クレジットカードはWeb上から必要事項を入力するだけで申込むことが可能です。 この記事では、クレジットカードの作り方や種類、必要な手続き、審査のポイントなどを詳しく解説し、スムーズにカードを発行するためのコツをお伝えします。
- 自分に合ったクレジットカードを選ぶ
- クレジットカード会社のWebサイトや店舗で申し込みフォームに必要事項を入力する
- クレジットカード会社が審査を行うため、信用調査機関による信用情報の確認が行われる
- 審査に通過した場合、クレジットカードが発行される
- クレジットカードを受け取る
- クレジットカードに署名をし有効化する
クレジットカードを持つことで、生活の利便性が格段に上がります。この記事を参考にして、自分に合ったクレジットカードを発行してください。
目次
クレジットカードの仕組みをおさらいしよう
クレジットカードは、現金なしで代金を支払うことができるカードです。お店のレジで提示したり、ネットショッピングでカード番号などを入力したりして利用します。
カードを使って支払ったお金は、あらかじめ指定した金融機関の口座から1ヵ月分まとめて引き落とされます。
多くのカードでは、支払い金額に応じてお買い物などに使えるポイントが貯まります。カードによっては単に支払いの機能だけでなく、旅行時の保険や空港ラウンジの利用権など特典が付いている場合もあります。
カードにはランクがあり、基本的に「通常→ゴールド→プラチナ→ブラック」の順番でどんどんサービスが充実していきます。
ただし、サービスが充実しているカードほど年会費が高く、厳しい審査基準が適用されます。その分、ランクの高いカードは一種のステータスとしても見られています。
同じランクでもそれぞれのカードに特徴がありますので、自分がどんなお店でどのように利用したいのかをイメージして、自分のライフスタイルに合ったカードを選びましょう。
本記事では以下の6種類のカードをご紹介しています。
おすすめ7選
- JCBカードW plus L
- 楽天カード
- JCBゴールド
- JCBプラチナ
- Mastercard Black Card
いずれも人気のあるカードです。それぞれの特徴については後述しますので、参考にしてみてください。
申し込みから発行までの流れ
基本がわかったところで、いよいよどうやって作ればよいのか見ていきましょう。利用開始までに以下の3ステップを順番にクリアしていきます。
自分に合ったクレジットカードを選ぶ
まずは、数あるクレジットカードのなかから自分が利用したいカードを選びましょう。ポイントが貯まりやすいもの、年会費が無料なもの、特定のお店でお得に利用できるもの、ステータス性のあるものなどさまざまな種類があります。
クレジットカードの選び方は、後ほど詳しくご紹介します。
また、複数のクレジットカードに同時に申し込むのはおすすめしません。短期間にたくさんのカードに申し込むと、利用開始のための審査が不利になりやすいからです。気に入った1種類だけを選んで次のステップに進みましょう。
申し込み、審査を受ける
作りたいカードを選んだら、申し込みの手続きをします。
多くのカードは、スマホやパソコンから手軽にインターネット申し込みができるようになっています。
そのほか、カードによっては郵送や店頭窓口などの申し込み方法も選択できます。
クレジットカードの申し込みでは自分の氏名や住所など個人情報を記入します。
それが済んだら、カード会社側で「審査」が始まります。
審査では、カード会社が申し込み者に対して「この人にうちのクレジットカードを使ってもらっても大丈夫かどうか」を判断しています。
申し込み時の情報に誤りがあると、審査に通過できなかったり、通過したとしても後になって困ったりすることにもなりかねません。
ミスなく漏れなく正確に記入するよう心がけ、最後によく確認してから送信するようにしましょう。
審査の過程でカード会社から電話がかかってくる場合がありますので、知らない番号からの着信でも取れるようにしておきましょう。
職場に電話がかかってくる場合もあります。
これは「本当に本人がこの職場で働いているのか」を確認するために行われる作業で「在籍確認」と呼ばれています。
職業や収入はカードの審査で重要となる情報なので、虚偽がないか確認しているのです。
電話がかかってきたときに、もし本人が出られなくても問題ありません。
職場の人が出て「○○(あなたの名前)はただいま席を外しております」など答えてくれればそれで完了です。
カードが届く
無事に審査を通過できたら、自分専用のクレジットカードを受け取ることができます。
基本的に、申し込みの際に記入した自宅住所あてに簡易書留で郵送されてきます。
他の住所への転送はできず、受け取り時にはサインかハンコが必要です。
申し込みからカード到着までは1~2週間程度かかることが多いですが、カードによっては当日中に番号が発行されてインターネットショッピングで利用できるものや、カードを店頭で受け取れるものもあります。
受け取った後にやるべきこと
クレジットカードが届いたら、早速利用できるようになります。
ただし、利用を開始する前に次の2つを行っておきましょう。
利用開始までにすべきこと(1)券面を確認
クレジットカード本体や、それと一緒に届く契約書面、使い方ガイドなどに目を通します。万が一自分の氏名の表記や契約内容に間違いがあった場合思うように利用できない可能性もありますので、特に丁寧に確認してください。
他には、契約書面に書かれている「限度額」もチェックしておきましょう。限度額は「このカードでいくらまで支払いができるか」を示しています。買い物しすぎてこの金額を超えてしまうと支払いができなくなってしまうので要注意です。
利用開始までにすべきこと(2)裏面に署名
カードの表面や契約内容に間違いがないと確認できたら、カードの裏面にある署名欄にサインします。サインがない場合、お店側から利用を断られる場合がありますし、他人が不正利用しやすくなるため危険です。
自分が利用する権利を持っていることを示すためにも、消えないペンでしっかりと書いておきましょう。漢字・ひらがな・アルファベット、どれで書いてもOKですが、お店でカードを使ってサインを求められたとき、カード裏面と同じように署名する必要があります。
作り方は主に4つ
作り方についてもう少し詳しく見ていきましょう。まず申し込み手続きをする必要がありますが、申し込みはおもに次の4つの方法で可能です。
申し込み方法(1)オンライン(パソコン・スマホ)
スマホやパソコンの操作に慣れた方なら、オンラインでの申し込みが便利です。窓口まで行かなくても自宅で手続きできますし、基本的に24時間365日申し込みが可能なので営業時間を気にせずに済みます。
本人確認のために運転免許証などの提出を求められる場合もありますが、多くの場合コピーしたり郵送したりしなくてもスマホで撮影して画像を送信するだけで完了できます。
オンラインでしか申し込めないカードやオンライン申し込み限定の特典があるカードもありますので、気になるカードがあったら事前に確認しておくと安心です。
申し込み方法(2)店頭
ショッピングモール内のカード受付窓口や金融機関など、店頭で申し込めるカードもあります。わからないところを担当者に質問しながら記入していくことができるので、初めてで不安な方でも申し込みしやすいでしょう。
その場で申し込んでその日のうちにカードを受け取ったり、あらかじめオンラインで申し込んで店頭でカードを受け取ったりできる場合もあります。
申し込み方法(3)郵送
申し込み書類に必要な情報を手書きして郵送するという方法もあります。ほかの方法に比べて手間や時間がかかるのがデメリットですが、ネットが苦手な方でもお店が近くにない方でも利用できます。
郵送で手続きする場合はまず、気になるカード会社に連絡して申し込み書類などの資料を取り寄せましょう。ショッピングモールやデパートが発行しているカードであれば、店頭に書類が置いてある場合もあります。
申し込み方法(4)電話
電話で申し込むのも1つの方法です。ただ、近年はインターネットでの受付が主流になっていて、電話受付を行っていないカード会社が多くなっています。たまたま気になるカード会社が電話受付に対応していて、ほかの方法利用できない状態であれば役立つかもしれません。
ちなみに、電話申し込みでなくても、申し込みには電話番号が必須です。審査の過程で電話がかかってくることもありますので、つながりやすい電話番号を申告するようにしましょう。
発行に必要なもの
必要なものは次のとおりです。カードによって多少異なる場合もありますので、あらかじめ確認して用意しておくと手続きがスムーズに済ませられるでしょう。
カード発行に必要なもの(1)運転免許証やパスポートなど本人確認書類
申し込みした人の氏名や住所、生年月日に間違いがないか確認するための書類です。たとえば運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどです。
健康保険証など顔写真が入っていないタイプの書類は、公共料金の領収書などほかの資料とあわせて提出しないと認められない場合もあるため、事前によく確認しておきましょう。
本人確認資料の一例
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
カード発行に必要なもの(2)利用代金を引き落とすための金融機関の口座
クレジットカードでは支払いに使った分が毎月1回引き落としされます。引き落とし用に利用したい口座の通帳やキャッシュカードなど、口座番号が確認できるものを用意しておきましょう。
カード会社によっては、引き落とし口座として利用できる金融機関に制限があったり、特定の銀行口座を利用する場合に限ってお得になったりする場合があるため、契約手続きを進める前に確認しておくといいでしょう。
なお、支払日に口座の残高が足りていないと引き落としができず、支払いが遅れることになります。そうならないよう、引き落とし口座にはお給料が入ってくる口座や管理しやすい口座を設定しておくのがおすすめです。
カード発行に必要なもの(3)カードを受け取るための住所
契約する際には現住所の申告が必須です。カードは基本的に「転送不要」の郵便で届くため、引っ越しの直前・直後に旧住所を書いて申請してしまうと、郵便局に転送届を出していてもカードが届きません。
カード会社から郵便物がくるタイミングは申し込んだときだけでなく利用明細を送って来たり有効期限が切れる前に新カードを送って来たりする場合もありますので、常に最新の住所を伝えておく必要があります。
大学生なら学生専用のカードがお得!
カードによっては、学生専用のカードを用意している場合もあります。学生専用カードは収入の少ない学生でも審査に通過しやすく、若い世代がよく利用するお店でポイントが貯まりやすいなど、学生ならではの特典が用意されていることが多いです。
クレジットカードを選ぶ際の6つの基準
カードを作りたいと思ったとき、最初の難関になるのが「カード選び」です。自分に合った使いやすいカードを作るためにどんな点を考慮すればよいのか、6つの基準をご紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
最初は年会費が永年無料のカードを選ぶ
クレジットカードは、持っているだけで毎年「年会費」という費用がかかる場合があります。年会費はカードごとに大きく異なり、0円のものもあれば10万円近いものもあります。
年会費が高いカードは、その分ポイントが貯まりやすいものや空港でのラウンジ利用や海外旅行保険などの特典が充実しているものが多いです。
ただ、はじめてのクレジットカードなら、年会費のかからないものがおすすめです。「1年目だけ無料」というカードもありますが「永年無料」のカードならずっと無料で利用できて安心です。
ポイントの還元率が1.0%以上
「還元率」は、使ったお金に対して何円相当のポイントがもらえるのかを示しています。たとえば、1万円使ったときに100円相当のポイントが貯まるカードは「還元率1.0%」です。還元率の数字が大きいほど、ポイントが貯まりやすくてお得です。
クレジットカードの還元率は、通常0.1%~1.0%に設定されていることが多いです。通常の還元率は低くても、特定のお店での利用時にグッとポイントアップするカードもあります。
普段よく行くお店で使ったとき、どれくらいポイントが貯まるのか考えてカードを選んでみましょう。還元率1.0%であれば比較的高い方といえます。
還元率を重視して選ぶなら「JCBカード W」は有力な選択肢の1つです。入会は18歳から39歳までの年齢制限がありますが、通常のJCBカードの2倍(1.0%相当)のポイントが貯まるのが特徴です。年会費が永年無料なのも嬉しいポイントです。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 1.0%~10.0% |
申し込み条件 | 18~39歳 |
対応ブランド | JCB |
ポイント種類 | Oki Dokiポイント |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外保険、ショッピング |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行スピード | 最短3営業日 |
特徴 | ・Amazon.co.jp利用でポイント30倍 ・お友達紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1,500円キャッシュバック |
JCBカード Wはこんな人向き!
- 18歳から39歳の人
- ポイントをたくさん貯めてお得に使いたい人
- スタバ、Amazon、セブンイレブンなどJCBと提携しているお店の利用が多い人
- ハワイ旅行やディズニーランドが好きな人
JCBカード Wは、条件を満たした上でスターバックスコーヒーで利用すると、通常の10倍のポイントがもらえます。ほかにもセブンイレブンやAmazonなら3倍、ポイントを稼ぐチャンスが満載です。
ポイントの貯まりやすさを重視してカード選びたい方は、自分のよく行くお店がポイントアップの対象になっているか確認してみてはいかがでしょうか。
国際ブランド
すべてのクレジットカードには、必ず「国際ブランド」と提携して発行されています。カードの隅にある「VISA」などの表示が国際ブランドを示しています。以下の5つは、世界5大ブランドとも呼ばれるメジャーなブランドです。
5大国際ブランドとは
- VISA(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
- JCB(ジェイシービー)
- American Express(アメリカンエキスプレス/アメックス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
国際ブランドごとに、使えるお店や利用できる特典が違います。海外旅行が趣味なら利用できる国が多いVISAやMastercard、エンタメ系の特典を重視するならJCBやDiners Club、高いステータス性を求めるならAmerican Expressなど、クレジットカードを作る目的に応じて選びましょう。
ちなみに、CMでもおなじみの「楽天カード」では、上記の5大ブランドのうち、Diners Club以外の4ブランドから選択可能です。国際ブランドが固定されているカードも多いなか、楽天カードなら自分の都合や目的に合わせて選べる点がメリットです。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 1.0%~3.00% |
申し込み条件 | 18歳以上 |
対応ブランド | VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS |
ポイント種類 | 楽天ポイント |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外保険 |
スマホ決済 | 楽天ペイ、Apple Pay、Google Pay |
発行スピード | 最短3営業日 |
特徴 | ・楽天市場利用で最大5倍ポイント還元 ・使い道が幅広い楽天ポイント |
楽天カードはこんな人向き!
- 国際ブランドやカードのデザインをたくさんの選択肢から選びたい人
- 楽天市場や楽天銀行など楽天グループのサービスをよく利用する人
- 年会費がかからず、ポイントを貯めやすいカードが欲しい人
楽天グループには「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」というポイント制度があるため、楽天グループのサービスを利用すればするほどどんどんポイントが貯まりやすくなっていきます。
また、国際ブランドだけでなく、カードのデザインも「楽天パンダ」「ディズニー」「FCバルセロナ」「楽天イーグルス」「ヴィッセル神戸」「YOSHIKI」などさまざまな種類から選択できます。
ステータス
クレジットカードには一般的に「通常→ゴールド→プラチナ→ブラック」というランクがあります。右に進むほど収入や利用額などの条件が厳しくなり、年会費も高額になっていく傾向があります。
所有するハードルが高いカードを持っていれば、それだけで「ステータスが高い人」として見られます。カードを出したときにチラっと見えるカードの色でランクが分かることも多いです。
クレジットカードに高いステータス性を求めるなら「Mastercard Black Card」はいかがでしょうか。最上級ランクのブラックで、しかもこの黒いカードはプラスチックではなく金属でできているため見た目の高級感が違います。
年会費が11万円と高額ですが、そのぶんポイント還元率が1.25%と高いうえに、24時間365日利用できるコンシェルジュサービスや旅行時の空港リムジンサービスなど最上級にふさわしい上質な特典がいくつも用意されています。
年会費 | 11万円 |
ポイント還元率 | 1.25% |
申し込み条件 | 20歳以上 |
対応ブランド | Mastercard |
ポイント種類 | ポイントプログラム |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行、国内旅行、メディカルサービス |
スマホ決済 | Apple Pay |
発行スピード | 5営業日程度 |
特徴 | ・リムジン送迎で非日常を ・ホテル会員優待などトラベル優待が充実 ・24時間対応のグローバル・コンシェルジュ ・経費精算や税金の納付でも1.25%のポイント還元 |
Mastercard Black Cardはこんな人向け!
- どうせ持つならかっこいいカードを持ちたい人
- ステータス性を確保しつつポイントはしっかり貯めたい人
- 極上のサービスを体感したい人
ブラックカードは非常にハードルが高いので、初めてのクレジットカードとしては適さないかもしれません。ですが、通常のクレジットカードを使って毎月の支払いをきちんとこなしていれば、審査に通過しやすくなります。
今はただ「こんなカードもあるのか」と知っておいて、クレジットカードに慣れてきてからランクアップに挑戦することもできますよ。いつか持ってみたい、憧れのカードです。
保険や補償の内容
クレジットカードには、特典として保険の機能がついているものが数多くあります。普段から旅行や買い物の機会が多いなら、保険の内容に注目してカードを選ぶのも1つの方法です。
保険の内容はカード会社やランクによって違い、通常のカードよりはゴールドカード、ゴールドカードよりはプラチナやブラックが充実している傾向があります
さらに、よく見ると「海外旅行でしか使えない保険」と「海外・国内どちらでも使える保険」があったり、「無条件で利用できる旅行保険」と「旅費をそのカードで支払った場合に限り有効になる旅行保険」があったり、もしものときに受け取れる金額が違ったりしますので、比較検討の際には注意が必要です。
「JCBゴールド」は、年会費の割に保険の内容が充実していて、コスパが高いカードです。
年会費 | 1万1,000円 |
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ポイント還元率 | 0.5%~5.00% |
申し込み条件 | 20歳以上 |
対応ブランド | JCB |
ポイント種類 | Oki Dokiポイント |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行:最高1億円 国内旅行:最高5,000万円 ショッピング:年間最大500万円 |
付帯特典 | ・グルメ優待 ・ゴルフ優待 ・空港ラウンジ ・ドクターダイレクトサービス など |
発行スピード | 最短翌日 |
特徴 | 全国250店舗の 飲食代金が 20%オフ |
1万円の年会費で、以下のような保険がついています。
JCBゴールドの保険内容
- 海外旅行傷害保険 最高1億円
- 国内旅行傷害保険 最高5,000万円
- 国内・海外航空機遅延保険
- 国内・海外ショッピングガード保険 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
これらの保険は航空券代やツアー料金をJCBゴールドで支払っていない場合も適用されますが、このカードで支払っておいた方が、いざというとき受け取れる保険金が多くなります。
JCBゴールドはこんな人向き!
- 旅行に行く機会が多い人
- スタバ、Amazon、セブンイレブンなどJCBと提携しているお店の利用が多い人
- ゴールドやディズニーのデザインのカードが欲しい人
通常のJCBカード同様、スタバ、Amazon、セブンイレブンなどでの利用がポイントアップの対象になります。JCBゴールドでは、海外での利用で通常の2倍のポイントがもらえる仕組みもあります。
ランクの高いゴールドカードでありながら最短で翌日に受け取ることも可能なので、旅行や留学の前に申し込んでみるのもよいかもしれません。
特典や各種サービス
クレジットカードには、保険以外にもいろいろな特典や付帯サービスが備わっている場合があります。こちらもカード会社やランクによって内容がさまざまですが、たとえば以下のような特典があります。
クレジットカードの特典やサービスの一例
- 特定のショップで買い物をすると割引やポイントアップできる
- 国内各所の空港ラウンジを無料で利用できる
- レストランや宿泊施設、ゴルフ場などの手配をおまかせできる
こうした特典が特に充実しているのが「JCBプラチナ」です。
年会費は27,500円かかりますが、上記のような特典に加え「24時間365日利用可能プラチナ・コンシェルジュデスク」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのラウンジ利用やアトラクションの優先搭乗」「世界中の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パス」なども利用できます。漆黒のカードデザインで、ステータス性も充分です。
年会費 | 2万7,500円 |
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ポイント還元率 | 0.5%~5.00% |
申し込み条件 | 25歳以上 |
対応ブランド | JCB |
ポイント種類 | Oki Dokiポイント |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行、国内旅行、ショッピング |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行スピード | - |
特徴 | ・リムジン送迎で非日常を ・プライオリティパスで 国内外の空港ラウンジを無料で利用 ・大切な方とのお食事を1名様分無料で ・専用のプラチナ・コンシェルジュデスク |
JCBプラチナはこんな人向き!
- 旅行やグルメ、ゴルフなどお出かけの機会が多い人
- スタバ、Amazon、セブンイレブンなどJCBと提携しているお店の利用が多い人
- 年会費の支出を抑えつつ、質の高いサービスを受けたい人
こちらもJCBカードの一種なので、スターバックスコーヒーやAmazonなどでのポイントアップ、海外でのポイント2倍などの特典もついています。家庭用のカードも1枚無料で作れるので、家族も同じ特典を利用できます。
JCBプラチナなら、さきほど紹介したMastercard Black Cardよりも安い年会費でラグジュアリー感あるサービスを楽しめます。
初心者でも使いやすいクレジットカードランキング
ここでは、初心者の方でも使いやすいクレジットカードをランキング形式で紹介します。
総合力No.1のJCB CARD W
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 1.00%〜10.00% |
ポイント種類 | Oki Dokiポイント |
国際ブランド | JCB |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー |
電子マネー | QUICpay |
申込条件 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。 |
JCB CARD Wの特徴はポイント還元率の高さで、通常のJCBカードに比べて2倍となる1%相当のポイントが貯まります。
さらに、Amazonやスターバックス、セブンイレブンなどの店舗で使用すると還元率が最大10倍までアップします。これらの店舗を定期的に利用する人にはおすすめのカードです。
入会は18歳〜39歳限定ですが、それまでにカードを作れば40歳を超えても引き続き使えます。不正検知システムやカードの紛失、盗難時の補償も付いているため、初めてカードを持つ人にも適したカードと言えるでしょう。安定した収入があれば大学生でも作成できることも、押さえておきたいポイントです。
イオンユーザーは必見のイオンカードセレクト
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 0.5~1.33% |
ポイント種類 | WAONポイント |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
発行会社 | 株式会社イオン銀行 |
電子マネー | 電子マネーWAON |
申込条件 | 18歳以上で電話連絡可能な方なら、お申し込みいただけます(高校生は除きますが、卒業年度の1月1日以降であればお申し込みいただけます)。未成年の方は親権者の同意が必要です。 |
イオンカードセレクトの3つの機能
- イオン銀行のキャッシュカード
- クレジットカード
- WAONカード
WAONへのオートチャージ設定を行い、とイオン系列店でWAONを利用すれば、ポイント還元率を1.5%にアップさせられます。
また、給与の振込口座をイオン銀行にしたり、公共料金をカード払いにすれば、毎月WAONポイントがもらえます。イオンが近くにある場所で1人暮らしを始める人には、おすすめのカードと言えるでしょう。
所定の条件を満たせば、無料でゴールドカードへの切替ができるのも注目したいポイントです。旅行傷害保険を主とした一般カードにはないサービスが付帯するにも関わらず、年会費が無料で、メリットの多いカードです。
楽天ユーザーに人気の楽天カード
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
ポイント種類 | 楽天ポイント |
国際ブランド | VISA/Mastercard /JCB/AmericanExpress |
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
電子マネー | 楽天Edy、交通系電子マネー |
申込条件 | 18歳未満、高校生、海外在住の方はカードをお申し込みいただけません。 |
楽天カードの特徴は、何といってもポイントが貯まりやすいことです。ポイント還元率が常時1.0%あり、楽天独自のSPU(スーパーポイントアッププログラム)も用意されています。楽天サービスを使う程還元率がアップし、最大で15%にも上ります。
貯まったポイントは、楽天サービスだけではなく投資などにも利用可能です。下記のような制度を導入することで、初めての人でも安心してカードを使えるようになっています。
初心者に嬉しい制度
- ネット不正あんしん制度
- 商品未着あんしん制度
- 不正検知システム
- カード盗難保険
普段から楽天サービスを利用しており、これから初めてカードを作る人に適していると言えるでしょう。
docomoユーザー以外もお得なdカード
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 1.0%~4.5% |
ポイント種類 | dポイント |
国際ブランド | VISA / Mastercard |
発行会社 | 株式会社NTTドコモ |
電子マネー | カード型iD/おサイフケータイ(iD) /Visaのタッチ決済 |
申込条件 | 満18歳以上であること(ただし、高校生を除きます。また、未成年者は親権者の同意が必要です。) |
dカードの特徴は、基本還元率が1.0%と高い点です。ポイントアップモールを利用すれば、最大で10.5%のポイント還元を受けられます。18歳以上であれば大学生でも作ることができ、29歳までなら一般カードに付帯することが少ない旅行保険も付けられます。
他にも下記のようなサービスがあり、ドコモユーザーでなくてもメリットが大きいでしょう。
初心者向けメリット
- お買い物あんしん保険
- カードの紛失・盗難の補償
- 海外緊急サービス
申し込みから最短5分で審査が完了するため、急いでカードを作る必要がある人にもおすすめといえます。ただし、9:00~19:50にカード申し込み手続きが完了しなければならないことに注意しましょう。
カード発行の注意点
クレジットカードを作る際には、以下の点に注意しましょう。
注意点(1)必ず年会費を確認する
年会費は毎年1回支払う費用です。「無料」と書かれていても、「1年目だけ」「○○の設定をした人だけ」など条件付きの場合もありますので、よく確認しておきましょう。
もちろん、その他の契約内容も重要な項目ばかりです。「勘違い」で損をしてしまうことがないよう、説明をよく読むなど確認を徹底しましょう。
注意点(2)複数社で同時に申し込まない
クレジットカードを複数同時に申し込むと、カード会社側からは「資金面で問題を抱えているのかな」と思われてしまい、審査に通過しにくくなります。
カード選びは悩みどころですが、まずはいちばん気に入ったカードを1つだけ申し込むようにしましょう。
ちなみに、カード会社は信用情報機関というところを通じて情報を共有しているため、他社での申し込み状況や利用状況などを正確に把握することができます。
注意点(3)最初から審査が厳しいカードを選ばない
はじめてのクレジットカードなら、審査が厳しくステータス性の高いカードは避けた方が無難でしょう。ゴールド、プラチナ、ブラックなど高ランクのカードは、過去の利用額などを審査基準にしていることが多く、収入が高くてもクレジットカードの利用が初めてだと審査に通過できないこともあります。
最初は審査に通過しやすく年会費のかからないカードを利用して、慣れてきたころにランクの高いカードに挑戦するのがおすすめです。
「無職」でも作れる?
一般的に、無職ではクレジットカードを作れない可能性が高くなると考えられています。多くのクレジットカードには申し込める人の条件に「安定して継続した収入があること」があり、無職だとこの条件をクリアするのが難しいからです。
たとえ収入が小さくても職業はしっかり書く
ただし、無職であっても不動産収入や年金収入などがある方、学生の方、専業主婦(主夫)で配偶者に収入がある方などはクリアできる場合もあります。
カード会社に自分の状況が正確に伝わるよう、職業欄は間違いなく選択し、たとえわずかな収入でもパートやアルバイトであっても必ず記入するようにしましょう。
キャッシング枠は0円で申請しよう
クレジットカードを申し込むとき「キャッシング枠」について選択する項目が出てきます。キャッシング枠とは、そのクレジットカードを使ってお金を借りる際の上限金額を指します。
通常の支払い機能だけでなく、お金を借りられる機能も付けられます。キャッシング枠を設定すると、その金額の範囲内でいつでも借り入れができるようになります。
ただ、キャッシング枠を付けると、通常より審査が厳しくなる可能性もあります。またクレジットカードでお金を借りると金利が高く返済困難に陥りやすいため、できるだけ利用は避けたいところです。
初めてなら、誤って使ってしまうことを防ぐためにも「キャッシング枠=0円(お金を借りられない設定)」にしておくのがおすすめです。
引き落とし日を確認する
契約した後、利用する際に気を付けるべきこともあります。
カード会社ごとに締め日(1ヵ月分の利用分をカウントする日)と支払日(利用分を口座から引き落とす日)が違うという点です。
たとえばJCBカードでは、毎月16日から翌15日までの利用分を締め切って翌月10日に支払い、楽天カードでは月初から月末までの利用分を翌月27日に支払います。
締め日や支払日を意識せずに使っていると、「思ったより請求額が多い」「残高不足で引き落とせない」といった事態になる可能性がありますので気を付けましょう。
選び方として、支払日が給料日の直後に来るものを選ぶのも一つの手です。ちなみに、支払日が土日祝日の場合は、翌営業日にずれることが多いので覚えておきましょう。
支払いを忘れないか不安な方は、カード会社が提供している「支払日メール通知サービス」やスマホのリマインダーを設定しておくと安心です。
また、クレジットカードと連動できるタイプの家計簿アプリやカード会社の専用アプリを使えば、支払日前のプッシュ通知だけでなく「今いくら使ってる?」「支払額はいくらになりそう?」など不安な点をいつでも確認できて便利でしょう。
作り方を知って、クレジットカードデビューをしよう
カード発行は、そこまで難しいものではありません。まずは、年会費やポイントの貯まりやすさなどを比較して自分の利用目的に合ったクレジットカードを1つ選び、申し込み手続きをして、カードの到着を待つだけです。
特にオンラインで申し込む場合なら、スマホでいつでもどこでも手続きできて手軽です。使いすぎには気を付けつつ、賢く便利にお得にキャッシュレス生活を楽しみましょう。
よくある質問
- クレジットカードの仕組みとは?
- クレジットカードは、現金なしで代金を支払うことができるカードです。カードを使って支払ったお金は、あらかじめ指定した金融機関の口座から1ヵ月分まとめて引き落とされます。
クレジットカードで支払えば、お買い物に使えるポイントが貯まるため、お得です。カードによっては単に支払いの機能だけでなく、旅行時の保険や空港ラウンジの利用権など特典が付いている場合もあります。
カードにはランクがあり、基本的に「通常→ゴールド→プラチナ→ブラック」の順番でどんどんサービスが充実していきます。
- クレジットカード申し込みから発行までの流れは?
- 利用開始までに以下の3ステップを順番にクリアしていきます。
1.クレジットカードを選ぶ
2.クレジットカードに申し込み、審査を受ける
3.クレジットカードが届く
- 未成年者でもクレジットカードを作れる?
- 未成年でクレジットカードを持つことも可能です。未成年OKといっても何歳でもいいわけではないですが、満18歳以上で大学生や社会人であれば、審査に通過してカードを作れる可能性があります。
申し込み時に親権者の同意は必要です。親権者(通常は両親)にクレジットカードを作る許可をもらっておきましょう。