万円
国内旅行:1,000万円
※29歳以下限定
なし
ショッピング保険 年間100万円まで 1品5,000円以上の商品
申し込み

イオンカードは流通最大手が発行するカードらしく、毎月20日・30日の「お客様感謝デー」に店舗で利用すると5%割引になるサービスがあります。半面、ショッピングポイントの還元率は基本0.50%でそれほど高くありません。基本的なスペックは、dカード、イオンカードともにクレジットカード、電子マネー、スマホ決済のいずれにも対応可能です。違うのはノーマルなイオンカードには旅行保険が付かないことです。

どちらがよいかは買い物のスタイルによります。近くにイオンの店舗がある方ならイオンカードがお得です。一方、コンビニで買い物することが多い方には還元率の高いdカードがお得だといえます。

dカードのメリットは「還元率の高さ」

dカードは還元率1.00%~4.00%で、イオンカードの0.50%~1.00%よりも高くなっています。注目したいのは、dカードには「dPOINT CLUB」というポイント専用のサイトがあることです。「ポイント〇倍キャンペーン」やポイントプレゼントなど各種のキャンペーン情報が掲載されているので、参加することでより多くのポイントが貯まります。やはりdカードのメリットは還元率の高さでしょう。

dカード プリペイドとは?

dカードプリペイドの魅力
(画像=編集部作成)

年齢制限でクレジットカードをまだ持てない方や、収入が不安定な方にはdカードプリペイドがおすすめです。プリペイドカードなので、審査なしですぐに利用を始められます。年会費や発行手数料も無料のため、コストを気にせず持ちやすいのも魅力的でしょう。

お金をチャージした分だけしか使えないため、金銭管理に慣れていない子供に持たせても安心です。ポイント機能もあるため、クレジットカードと同様、支払いでdポイントを貯められるのも嬉しい点と言えます。

あらかじめ購入・チャージした残高の範囲内でのご利用になるので、使いすぎの心配がございません。

引用元:dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード

dカードプリペイドの使い方は?

dカードプリペイドは、以下の手順で簡単に使えます。

dカードプリペイドの使用方法
  • Webでかんたん申込み
  • 約1週間後にカードが届いたらお金をチャージ
  • お買い物で提示し支払いをする

お金のチャージはローソンやセブン銀行ATM、webサイトのマイページで可能です。支払いはMasterCardかiD提携のあるお店にて可能で、提示するだけで完了します。なお、dカードプリペイドは自販機やガソリンスタンドなど、一部の支払いには使えない点には注意しましょう。

ローソン店頭などでの現金でのチャージはもちろん、WEBからdポイントやドコモの通話料と合算でいつでもチャージができる

引用元:dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード

Apple Payにも対応しており、iPhoneやApple Watchを通した利用もできます。最短1分で設定が完了し、有効期限は5年間です。万が一デバイスをなくした時には、紛失モードにすれば機能を止められるため、安心感も強いです。

Apple Payに設定すれば、iDマークまたはMastercard®コンタクトレスのマークのあるお店でカードいらずでお買物ができる

引用元:dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード

dカードはドコモユーザー以外にもメリット満載の1枚!

dカードはドコモユーザー以外にもメリットがあります。dカードで購入した商品が盗難、破損などで損害が生じた場合、最大100万円まで補償する「お買いものあんしん保険」を利用できます。また、カードを紛失した場合や不正利用された場合も、届け出から90日以内の損害を補償する「カードの紛失・盗難補償」を利用できます。

dカードの魅力をまとめると、「ポイントの貯まりやすさと還元率の高さ、ドコモユーザーにとって特典が多い」点です。ドコモユーザー以外にもメリットはありますが、現在ドコモを使っている方なら迷わず持ちたい1枚だといえます。

カード発行会社概要

カード発行会社 株式会社NTTドコモ
所在地 〒100-6150
東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
設立年月日 1992年7月1日
電話番号 03-5156-1111
会社概要 https://www.nttdocomo.co.jp/service/dcard/
出典元:dカード公式サイト

dカードに関するよくある質問

d払いのメリットは?
スマホを使ってキャッシュレス決済を行えるd払いですが、最大のメリットはクレジットカードの1%、d払いの0.5%、dポイントカード提示の1%のポイント3重取りができる点です。
dポイントカードはdポイントカードが発行する専用の会員カードのことです。「d払いができる店舗、かつdポイントクラブ加盟店」であることがポイント3重取りができる条件になります。
dポイントはいつもらえるの?
d払いで獲得したdポイントは、利用した加盟店によって違います。また、決済処理は加盟店舗一律ではなく、店舗ごとにタイミングが違うこともあるため注意が必要です。
ポイントの受け取りミスを防ぐには、d払いの決済後にドコモから送られてくる「レシートメール」を確認するようにしましょう。レシートメールには、決済番号、購入日付、購入店舗、ご利用料金などの情報が明記してあります。
d払いが利用できる主な加盟店は?
d払いが利用できる加盟店は牛角や松のや、ピザハットという飲食店や、ローソンやファミリーマート、セブンイレブンといった主要なコンビニ、ウェルシアやスギ薬局、ツルハドラッグというドラックストアなどがあります。
また、d払いアプリや公式サイトを通じて、お店を具体的に調べることもできます。
明細の確認方法は?
dカードの利用明細は、本会員のみが以下の方法で確認できます。
1.インターネットのマイページ(パソコンやスマホの場合)
2.ドコモ端末のiモード(携帯の場合)
3.自宅に届く請求書
家族カードの利用明細も、本会員のメールにしか届きません。家族が離れて暮らしている場合は、家族全員の利用者が確認をしづらくなります。
家族カードを使う際には、家族で明細を共有している意識を持つことが大切です。離れて暮らす家族に家族カードを渡す場合には、明細をメールで知らせるなどの工夫をしましょう。
dカードの締め日は?
dカードの締め日は毎月15日です。前々月16日から前月15日までの利用料金が、当月の10日に請求されます。なお、dカードの利用料金の請求は、ドコモの携帯代の請求とは別となります。
dカードサイトへのログイン方法は?
dカードサイトへのログインは、以下の手順で可能です。
1.dカードサイトTOPページ右上の「ログイン」を押す
2.dアカウントのIDを入力する
3.dアカウントのパスワードを入力する
4.dカードの暗証番号を入力する
5.規約に同意の上、空欄にチェックを入れる
6.「同意して利用する」を押す
なお、アプリでログイン済み、または初回以降の利用の場合は上記4~6の手順は不要です。初回ログイン時には本人認証への登録を推奨されますが、登録を行わずともサイトを利用できます。

記事に登場した専門家のプロフィール

新井智美

トータルマネーコンサルタント

新井智美

福岡大学法学部法律学科卒業。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。また、個人事業主の法人化における手続きアドバイス等も行う。

■公式サイト:新井智美オフィシャルウェブサイト|トータルマネーコンサルタント
■保有資格:
CFP®資格認定者
一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)日本FP協会
DC(確定拠出年金)プランナー
住宅ローンアドバイザー住宅金融普及協会金融検定協会認定
・証券外務員